なんか先代ヒーロー的ポジションになった 作:男のロマン制作本部長
342:名無しのヒーローオタク
でさ、結局セイヴァーズで誰が一番強いんだって話よ
俺はブレイカー、炎やばすぎ
343:名無しのヒーローオタク
全員戦闘力高すぎて……
344:名無しのヒーローオタク
アルビスちゃんに決まってんだろボケ
君最大出力見た事ある?
345:名無しのヒーローオタク
エレキライトくんかなぁ
なんで人の身で雷を操れるんですか?
346:名無しのヒーローオタク
A,ヒーローだから
347:名無しのヒーローオタク
答えになってない
348:名無しのヒーローオタク
こいつら元々強異能なくせに常に強くなってんのマジでバグだろ
349:名無しのヒーローオタク
俺らにも分けて
350:名無しのヒーローオタク
そもそも異能の強弱が激しい中でくそつよ異能力者を集めたグループだからな
351:名無しのヒーローオタク
そりゃ強いわ
352:名無しのヒーローオタク
結局誰が一番強いんや
353:名無しのヒーローオタク
ブレイカー
354:名無しのヒーローオタク
エレキライト
355:名無しのヒーローオタク
アルビスちゃん
356:名無しのヒーローオタク
スチームパンカー
357:名無しのヒーローオタク
エレキライトやろ
358:名無しのヒーローオタク
ブレイ……あ?
359:名無しのヒーローオタク
誰やスチームパンカーって
360:名無しのヒーローオタク
は?お前ら知らんのかスチームパンカー
361:名無しのヒーローオタク
知らねぇよ
362:名無しのヒーローオタク
ローカルヒーローかな?
363:名無しのヒーローオタク
セイヴァーズは三人だもんな
364:名無しのヒーローオタク
しょうがねぇな解説してやるよスチームパンカーちゃんの事をよぉ
まずスチームパンカーちゃんもといスチーちゃんはな、元セイヴァーズにして創設者のつよつよガールだ。
大体……10年前に現役で活躍していたんだが、その時の怪人製作研究所のボスと相打ちになって、そのまま何処かへ行ってしまって行方不明となった。
365:名無しのヒーローオタク
聞いてねぇよ
366:名無しのヒーローオタク
もしや都市伝説のやつ?
367:名無しのヒーローオタク
>>366 正解。
未だに何処かで発見報告はされるんだが、声は変えてるし、『スチームパンカー』としか名乗らないから情報が全く不明なんだよ
ちなみに俺も助けられたときカッコよすぎて惚れた
368:名無しのヒーローオタク
いちいち長い!
369:名無しのヒーローオタク
戦闘力は?
370:名無しのヒーローオタク
現セイヴァーズより確実に上
371:名無しのヒーローオタク
えぇ……?
372:名無しのヒーローオタク
さす嘘
373:名無しのヒーローオタク
嘘じゃねぇよ!!!!!!
374:名無しのヒーローオタク
こわい
375:名無しのヒーローオタク
ごめんなさい
376:名無しのヒーローオタク
んーでもさ、隠れて活動するよりかは現セイヴァーズと合流した方がいいんじゃねぇの?
