栄太(?)「ぐぅ……はぁ……やっと落ち着いたか……」
映司「落ち着いた……?」
栄太(?)「……もう消えかけているか…」
そして栄太らしきライナーフォームはデンカメンソードを両手で握ると一気に飛び上がり振り下ろすと映司はメダガブリューで止める、という展開から2人は激突を始めた。
侑斗「さっきの発言はどういう事だ!?」
凌馬「ハハッ……やっぱり驚いてるのを眺めるのは楽しいね!!」
アンク「ふざけんな!説明するならさっさとしろ!!」
栄太の謎の発言に引っ掛かりを覚え侑斗が問いかけるもそれを楽しむ凌馬に苛立ちを覚えたのかアンクが吠えた。もっとも、それを気にするような人ではないが
凌馬「やれやれ、せっかちだなぁ……まず私の体はもちろん本物の肉体ではない。これはロイミュードの応用だ」
侑斗「泊が戦ってるって言ってたヤツのか」
凌馬「そう!少しそこの博士とは知り合いでね。たまに他の……例えばハカイダーのテストを頼まれたりとかあってね。これもそのテスト用に貰っていた重加速を起こせる前の物に私がメガヘクスによって復活させられた時のデータが吸収されただけの体という訳だ」
ロイミュードは重加速発生装置を搭載する前の機械生命体の段階で起動するかのテストをする必要があってそこでのサンプルという事情で手に入れた物がメガヘクスに作られ夕張ではないメロンのライダーに倒された時の残ったデーターを吸収して生まれた者だと言う
伊達「ドクター以外にもそんな博士が……会長が出会わなくてよかった…」
凌馬「そして彼のこの状態について…前に彼が少し調子が良くも悪くも崩れた時があったのを覚えているかい?」
確かに栄太が調子悪く思うように力が出なかったり出力がいつもより多いような時はあった。凌馬はそこを指摘しているのだろう
そこの説明だけはオーナーによるナレーションに引き継ぐことにする(アンク曰く話し方が気に入らないからそっちでやれ、と)
オーナー「どうやら彼はイマジンの精神体を少し手を加えて憑依した相手の隠れた部分だけを吸収していく特性を植え付けてから栄太君に入れたようです。つまり乗っ取られているというよりは内側と外側がひっくり返った、と言えますねぇ。そして今はそれに意識を押さえ込まれてるという事の様です。もっともまだ気絶から回復したかも怪しい…というよりもう時間がありません」
侑斗「お前の目的はなんだ」
凌馬「私の研究は黄金の果実により神の力による創造……つまり新しい世界の可能性、と言っておくよ。彼の中になにか眠ってるみようなんだ。私はそれを"加えて"新しい神の力を……それこそ黄金の果実より上の次元を私が開発するのが目標だよ!素晴らしいと思わないかい!」
伊達「ドクターより危なっかしいな……」
アンク「フンッ、そんな力どこにある」
凌馬「おや?君たちなら心当たりはあると思ってたんだが……」
そう言いながら取り出した資料を見た瞬間アンクと伊達は驚きを隠せなかった。そこには……
そんな大変な頃モモタロス達は侑斗達がそっちに行ってる間の対処をしていた
モモ「チィ…こんな時まで出てきやがってご苦労なこった!」
ウラ「先輩、そんな呑気な事言ってる場合?コイツらにかまってる暇はないんだよ?釣りみたいに待ってる暇はね!」
リュウタ「そーだそーだ!モモタロスの抜け者ー!」
モモ「うるせぇ!だったら片付けるんだよ!!」
リュウタ「コイツらめんどくさいー!イマジンと変な食べ物食べて姿変わるしー!」
ウラ「ほんと、ここまでしっかり探して仕向けるなんてかなり邪魔されたくないみたいだね。そんなのんびりしてられないけど、ね?キンちゃん?」
キン「そやで!今!俺らは栄太のアレだけは守らなアカンのや!今知るような事になるんは、まだ早いんや!!」
モモ「んなこたァわかってんだよ!!こんチクショー!」
アンクと伊達は見覚えのある、あるものを見せられていた
アンク「メダルの資料…それも…あの時の…」
