夏油傑?いえ、夏油スグリです   作:ロールクライ

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呪いは廻る

一つの発砲音。その先にいたのは・・・

「ユメ・・・先輩?」

「やあ、久しぶりだね。ホシノちゃん。」

その先には死んだはずのアビドスの生徒会長がいた。

何事もなかったように一つの拳銃を添えて。

「なんで・・・?」

"ホシノ!あれは・・・!"

先生が何かに感づき、ホシノに話しかけるもホシノの目には目のまえの生徒会長しかとらえていなかった。

ホシノは生徒会長だったものに近づく。

「おいで、ホシノちゃん。私、ホシノちゃんに会いたくて来ちゃった。」

「先輩・・・私は、私は。」

ホシノがアビドスの生徒会長らしき人物の目の前に来て涙を流す。

そして、ホシノは目の前についた瞬間に動きを止める。

「どうしたのかな?ホシノちゃん。」

そしてホシノは頬をパンと叩いて前を向く。

「ユメ先輩は死んだんだよね。」

「・・・死んでないよ?今、ホシノちゃんの目の前にいるよね。」

「確かに、ユメ先輩と顔もヘイローも何かもが一緒。だけど、私の魂がそれを否定してるんだよ!」

ホシノは手に呪力を籠める。

「キッショ、なんでわかるのかな?」

タン

一つの銃がホシノに撃たれるもホシノにそこまでのダメージはない。

「・・・やっぱりこの銃だと無理かな。」

ユメ先輩らしき人物は自身に呪力を込めて守る。

「それでお前は誰だよ。」

「口調が荒いよ?ホシノちゃん。」

「・・・黙れ。」

"ホシノ!落ち着いて!"

そこに、先生が現れる。

ホシノもユメらしき人物も先生を見る。

「へえ、あなたが噂の先生ね。」

"何が目的だ?"

先生の顔はいつになく真剣だ。

「目的?うーん。すまないけどこれといった目的はないかな?」

"だったらなんでっ!"

「なんでかって言われても・・・邪魔だったの。彼女という存在が。そして、欲しかったの彼女の力が。・・・ああ、一応言っておくけど、彼女には黒服という人物を通して警告はしていたさ。」

それを聞いた先生は怒りを露にさせた。

「なんでそこまで怒る?彼女はもう生徒ではないよ。君が心配する人物じゃない。」

"それでも、私は彼女を守るとそう決めたのだから関係ない。"

「・・・夏油スグリが警戒していた通り、先生あなたは危険のようだね。・・・でもなんでだろうね。彼女、先生がいても勝てたはずなのに。二人が呪力が扱えるようになったから?違うね。君たちが勝てたのは彼女が宣戦布告をしたから戦力を分散したから負けた。その点に関しては彼女のとった行動は不思議だとは思わないかな?」

彼女は一息ついて続きを話す。

「宣戦布告して戦力が減ってもこのありさま、何度か別の呪いと生徒の戦いも見たけど、とてもじゃないけど生徒側が優勢どころか結構劣勢のところの方が多かったよ。・・・まあ、彼女が何をしたいのかはさておき彼女を回収に来たんだよ。ここまで彼女を孤立させてきてほんとによかった。」

その言葉に空崎ヒナが反応する。

「スグリがこうなったのはあなたの仕業だと?」

「・・・おかしいとは思わないのかい?そもそも、空崎ヒナ。普通の攻撃では君はヘイローに攻撃を受けても気絶どころかダメージさえ、ほとんどないじゃないか。それなのに君はやられた。ここまで言えばわかるかな。私ね。君を気絶させたの。そこからは簡単だったよ。少しずつ彼女の精神をすり減らしていく、彼女が拾った子供の近くに呪霊を出したりしてね。」

「もういい・・・。あなた今ここで。」

空崎ヒナは動かないはずの足で立ち上がる。

「やめておいた方がいいよ。これ以上は死ぬよ。私は呪力というものについて調べている以上、呪力が使える君と小鳥遊ホシノは生かしておきたいんだ。」

小鳥遊ホシノと空崎ヒナはその言葉に反応するように体に呪力を込めてこのユメらしき人物を見る。

「神秘と呪力。近しいものであり、遠いものでもある。ゲマトリアは神秘について研究しているが、私の専門は呪力でね。別物である以上、研究の分野は違う。でもさ、行き詰まっちゃったの。でも、彼女を見つけたんだ。呪力を扱え、呪霊を操ることができる彼女が現れた。それは喜んだよ。そのおかげで研究が進んだ。」

ユメらしき人物は箱のようなものを自身の服から取り出す。

「これは研究の過程で見つけた呪物。生物を含めた物をこの中に保管することができるんだ。」

ユメらしき人物は箱を開くと夏油スグリの体が吸われるように入っていく。

「これでよしかな。じゃあね、ここまで頑張ってくれてありがとう。」

「「"待て!"」」

「待たないよ。ああ、次会うことがあれば、また会おう。まあ、その時はこの見た目じゃないと思うけどね。」

ユメらしき人物は黒い渦のようなものに入ってどこかへと消えた。

夏油スグリとあのなぞの人物が消えたこの空間はとてもじゃないが喜べるような雰囲気ではなかった。

 

 

 

 

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後書き的なやつ。

 

はい。今回で一応最終回です。これ以上は夏油スグリがいない以上、タイトルと違う作品になりそうなので。完全なバッドエンドですね。おまけあたりでこの羂索・・・ユメ先輩がおらず、闇落ちしなかったスグリとかは書きたいとは思ってますけどちょっとわかりません。ハッピーエンドは書きたい気持ちはあります。

無計画なうえ、丸投げエンドでした!ごめんなさい!

 

 

 

 

 

 

おまけどんなのがいい?

  • スグリによる呪霊集めの旅
  • スグリがミレニアムにいっていたら?
  • スグリがアビドスにいっていたら?
  • 闇落ちしないゲヘナの話
  • 最後の戦いで説得できていた世界
  • なんでもいいからハッピーエンドかけ!
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