ブルーアーカイブに転生したらペロロ様になっていたお話

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誰か助けてください

吾輩はペロロジラである。名前はまだない。多分。きっと。

 

眼からビームを出して目の前にいる有象無象を蹴散らしていると

 

「きゃぁー! ペロロ様ー!」

 

どこか高貴そうな制服を着用し、自分の顔をしたリュックサックを背負い、子供がピクニックに行くときにはしゃぐように両手をブンブンと振り回し、目をキラキラとさせていた。彼女と出会ってから全てが変わってしまったのだ。

 

ビームを出して、ベロで相手を舐めまくったり、目をぎょろぎょろとさせて敵を倒していくが一向に攻撃が止む気配がない。どうしたのものかと悩んでいると目の前に巨大ロボットがやってきて

 

「ペロロ様ー! あんなカイテンジャーごとき蹴散らしてくださいー! ペロロ様ー! ペロロ様ー! きゃぁぁ! 素敵ィ!」

 

先程の彼女はライブをしているアイドルの目の前に立ち、声を張り上げて応援しているようだ。キラキラとした眼から血走った目と、口元が三日月型になり、ときおりジャンプしている姿を見ると恐怖を感じるのは、吾輩の感性がおかしいのだろうか。

 

そんなことを思いながら戦闘を続ける。遠慮なく拳で殴られ、建物に突き飛ばされ、周囲から銃やロケットランチャーで攻撃される。

 

超痛い

 

彼女達には心がないのだろうか

 

こんなか弱い生き物を数で囲んで人として恥ずかしくないのだろうか

 

弱者の一撃を受けるがよい

 

吾輩は翼を広げて空中に飛び、相手が乱用していたライダーキックをお見舞いしてやった。

 

どっかーん!

 

バキバキ、メリメリ

 

 

カイテンジャー達の機体の装甲がボロ雑巾のようにボロボロとなり、中から焦ったような声が聞こえる。吾輩はもう一度空にジャンプし

 

どっかーん!

 

ヒップドロップで攻撃した

 

機体は完全に使い物にならなくなり、中から赤色や青色が飛び出したかと思うと、どこかへ走り去っていった。

 

やっと終わったか

 

一息ついて座りこもうとしたら

 

「「「「「温泉だぁぁぁ!」」」」」

 

また大量の集団がやってきた。鶴橋やドリルなどで地面を掘っている。それだけなら活動熱心なんだなぁと思う程度だが

 

「この化物を倒せば良い温泉が掘れるぞぉ! 皆の者、全力で温泉だー!」

「「「おぉぉぉ!」」」

「化物じゃなくてペロロ様です! ペロロ様ー! この分からず屋達をやっつけて消し炭にしてください! キャー! ペロロ様ー最高ですー!」

 

吾輩は温泉狂信者達に向けてベロを突き出し唾液を吐きだした

 

彼女達は唾液で服を溶かされ素っ裸の状態になってしまう。逃げ出す少女達をベロで絡めとり、レロレロレロレロと舐め続ける。最初は抵抗していたが、目をトロンとさせて脱力していた。

 

ぺっ!

 

吾輩は地面に叩きつけるように少女を吐き捨てる。少女は恍惚とした表情をしながら意識を失った。私を崇める少女が、瓦礫の山の上に立ちながら

 

「ペロロ様ーカッコいい! 世界、いや宇宙でも最強で最高ですぅ!ペロロ様を馬鹿にした人たちはざまぁみろです! これでみんなもペロロ様の素敵なところが伝わることでしょう! ペロロ様に抱かれて死ねるなんて皆さんはとても幸運な方ですね! さぁ、ペロロ様! みなさんに素敵な青春を与えましょう! 私達のブルーアーカイブを!」

 

高らかに宣言した

 

宣言と同時に今まで暗雲で覆われていた空が雲一つなくなる。彼女の背には太陽が昇り、全てを優しく包み込むような笑顔はまるで聖女のように美しかった。

 

 

…周りが瓦礫や空薬莢だらけでなかったらの話だが…

 

 

 

 

 

「…ふぅ、今日も仕事しないと。私は先生なんだからみんなのために頑張らないと…。あれ、手紙? 差出人は…ペロロジラ…。え!? ペロロジラ!?」

 