凌馬「その通り、当時の錬金術の資料だよ!!いやぁ、これ手に入れるのは苦労したんだよ?時間に干渉が可能でフリーエネルギーという未知の力を扱っている彼とこの神に等しい力のメダル!!これを混ぜて私が変身したいはこれだ」
そう言うと机の引き出しから「これはまだ私の趣味のデザイン案だけどね」と無邪気に話しながら色鉛筆で描いたと思われる絵を取り出して見せ始めた
凌馬「これはまだデザインの仮の案だけどね?紫のプラットフォームをベースに胸のアーマーには様々なメダルの模様。仮面はライナーフォームのをベースにメダルの色を全部使いたいとは思っているんだよ。銀の太い拳にに鋭いトラのクローを収納して腕に亀の甲羅、肩から肘の辺りにかけて鰻のムチ、足のつま先にコンドルを型どりつつも壁上りも想定して緑色の吸盤でコーティング、クジャクの羽にティラノのしっぽも…そしてもちろん武器はデンガッシャーにタジャスピナー、メダガブリューを選んでるよ。この装備に錬金術によって生み出されたメダルとフリーエネルギーの力を込めれるなんていいとは思わないかい!!」
どんどん無邪気に話しながらベン先で箇所を示しながら説明していく様子を見ていた翔は震えていた。腕を震わせながら拳を握りしめるとついに叫び出す
翔「……ふざけないで…。えーたをそんな風にしないで!!」
凌馬「私はそこは聞いていない。ただ研究熱心なんだよ。まぁ全部私のせいだけどね。ハハッ!!」
デネブ「なんてことを……侑斗どうしよ……」
侑斗「ロイミュードの試作を使ってるせいでより加速してるんだ。ロイミュードもイマジンみたいに強引なやり方で満たすらしいからな」
凌馬「さて……彼はどうなるか経過観察といこうじゃないか。……本当は彼女が持ってたデータを使えばもっと速く完成したはずだが…ね…」
最後の呟きは誰も聞こえなかった。いや、こうして話している間にもオーズと電王、映司と栄太は激突していてそれを聞いているどころではなかったのが正確かもしれない。だが戦況は加減しなくてはいけない映司と加減しなくてもいい、ましてや力の部分を暴走状態にされて乗っ取られ状態の栄太だ。メダガブリューを振り下ろせばデンガッシャーのアックスで止められた後にすぐデンカメンソードの突きに襲われる。手持ちの武器数と精神的状況が違い映司はすぐには手を伸ばせずにいた
映司「俺は……手を伸ばし続ける…目の前の少しの存在でも!!」
栄太(?)「……終わらせてやる!」
《フルチャージ》
叫ぶとともにパスをかざすと空中の一部の空間が歪んだかと思うとオーズに向かって線路が伸びてきた。映司は避けている場合じゃないと判断するとメダルを入れ替えスキャンを始めた
映司「ならせめてこれで……!」
《コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!》
頭にコブラ、腕に甲羅を装備した爬虫類のコンボ、ブラカワニに変身すると腕を組み合わせてガードの体制へ。一方ライナーフォームの方は飛び上がるとデンライナーのオーラと重なりながらライダーキックを正面から仕掛けていき……
栄太(?)「電車蹴り!!」
映司「ぐっ……栄太君…」
翔「起きてよ……ねぇ!!」
その時異変が起きた。キックしていたのが途中で何かに押さえ込まれるように落ち始めた。
その時、かすかな声が栄太の中に響いていた……『…生きて……最後まで…生きてくれるよ…ね…?…栄太……』 静かで力強い思いの声が心の中に──
栄太(?)「なっ…この声は…まさか……!」
栄太「……俺は…生きる…お前は…俺が…いや、この場合…お前も俺か…」
そして二つの意識は・・・・意識の中で決着をへ向かい──
栄太の光が消えかけた時、響いた謎の声。栄太の運命…そして未来はどこへ向かうのか…
次回 ON THE RAIL〜決めるのは君〜
2926文字
タイトルに込めたのがなにかは次回、そして恐らく最終回
──まもなく、最終、始発が参ります──