夏油傑?いえ、夏油スグリです   作:ロールクライ

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さあ、戦闘開始といこうか

 

アビドス対策委員会・・・それは一般的な生徒よりも強い。少数精鋭の学校。偵察用の呪霊で見たかぎりでは印象はそのくらいだ。小鳥遊ホシノ以外も強者側ではあるのだが、他に生かす判断ができるのは砂狼シロコ・・・彼女くらいだろう。

「だが、今はそれより先生・・・あなたを一番警戒した方がいいだろう。」

呪霊で先生を見てきて思ったこと・・・それは先生の周りでは生徒の戦闘能力が跳ね上がる。

それは私にとって最も邪魔な存在であり、この先つぶす必要がある。可能なら、今ここで先生を殺す。

そう思い、手を横にかざす。すると、横には呪霊が出てくる。

こうしている間にもアビドスの生徒たちは作戦会議のようなものをしている。

「まずは、準1級を複数体だそうか。」

私の横には手榴弾をもった骸骨の呪霊、四足歩行の銃が体から飛び出ている呪霊など合計で6体の呪霊が出てくる。

「さあ、始めようか。」

 

『きます!』

通信・・・アビドスの生徒だな。その掛け声とともにこっちに銃を向けてくるアビドスの生徒たち。

 

銃声が飛び交う。先ほどの小鳥遊ホシノと違い、ちゃんとした装備が揃った生徒。それにプラスして先生の指揮により、陣形も整っている。・・・全体的に守り重視の戦法か。

「下手にでるのは危険と・・・そう判断したのかな?まあ、その判断は正解だよ。」

私は猛スピードで先生に近づいた。だが、それを小鳥遊ホシノが許すはずもない。

「やらせないよ~。」

盾というものは厄介だが、それ以前に彼女の動体視力が私を捉えていることに問題があるな。

もちろん、他の生徒も捉えているのだが、完全には見切れてはいなさそうだ。

ホシノが盾を構え、守りの体制に入ったとき、銃弾がいくつか飛んでくる。主に黒見セリカや砂狼シロコだ。

ちゃんとここで小鳥遊ホシノにあてずに私を狙えるのはすごいことだ。

私はバックステップをしながら低級の呪霊を出す。簡単に撃ち落とされてしまうが別にどうということはない。

爆発音とミニガンの音。ショットガンの音。これは、戦闘を経験していれば特に気にすることのない雑音である。もっとも普通に人間は銃弾は警戒するべきだが、私たちには関係ない。

特級の呪霊を出す。この呪霊は音の反響を巨大化させるという呪霊。音というものがなければ、無力に近いもののこの銃声だ。音は十分にあった。

私は耳を中心に呪力で守る。

「耐えられるかな。」

"みんな耳を塞いで"

先生は気づいたようだが、すでに手遅れだ。

キィーン

「へぇー。これも耐えるのか・・・いや根性かな。こういう攻撃は体のかたさは関係ないからね。まあ、鼓膜が壊れているかは知らないけど。」

私の目線の先には、膝が地についたアビドス生徒たちと先生。

この世界の人なら、今の音も今後に影響はないだろう。だが、先生あなたは別だ。

先生は倒れそうになりながらアビドス生徒と私を捉えていた。

その視線は私を心配するようなそんな目線で。

「・・・ふざけている。大人というには先生あなたは我儘なのだな。」

だが、その目線も心配する顔ももう見なくて済む。

「じゃあね。先生。来世ではこの世界のような死の世界ではなくて、平和な世界に生まれることを祈るよ。」

私は拳を振りかぶる。

一般人であればこの一撃で死ぬ。

ゴン

かたい何かの物質。振りかぶった拳の先にあったのは透明な何か。

「結界?バリア?違うね。」

なるほど。先生、あなたは私の知らない何かがあるというのか。それなら先生の"声"の違和感も私が知らない何かであるのなら理解できる。

ショットガンの音。振り向いた先には私の腰に銃を構えた小鳥遊ホシノがいた。

ドン

「これも防ぐんだ。おじさんの銃の攻撃じゃもう無理そうだね。」

「ああ、君の攻撃はもう___________

 

私の視線が小鳥遊ホシノを捉えた時にはもう遅かった。

小鳥遊ホシノの拳が私の顔を捉えていた。

勢いよく地面に叩きつけられる自分の体。

自身の目に映っているのはきれいな透き通った空だった。

転がる自分。情けないな私は・・・こんな攻撃を受けるだなんて私らしくない。ショットガンくらいなら、私にダメージは入れられない。仮にダメージを受けるとしても先生を攻撃できたはずだ。

