「遅い!」
「ごめん!今日が楽しみで全然寝れなくて」
「もー。今回はその可愛い理由に免じて許してやるぺこだけど、次やったら許さねーぺこだからな」
腕を組み、顔を膨らまして怒っている様はいかにもプンスコプンスコと効果音が付きそうなほどの典型的な形だった。僕とぺこらは付き合ってもう1年が経過している。最初こそ互いに「恋人」という甘い関係に違和感を覚えていたが、今となってはその関係性に恥じない付き合いをしている。もちろん僕はぺこらの尻に敷かれている。
「最初は昼ごはんを食べよっか」
「そうぺこね」
互いに手を差し出しあって握り合う。最初に手を繋ごうって言った時、ぺこらの顔は真っ赤だったっけ。「柄じゃねーぺこ...」なんて言いつつも僕の手を握ってくれたことを覚えてる。今となってはぺこらから繋ぎたいと言ってくることの方が多い。
「たまにはデートでもマ○クはいいぺこだな!」
「背伸びしすぎるのも良くないからね」
「あんたは何にするぺこ?」
「僕はいつも通りダブ○チーズバーガーかな。ぺこらはてりやきマッ○バーガー?」
「そうぺこね〜」
いつもマッ○には放課後に行くことが多くデート中に行くことはあまりないが今日はその珍しい日だ。僕はダブ○チーズバーガーをいつも頼むのだがぺこらは月○バーガーが出るまでは色々なものを頼む。月○バーガーが出ている時はマッ○に行く頻度がマシマシになる
「う〜ん。変わらず美味しいぺこね!でもそろそろ月○バーガーが恋しくなるぺこだな〜」
「でもまだまだ出ないね。9月まで結構遠いし」
「くっ...。ぺこーらはもう月○が食べたくてしょうがねーぺこ。今度また作ってくれぺこな」
「またいつかな、またいつか...」
定期的に月○ロスになるためたまに僕特製の月○バーガーを作ることがある。料理をするタイプではないがぺこらに喜んで欲しくてそれだけは練習した。努力の甲斐あってぺこらはからはかなり好評があった。喜んでくれるのに越したことはないが、かなり出費がいたい。財布の中身ががらんどうになってしまうこともあった。
「ちょっとあんた達!なんであっちにばっか行くぺこ?!もっとぺこーらのところにも来てもいいでしょうが!」
「あはは...」
僕たちはマッ○で少し談笑した後、うさぎカフェに足を運んだ。未だかつて行ったこともなければうさぎと触れ合った経験もないためビクビクしていたが、うさぎの人懐っこさともふもふ具合にもう既に虜になっていた。
「なんでぺこらの方はそんなに少ないんだろうね。なんかした?」
「なんにもしてねーぺこよ。ちょっと!同族嫌悪はやめてくれぺこ!」
何故かぺこらの方には全く寄ってきてくれていない。ぺこらには良くて1匹2匹。近づいていっても離れていってしまう。
「ぺこら、殺気を隠して。うさぎたちもおどおどしてるよ」
「よし。ふぅ...。ほら〜♪うさぎちゃんたち〜。怖くないぺこよ〜♪...っておい!あんた達!」
その後もぺこらはうさぎを追いかけ続けていた。最終的にはうさぎたちもぺこらに慣れぺこらはご満悦な表情を浮かべていた。ぺこらに撫でられていたうさぎたちはとても気持ちよさそうにしていたし今まで逃げていたのが不思議なくらいだった。
「うさぎ、可愛かったね」
「そうぺこね〜。最後の最後まで逃げ続けたことは許さねーぺこだけど」
「まあ最後は撫でれたし良かったんじゃない?うさぎたちも気持ちよさそうにしてたよ」
「そりゃあぺこーらに撫でてもらえるんだから気持ちいいに決まってるでしょ?話は変わるペコだけどこれはどこに向かってるぺこ?」
「もうそろそろ着くし、ほら前見てよ。桜。今日はぺこらにあれを見せたかったんだ」
「綺麗ぺこねー!」
今日の本当の目的は夜桜をぺこらと一緒に見ることだった。そのことはぺこらには伝えていない。いわばサプライズと言うやつだ。たまたま通りかかった時にとても良い桜並木を見つけたのだ。
カシャ
「ちょっと、何勝手に撮ってるぺこ」
「いや、すっごい綺麗だったから。ぺこらと桜並木の写真を記念に撮りたくて」
「ぺこーらだけじゃなくてあんたも入りなさい。ほら、こっちにもっと寄って」
ぺこらはシャイで写真を撮られることが苦手なはずだった。だが今日は写真を撮られることを嫌がる素振りもせず、おまけにあまりすることのない、いわば自撮りに誘ってきた。
カシャ
「あはは!あんた目つぶってるじゃない!」
「いや?あまりにも突然で...。もう1回リベンジさせてよ!」
「だめだめ。ぺこーらとの写真はお高いぺこだからな。チャンスをものにできなかったあんたが悪いぺこ」
「無念...」
「ほらほら!早く行くぺこよ。この後は美味しいレストランに行ってぺこーらの家で気になってる映画を見てそれからはいっぱいゲームして...」
「そんなにするの?!ていうかぺこらの家に行くなんて聞いてないけど?!」
「今日は家に誰もいないから付き合えぺこ!ほら!早く!」
無邪気に笑う彼女に手を引かれる僕。積極的に見えるが、後ろからでも顔が真っ赤になっていることがわかった。
「ぺこら、顔、真っ赤」
「うるさい!」
家での出来事については言うまでもない
リクエストがもしあればお待ちしております。
次話、何期生で書けばいいでしょうか?
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