夏油傑?いえ、夏油スグリです   作:ロールクライ

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小鳥遊ホシノね・・・

噂の先生がアビドスにいって少し時がたった。

アビドスにはカイザーとかいう変な企業が関わっている問題があったけど。私には関係ないな。

「ただ、小鳥遊ホシノか。」

小鳥遊ホシノを見た時、正直驚いた。

呪力が多いのだ。一般人よりも明らかに・・・呪力は扱えなさそうなので呪霊が見えているのかはわからないものの秘めている呪力は私並みだ。

他に呪術師がいないので呪力量の基準はないのだが、これでも私はかなり多い自身がある。

その私と同等クラスの呪力量・・・危険だね。ヒナもそうだった。初めて会った時は何も思わなかったがヒナも呪力がかなり多くあった。それを考えるにこの世界の強者は呪力を無意識に操れるのかもしれない。ただ、それだと呪霊が見えない理由がまったくわからないけど。

「こればっかりは少し調査をする必要があるね。」

 

そうして小鳥遊ホシノが一人になったところに歩いて出向く。

「やあ、初めまして。小鳥遊ホシノ。」

「こんな時間に誰かな~。」

余裕そうな顔をしてこっちを向く小鳥遊ホシノ。

「そういう君はこんな時間に何をしているのかな?」

「・・・パトロールをしてただけだよー。」

「ところで君はあの空に浮かんでいるものが見えるかい?」

「特にそういうのは見えないかな?おじさんこういうホラーはあまり好きじゃないかな~。」

即答。この反応具合を見るにほんとに見えていないらしい。私はいいけど、この小鳥遊ホシノを闇落ちした夏油傑に見せてやりたい。どういう反応をするのかな?

「小鳥遊ホシノ、君はこの世界のことをどう思う?」

「・・・どうって、どういうことかな?」

「そのまんまさ。強者が弱者を蝕み、死をもたらす・・・そんな世界だ。ゲヘナの空崎ヒナ、ミレニアムの美甘ネル、トリニティの剣先ツルギ。彼女たちだけじゃないけど、いづれにせよ、弱者が邪魔なんだ。弱者はいかんせん、数が多い。強者だけを残せば、呪いも減る。呪いも減れば強者も喜ぶ。」

「・・・何がいいたいの?それにあなたの言う呪いとは違うかもしれないけど、人の死は呪いが増えるだけだよ。」

小鳥遊ホシノの顔はとてつもなく真剣だ。

「確かに、弱者が死んで初めは呪いは多いだろう。だが、力の制御を教えれば強者から呪いが生まれることはない。呪いとは力であり、ある意味、一種の神秘なのだよ。」

「・・・。」

小鳥遊ホシノは黙って銃を構える。

「小鳥遊ホシノ。提案をしよう。私の下につく気はないかい?」

「断るよ。おじさんは・・・私は弱者がどうとかで人を区別しないから。」

「・・・そうかい。」

Q.小鳥遊ホシノの回答を聞いて初めに何を思ったか。

A.特に何も。

わかっていたんだ。わかっいたけど_________________

「残念だ。小鳥遊ホシノ。」

 

月の光が雲で遮られ、真っ暗な静かな空間で銃声が響く。

「銃ね。それもショットガンか、いいね。でも、相手が一般人じゃないんだ。爆発物でも使ったらどうかな。」

「あいにく、これしかないんでね。」

ドン

小鳥遊ホシノの攻撃は全て夏油スグリにあたることはなかった。

何かに防がれている。それがキモイ生物が防いでいるということ以外はわからない。

小鳥遊ホシノは近づこうとしてくる夏油スグリから距離をとろうと離れようとする。

そのホシノの後ろには壁があった。

「しまっ、」

小鳥遊ホシノの腹に夏油スグリの拳が直撃した。

小鳥遊ホシノの体は壁を貫通するどころか、その奥にある家すらも突き抜けていた。それなのに

「かたいね。君の体。」

「それはどうも・・・。」

夏油スグリは驚いていた、呪力をこめた強力な一撃。ヘイローを持っていたとしても並みのやつなら一撃くらえば気絶する威力。それをまともにくらって、軽口で済む・・・それどころか目立ったダメージすらなさそうな小鳥遊ホシノに。

「ますます、下についてほしくなった。」

「そりゃ、ごめんだよ。」

ショットガンが放たれるも、夏油スグリは銃弾を恐れることなく突っ込む。

「フィジカルで勝負をしよう。」

夏油スグリは小鳥遊ホシノのもつショットガンをたたき落とす。

「ショットガン相手に突っ込むやつがどこにいるの!」

「そりゃここに・・・」

夏油スグリがホシノの近くにいった時、ホシノの手には盾があった。

「盾?!」

ドーン

除夜の鐘のような音がした。

夏油スグリはそのままバックステップをする。

「あんたもかたいね。」

「それはどうも。」

睨みあう二人。少なくとも、この時点で小鳥遊ホシノは勝つことはできないと考えていた。

なにせ、今ある全ての攻撃手段を使っても無傷。一方で夏油スグリはキモイ化け物をもっている。攻撃に使わないのか使えるほど強くないのか小鳥遊ホシノは知らないものの夏油スグリの余裕具合を見るに何かを隠していると小鳥遊ホシノは感じた。

「ちょっときびしいかな。」

「だろうね。君の顔はそういう顔だ。」

「おじさんが今どういう顔か、教えてくれない?」

「・・・時間稼ぎのつもりかい?」

「いや、違うよ。ただ、知りたいだけだよ。それにー時間稼ぎはもう終わった。」

 

"ホシノ!"

 

小鳥遊ホシノの後ろに現れたのは先生とアビドス対策委員会だった。

 

 

 

 

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