ゲヘナで最も最強なのは?ときかれて誰を思い浮かべるだろうか。
万魔殿のトップであるマコトか?否!荒れた学校であるゲヘナの秩序側風紀委員にして委員長そしてゲヘナ最強空崎ヒナ!
「そっか。騒ぎを聞いて急いできたのかい?ヒナ。」
「ええ。あなたがここ最近やっていることは到底見過ごせるものではない。」
夏油スグリ・・・彼女は問題行動が多い元ゲヘナの生徒。元秩序側にして最強。だが、悪徳企業や不良集団など彼女によって終わりを迎えたのは大量にあり。その戦闘能力と残虐性を含めて最恐。
「風紀委員・・・それもいくつかの兵器もある。一人と戦うにしてはずいぶんと戦力が多いね。」
「ふざけないで。あなたの能力はよく知っているから。」
ドゴオオン
突然、風紀委員が待機している方で爆発音がする。
「!アコ!何があったの?」
『委員長!地面からおそらく夏油スグリによる攻撃が・・・だちに・・・め・・を。』
ヒナは大声を出しながらいった。
「総員。戦闘態勢!戦闘を許可する。」
「・・・ここはゲヘナじゃないのに、そんなに暴れてもいいのかな?」
「・・・後処理は私がするからいいのよ。」
「そうかい。まあ、これで一対一だね。」
風紀委員は現在夏油スグリが出した呪霊が相手をしている。
兵器があるとはいえ、風紀委員強くないものの方が多い。
二人は距離を置いて向き合う。
戦闘の合図はたまたま近くに落ちた手榴弾が爆発した瞬間だった。
爆発とともに駆け出すスグリ。それを見て距離を取るヒナ。
ヒナはスグリの動きを見極め移動する先に銃を放つ。
スグリは始め、避ける必要のない一撃だと思っていたが、危機感を感じて呪霊で防ぐ。
かなりかたくて弾力がある呪霊だ。徹甲弾対策にもっていたスグリだったがここで使ってよかったとも思う。
実験はした。実際に1発程度なら徹甲弾すら防げるだろう。
それを数発撃ち込んだだけで呪霊が消滅した。
ヒナの武器は本来相手を殺さないように武器を調節してある。ではその制限をなくしたら?とてつもなく威力が高くなる。
単純な話だ。片手で数えられるほどしか撃っていないのに徹甲弾を超える威力になる。それはヒナの本気度を示していた。
「殺意マシマシだね。」
「こうでもしないと。あなたは止まらないから。・・・あなたを止めるわ。夏油スグリ。」
「確かにその銃は脅威だ。なら、使わせなければいい。」
次の瞬間、ヒナの目の前にはスグリがおりスグリの一撃がヒナを襲う。
ヒナは銃を使い防ぐもその衝撃に若干よろける。
その隙を見たか否かスグリは畳みかける。
右手左手そして回し蹴り。ヒナは全て防ぐも体勢が崩れる。その隙にスグリはすぐに拳を突き出す。
「しまっ!」
爆発音。
これはスグリの拳に呪霊の攻撃を合わせただけだが、スグリのフィジカルも相まって桁の違う威力となっていた。
「・・・これを防ぐか。小鳥遊ホシノ。」
爆風がはれ、そこにいたのはヒナをかばう小鳥遊ホシノだった。ホシノの手には盾が握られており、先ほどのスグリの攻撃を防いだことがわかる。
スグリはすぐに後ろに下がる。
その後ろにあったのは・・・爆弾。
ドオオン
「アビドス対策委員会のやつらか。邪魔をしないでもらえるかな?」
その言葉に反応したのは黒見セリカだ。
「だったら、大人しく捕まりなさいよ!」
「ははっ。確かに、だけど遠慮しとくよ。」
呪霊が解き放たれる。
低級の呪霊それに混じりいくつか1級クラスも交じっている。
「悪いね。いつもだったら私が直々に相手をしていたんだが、今は機嫌が悪いんだ。」
呪霊がアビドス生徒だけを襲う。
ヒナは呪霊を撃とうとして銃を向けるもすでに目の前には拳が迫っていた。
