呪い。それは世界が存在する以上なくなるものはないもの。
妬み、嫉妬。
そう言った負の感情が募っていく果てのもの。
・・・空崎ヒナ。小鳥遊ホシノ。先生。
私はあの世界を救うことができたのだろうか?
私はなぜなんのために戦ったのだろうか?
大義のため。
それは私の思いこみだ。
これは贖罪。
私の償い。
この世界に関わった私の・・・・。
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目が醒めるとそこは白い部屋だった。
「病室・・・?」
横にはずっと看病でもしていたのか火宮チナツが寝ていた。
そのチナツにも私にも呪力は感じなかった。
「成功したのか?」
呪力がない。
これは確かな事実であった。
ではなぜだという疑問が一つ浮かぶ。
「私はなぜ生きているんだ?」
あの"回帰"という技は本来あそこまで大きいものではない。
世界を巻き込むため私の命を含めて大きな"縛り"を科していたのに。
なぜ私は今ここにいるのだろう。
「ははっ。失敗か・・・。」
私がいるから人が死ぬ。
それが呪いによっておこること。
そう感傷に浸っていた時だった。
勢いよくドアが開かれたのだ。
その先にいたのは
「空崎ヒナ・・・。」
「スグリ・・・。」
空崎ヒナは私を見るやいなや抱き着いてきた。
そして涙が出ていることも確認できた。
なぜ彼女は私のために泣けるのだろうか?
大切な友であったことは確かだが・・・他人のためにここまで泣けるものなのだろうか。
私は罪人なのに。
そして彼女は善人なのに。
「スグリ・・・。ありがとう。」
その感謝の言葉は私には意味がわからなかった。
どこに感謝の要素があったのだろうか?
強いて言うのであればあのこの世界産のメロンパンを殺したことだろうか?
「スグリが生きていてくれてありがとうってことだよ。それ以上でもそれ以下でもない。ヒナにとってそれが何よりもうれしいんだよ。」
空崎ヒナから目を逸らせばそこには先生がいた。
「・・・先生。」
「スグリ・・・君はみんなを救ったんだ。もう罪は償ったんだよ。もう好きに生きていいんだ。」
「みんなを救った?みんなを恐怖に陥れたの間違いじゃないのかい?」
「じゃあ、そんな顔をしないで。これからも生きてちゃんと罪を償うそれが大事じゃないのかな?」
・・・罪を償うね。まあでも、それも悪くないかな?
「空崎ヒナ・・・ヒナ顔を上げて、ヒナ、先生。そしてみんな。私からも言わせてもらうよ。
ありがとう。 。」
もし私が100歳以上生きたとしてもこの日の出来事を忘れることはないだろう。
無事完結です。ありがとうございました。