377:名無しのヒーローオタク
俺もそう思うんだが、なんなんだろうな……
378:名無しのヒーローオタク
でも本当にヒーローって感じがして好きやわ
379:名無しのヒーローオタク
正体隠しヒーローがカッコイイのは当たり前だろ
380:名無しのヒーローオタク
調べたら写真出てきたわ、デザインやばいなこれ
<写真>
381:名無しのヒーローオタク
おほっ
382:名無しのヒーローオタク
いいねぇ
383:名無しのヒーローオタク
捜索隊結成しようかな
384:名無しのヒーローオタク
推し仲間が増えて嬉しいよ俺は
「うーむ、最近ちょっと表に出過ぎたかな」
セイヴァーズの本拠地、『セイヴ・ベース』の研究室にて、一人の女がパソコンとにらめっこしていた。
深めの金色の髪をしていて、前髪長めのウルフカット。
彼女こそ、セイヴァーズお抱えの天才科学者『
眼鏡を直し、他の記事も読もうとしたとき、ドアがノックされた。
「どうぞ」
「失礼します」
そう言って入ってきたのは、セイヴァーズリーダー『
「要件は……あぁ、また壊したの?全くもう……」
「すみません、今回の敵は『鉄壁』の異能でして……」
「鉄の壁を刀で切ろうとするんじゃないよ」
仁が持ってきたのは、砕けた刀。
遥特製の炎を溜め込んで放出できる刀であり、ブレイカーとしての専用武器である。
この男は手間をかけて設計した傑作をぽんぽん壊して持ってくるのだから困ったものである、本当に。
「うし、治したぞ〜……何処見てんの君?」
「いや、この銃は一体なんだろうと思いまして……二人の武器ですか?」
仁が手に取っていたのは、ギアが組こ込まれ、『スチームパンク』を彷彿とさせるデザインをした銃、というかリボルバー。
導引 遥がスチームパンカーとして活動する上で最も必要とするもの……所謂変身アイテムである、名前はグロウリー。
「んッ……それはぁ……プロトタイプのセイヴァーシステムだね、処女作だからとっておいてあるんだ」
「そうなんですね、遥さんの処女作……やっぱり昔から凄かったんだ……」
「ん~……ありがとね、さぁホラ、もうすぐ会議の時間じゃあないか?」
「本当だ、それでは」
「もう壊すなよ〜……ふぅ」
会議を理由に追い出すことに成功した遥は、緊張感から解き放たれる。
「いやぁ〜……迂闊だった、出しっぱだったか」
彼女が何故バレないようにしているのか、その理由は大きく二つ。
一つ、セイヴァーズ及び全国の『ヒーロー』と呼ばれる職業は、所謂公務員で、正式な審査の後貰える免許証が必要。
だが、そのシステムが出来たのは五年前であり、つまるところ遥は無免許ということになる。
二つ、実は今スチームパンカーはセイヴァーズと接触してしまっており、セイヴ・ベース内で『セイヴァーシステムを使用している謎の無免許ヒーロー』と扱われているため、判明すると面倒なことになる(何故あのヒーローがセイヴァーシステムを?という問いに「知らない」と咄嗟に言ってしまったため)
「はぁ……なんでこんなことなったんだろ」
……遡ること二十四年、導引遥四歳のとき。
その日、高熱でぶっ倒れ、遥は酷く魘されていた。
意識の混濁、焦点のブレ、手足の痙攣など、とても酷い状態だった。
数日後完治するが、完治後、病院の人に“まるで人が変わった様だ“と言われるほど変わった。
それもそのはず、何せ
彼女の中身は、現在いる地球とはまた別の地球……マルチバース上の『導引 遥』だった。
バース遥のいた地球では、『アルティメットセイヴァーズ』というアニメがあった。
主人公は剛烈 仁で、悪を根絶するため日々奮闘する物語である。
だが、その中に『導引 遥』は居ないし、『スチームパンカー』も存在しない。
代わりに、『スチーム・パンク』という名の敵の幹部キャラクターなら居た。
バース遥はそのスチーム・パンクというキャラが推しで、コスプレ衣装を自作するほど好きだった。
初登場は一話目、『セイヴァーズ』退場回は第六十八話目、『風前の火煙』。
最後はボスを裏切り、主人公達に希望を託し、散った。
スチーム・パンクが逝った後、バース遥は気力を無くしてしまい、気分転換に外に出た。
しんしんと雪が降る中そのまま歩いていくと、突如車道から車がスリップして突っ込んできて、死亡。
そして目が覚めると四歳の身体になっていた。
幻覚でもなんでもなく、本当に四歳児の体。
そう、導引遥は転生したのだ。
『アルティメットセイヴァーズ』の世界に。