驚きながらも開封する

 

 

 

吾輩、ペロロジラは命を狙われています。

 

なぜ、誰に命を狙われているのかはわかりません。

 

ただ一つ分かることは、ファウスト様と呼ばれる女の子と出会ったことが全ての始まりであるということだけです。

 

味方は高らかな宣言をしたファウスト様とその仲間。それ以外の人達は経験値が報酬がと呟きながら吾輩を攻撃してくる戦闘民族です。沢山の銃、戦車、爆弾を保持しているものと思われます。

 

お願いですから吾輩がどれだけ攻撃されているのかをもう一度調べてください。このままでは死にます。吾輩が死ぬとファウスト様が危ないです。

 

最近は覆面水着団といわれる集団の育成をしているとかで、どれだけの被害が出るか分かったものではありません。覆面水着団はファウスト様を入れて7人います。

 

そのうちの一人は卒業生で、以前吾輩が助けたことがあります。その後はファウスト様に助けられ、吾輩のための会社を作ったとか。この前そのぽわぽわした少女の話を聞いてみたところ、ファウスト様と共に大企業に喧嘩をふっかけ借金問題を解決。さらに百鬼夜行といわれるところでマネジメント能力の高い少女を説得し、安定した事業を展開しながら各地域で吾輩のことを広めているそうです。

 

小柄なピンク髪のショートカットの子からもよく話しかけられます。なんなら背中の上に乗ってゴロゴロと過ごしています。初めて会った時は、上の少女が大きな怪物に襲われているところを助けたときです。この子はとても排他的で攻撃的な性格をしていますが、ファウスト様がこの子に何かを呟いた後、顔を真っ青にした後に私に謝罪をしてきました。最初は義理で謝っていたのですが、その態度がファウスト様の逆鱗に触れたのか、一時期雨の中「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と呟いていました。今は和解したようでファウスト様と楽しく話しています。

 

黄色のパーカーを羽織り、ガトリング砲を笑顔でぶっ放す少女からもお礼を言われたことがあります。なんでも吾輩の存在で会社の業績をUPさせ、周りの不良生徒達を一掃したことで生活にゆとりが得られ、復興作業に一役買っているからとか。今がとても楽しく、これからも楽しいことが続くんだと確信してからは笑顔が絶えないようです。

 

サイクリングが趣味の少女は、一緒に銀行強盗しないかと誘われました。吾輩は一時期病んでいた時期があり、彼女に助けられたことがあります。その恩として一緒に銀行強盗しましたが、身体が大きすぎて入り口でつっかえてしまい、失敗に終わりました。少女は「ん。これは計算外」と頭をポリポリと掻いていましたが、一緒にミッションを実行したからかとても友好的になりました。

 

ツンツンとした猫っぽい少女とも仲良くなりました。なんでも吾輩が人を集めるのに役立つからか、給料が良くなったらしいです。少女はあるラーメン屋で働いていますが、そこで吾輩がマスコットになることで、客寄せになるらしいです。お店はある理由で壊れてしまい、今は屋台で開いているとのことですが、少しずつ規模を大きくしていくとのことです。最近は究極のアウトローを目指している少女達が良くラーメンを食べに来るとか。

 

真面目な赤眼鏡の少女がとても癒しになります。この少女達は覆面水着団のブレーキ役なようで、いつも振り回されている印象ですが、いざという時は物怖じしないで行動することができます。ファウスト様から後継者として指名されたと喜んでいました。

 

 

覆面水着団の活動が良好なのは良いことですが、その影響か吾輩は何度も襲われています。

 

朝でも昼でも夜でも

 

晴れでも曇りでも雨でも

 

砂漠でも公園でも温泉でも

 

襲われないときがありません。

 

吾輩を襲う者達の名前と顔写真を掲載します。

 

彼女達を止めてください。

 

どうしてこんなことになったのか吾輩には分かりません。

 

これを先生が読んでいるのなら、その時ファウスト様がどう行動しているか…。

 

これを読んだ先生。どうか真相を暴いてください。それだけが吾輩の望みです

 

 

 

 


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