直撃。
先ほどのように呪霊のブーストはないが先ほどのようにホシノがかばってはいない。
「小鳥遊ホシノのようにかたくなければそこまで困ることはないね。」
家を何軒も貫通していくヒナ。
吹き飛ぶ先には呪霊が大きく口を開けている。
しかし、ヒナの目はすでに呪霊を捉えていた。
瞬殺。先ほどの呪霊は仮にも術式をもった準1級に分類されるものだ。それを瞬殺。
「呪力の制御はできていないのに。どうしてそこまで呪霊をすぐに倒せるのか。聞きたいね。」
「呪力とかそういうのは知らない。けど、すぐに倒せるのは・・・負けたくないからただ、それだけ。」
ヒナの目は確実にスグリを捉えていた。
「距離は稼げた。もう十分。」
「しまった!」
呪霊を盾にするも一撃一撃が破壊的な威力。呪霊はすぐに貫通する。
それに伴い、スグリの体に銃弾があたる。
「深いダメージはないが、一撃一撃が私に通用する威力。強力だね。」
「そのために制限をなくしたのだから・・・当たり前でしょ。」
「それもそうか。」
スグリはヒナの足元にタコの呪霊を出す。
タコの足をすぐに破壊したヒナに蹴りで攻撃するスグリ。
ヒナは防御することができず、ダメージを負う。
ヒナの銃撃。
スグリのダメージはどんどん蓄積していく。
だが、どれもスグリの動きを阻害するほどの攻撃ではないのだ。
銃弾の嵐の中、無理やりヒナに近づくスグリ。
スグリの攻撃がヒナを襲うもヒナはそれを何度も防ぐ。
ヒナがすぐに後ろに下がるもスグリは距離をつめ、蹴りを入れる。
「撃たせないよ。ヒナ。」
地面に叩きつけられるヒナ。そこにすかさず呪力で強化した低級の呪霊の群れで攻撃する。
呪力で強化すれば低級の呪霊でもヒナをかなりダメージが入る。
衝撃波を操る1級の呪霊を出し、衝撃波とともにヒナを空高くまで打ち上げる。
そこにもともと待機させていた龍のような呪霊で地面に叩きつける。
攻撃を受けまくったヒナはすでにかなりの量の血が出ていた。
「・・・ヒナ、君の負けだよ。降参しな。そうすれば今は許してあげる。」
「私は・・・こんなところで負けない!」
ヒナは立ち上がり、銃に力を籠める。
「どうしてあきらめない。私はまだ余裕がある。だけど君は違う。ヒナ、あなたは私よりも弱いんだよ・・・。」
「弱いよ。私は弱い。だから、スグリあなたに・・・。」
ヒナの目は半月以上前に出会った子供にそっくりだった。
選ばれた強者側なのにもかかわらずその顔をする。
なぜ?不思議だ。
「その顔はずるいよ。」
「なら・・・戻って来て。スグリ。」
ヒナが手を伸ばす。
スグリはその手を
取ることはなかった。
「なん・・・で?」
「ごめん・・・ヒナ。私はもうあなたのもとにはいけないんだ。私が求めた大義はすでに始まっている。私の人生はすでに赤黒い血で染まっているんだ。もうそこから出ることはできない。」
スグリの足元から呪霊が大量に出てくる。
「さようなら、空崎ヒナ。大義のために。それが私の選んだ本音。」
「待って!」
ヒナの声。そして様々な銃声。この日私は完成した。前世とかそういうものは消えたのだ。そこに善意などはない。
私の大義は弱者を殺し、呪いそして秩序が正しい世界をつくるんだ。
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後書き的なやつです。
おまけみたいなのは書くかもしれないですけどこの先のことはあまり考えてないです。ごめんなさい。
あと、思った以上にヒナとスグリの対決を書いてしまって熱くなって下がるに下がれなくなって戦闘は最後の最後まで書きました。
無計画ですね。