ネフィリム・ホロウ〜無類の機械好き、ロボゲーに挑まんとす〜 作:煌天
すみません。不備が見つかったので、再投稿です。
匠が振り返ると、そこには見慣れた知り合いがいた。
いや知り合いというよりも、友達と言った方が相応しいかもしれない。
「おーい、せめて前から話して欲しいかな…。というか、ここに来たんだ。」
匠が、そんなふうに顔をしかめながら言う。すると、
「そりゃ悪いな。たまたまお前が捕獲できそうだったもんでな。」
とその男、
それを聞いて匠は首をすくめ、苦笑いをした。
「人に対する発言じゃなくない?…まぁいいや。で、どうしたの?」
「どうしたもこうしたもあるもんか。お前、時計見てなかっただろ。」
あっ、という顔で匠が時計を見ると、時間は四時半を回っていた。
二人は一緒にJGEに来ており、この後一緒に夕飯を食べることになっている。そして信哉と匠が帰りの待ち合わせをしたのは四時だ。あまり遅いと人の津波に飲まれるため、少し早めに約束していたのだ。
しかし、約束の時間になっても匠は待ち合わせ場所に現れなかった。信哉は、匠がどこかで道草を食っていると考えた。そこで、匠がいそうなところを順番に探しにきて、一発で捕獲に成功したのだった。匠はそれに気づくと、
「あー、ごめん。こいつに見惚れてた。」
そう言って頭を掻きながら、右側に配置されているネフィリムの模型を指差した。それを見て、信哉は納得が行った顔をした。
「あぁ…。なるほどな。そりゃそうなるわ。」
「でしょ。」
匠と信哉はゲーム友達だ。具体的にいうと、オンラインゲームで知り合ったあと、オフ会を何回もする程度には仲がいい。そして信哉は、匠の
ここで匠はふと、とあることに思い当たる。そして、
「信哉くん、ちょっとこのあらすじ読んでごらん?」
と促した。信哉は、怪訝そうな顔をしながら、
「うん?一応言っとくが、俺はロボゲーは守備範囲外だぞ…?」
そんなふうに答える。しかし、匠が薦めたということで興味はあるのか、ブツブツ言いながらもあらすじを見始める。
すると、みるみると信哉の顔が喜びに染まっていくのが隣からでもわかった。そして、
「あぁ〜。これマジか〜。」
などと頭を抱えて叫び出した。
♦︎
ここで一つ補足をすると、信哉は
しかし、信哉からしたら匠も同様だとは、想像もつかないのであった。
もしこの場に他の人がいて互いの認識のズレを直せれば、「類は友を呼ぶ」の典型例であることは、一目瞭然なのだった。
♢
「俺もこれ買うわ。」
一通りあらすじを読み終わり、信哉が最初に発したのはこの言葉であった。
どうやら信哉が熱く語ることをまとめるに、
「ネフィリム?とかいう巨人が"空から降ってきた"っていうのがなんかクサい。」
そうだ。匠の勘は大当たりを引いた。
どうやらこのロボゲーは、信哉のお気に召したらしい。当たりを引いたことで得意げな顔をした匠は、ふと考え一つの結論を得た。
そしてちらっと隣を見るとそこには、匠が何かを言い出すことを待つような、ニマニマと笑顔を浮かべる信哉がいた。
ここで匠が選べる選択肢は、一つしかない。
「あーじゃあ、一緒に攻略する?」
「あぁ、そうだな。それが良さそうだ。」
そんなふうにさらっと返しつつも、信哉の顔は喜びに満ちていることがわかった。
そして二人は、気付けばもう誰も並んでないレジにそれぞれ入り、バーコードを読み込ませて購入処理をする。
そして買ったパッケージをカバンに入れ、帰路に着いた。
一風変わった二人の開拓が、今始まる。
今回が初登場の林信哉くんですが、まだ私自身よくわかっていない(設定が固まっていないとも言う)ので、少しずつ出していきたいです。現時点では、宇宙が好きな文系男子です。言い方がなんかぶっきらぼうなのは、元からです。けど、根は凄くいいやつです。どちらも学生ですが、学校は違います。
いつか、プロフィール一覧とか作りたいなぁ…。
それはそれとして、今回はじめての試みとして、第三者目線で書いて見ましたがいかがですか?ご意見を聞かせて欲しいです。
それと、また期間が開く可能性がかなりあります。ご容赦ください。
どのくらいの長さが一番読みやすいですか?
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1000字程度
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1000〜1500字程度
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1500〜2000字程度
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2000字以上
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内容によって変わってもいい