なぜ、私は先生を殺せなかった?小鳥遊ホシノが恐ろしかった?違う。先生を殺したくないと思ったから?違う。

・・・まあ、何でもいいか。こういう考えは邪魔だ。この先、いつか強者を殺すときがあるかもしれない。邪魔な感情はなくせ、今は戦闘に集中するべきだ。

「やるじゃないか。小鳥遊ホシノ。」

顔に一撃入れられたが呪力で防御はした。少し、痛かったが痛みが残るようなダメージはない。

小鳥遊ホシノ以外の攻撃は今のところ私にダメージすら入れられてないし問題はない。

「夏油スグリ・・・おじさんはね。基本どんなことがあっても反省するのなら、許してあげる。だけど、先生・・・いや、私の周りの人を奪うのなら容赦はしない。」

「・・・傲慢だね。いや、一種の正義か。」

「でもね。夏油スグリ、この戦いで最もつらそうにしているのはあんただよ。」

「・・・何がいいたい。」

つらそう?私が?そんなはずはない。私はこの終わりのないマラソンレースを終わらそうとしているだけ。つらい?悲しい?そんなものはとうに捨てた。

「たとえ、顔が悲しそうでも、私はこの大義の戦いをやめることはない。」

「そっか。」

返事をする彼女の顔はどこか悲しそうで、同情する顔だった。

「・・・小鳥遊ホシノ。君までその顔で私を見るのか。」

同情も何も私には必要ない。戦いは敵対心あってこそだ。

私は小鳥遊ホシノに近づく。

単純な殴り合い。

まるで子供同士が大ゲンカして取っ組み合いになっているみたいになにも使わない。ホシノもスグリも。

ただの殴り合い。

強者同士のフィジカル勝負。

しかし、かたさだけならともかくそれ以外においては小鳥遊ホシノは夏油スグリに劣っている。少なくとも現状は。

ホシノの拳は決して夏油スグリに届くことはなかった。

一方でスグリの攻撃はホシノに少しずつとはいえダメージが蓄積していく。

スグリは小鳥遊ホシノの顎を掴む。そして小鳥遊ホシノを脳天から地面に叩きつけた。

1級の呪霊を出し、今にも復帰しそうな他のアビドス生徒を衝撃波で吹き飛ばす。

私の近くには気絶した先生と立ち上がろうとする小鳥遊ホシノ。

私はタコの呪霊を出し、小鳥遊ホシノを拘束する。

さらに重さが売りの呪霊で埋める。

小鳥遊ホシノのことだ。死にはしないはずだ。

これで先生・・・一人。

瞬間銃の音がした。この音は聞き覚えがあった。

「・・・ヒナか。」

「ええ、久しぶりね。スグリ。」

 

そこには大量の風紀委員をつれた。ゲヘナの最強がいた。

 

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 

 

後書き的なやつ

 

読んでくれてありがとうございました。いやー、ホシノ以外空気のアビドスでしたね。この前、曇らせアンケートにアビドスの方々と書いたんですけどホシノメインになりそうです・・・。ホシノは曇らせが似合うね。音の特級呪霊は強いっちゃ強いですけどでかい音がなければかなり弱いです。なんでそれに気づけばすぐ倒せます。術式なしで戦う場合だとホシノやヒナなどの最強格以外はタイマンだときびしいくらいでネームドキャラが複数いれば余裕でしょう。(適当)

 

 

 

呪術廻戦25巻発売PVのパクリ(ネタ)

治安最悪、キヴォトスの世。あらゆる不良が総力をあげ彼女に挑むも一人の彼女に誰一人としてかなうものはいなかった。史上最強の風紀委員長空崎ヒナ。

呪術界の頂点にしてただ一人。その姿を見るたび極悪の犯罪者ですら、敗北を認めた。キヴォトスでトップクラスの実力でありながら単独でキヴォトスを転覆可能な実力者夏油スグリ。

勝つのは、風紀か大義か。統括か総括か。さあ、この二人の戦いはどこまで大きくなるのか。最強対最恐ついに激突!

 

追記

たぶんですけど次回そんなにヒナとスグリの戦闘はないです。書きたかったから書いただけです。

 

 

 

 

 

 

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