今回初投稿なので厳しい目で見ていただくとありがたいです。
この物語は原作「問題児達が異世界からくるそうですよ?」がモチーフです
モチーフ・・・?パクリ・・・?なんでもいいやでは本文をどうぞ
「・・・で?誰だお前は」
いきなり唐突の質問を問いかけたのは中学生程度の身長に
やや長めの髪を後ろで結びポニーテールにしている男の子
二兎天(にと・てん)だ
「・・・・」
「おいこらなんか言え」
「しーなんですよ!まだ出番じゃないです!ひっこんでてくださいませ!」
「なんだそりゃ・・・」
二兎は厭きれながら頭にうさ耳をつけた可愛らしい少女と草木の茂みに隠れている
*
「あっ!きましたよ!」
「・・・・あん?」
二兎が茂みから少し頭を覗かせて周囲をみると・・・
特になにも変わっている素振りはない
「おい黒ウサギ・・・何が来たって?」
訝しげに二兎が言うと黒ウサギを呼ばれているうさ耳少女は小さなハリセンでパシッと叩いた
「もう!左右だけでなくて上下も見てくださいょこんのおバカ様!」
言われるままに下を見る・・・特に異常はない
「黒ウサギ・・・からかってるのか?」
「こんのお馬鹿様!なぁんで下を見て上をみないのですか!」
今度は少し大きくなったハリセンでスパンと叩く
「いやいかにも上から来るだろうと思ってよ・・・下から召喚とか怖くね?グールかよ」
やれやれといった素振りを見せて二兎はようやく上をみる
そこには空から降ってくる3人の人間らしきものが見える
「黒ウサギさ・・・」「はい?なんでございましょう?」
二兎は深刻そうにつぶやく
「あれ全員人間じゃね?」「そうでございますが?」
黒ウサギは別段特に問題はない素振りを見せる
・・・・が、二兎は違った
「え?お前コミュ再建したいんじゃねーの?だったらお前あれだよ
もっとなんだ?霊格?ってやつ高いやつ選べなかったのかよ」
しばらく不思議そうにしていた黒ウサギはプフーと笑い
「二兎さん?それは偏見というものですよ?人間だからと言って、強大なギフト
または頭脳明晰な方だってたーっくさんいるのです。それこそ修羅神仏すら倒
しかねない方がいますし!事実私のコミュには・・・」
黒ウサギはそこで話をやめた。やめたというか止めさせられた。
「悪いその話長くなるなら後でいいや。ほら、3人が湖に落ちたぞ」
二兎が言い終わる前にドパーンと音を立てて3人の墜落者が湖に水柱を建てる
「もう!いつも人の話聞かないんですから!あとでお説教です!」
「なぜに・・・」
少し理不尽なお説教宣言を受けて二兎は黙り込み、心の中で思っていた
(人間は確かに万物を倒すが無力じゃ意味ないんだよなぁ・・・)
*
「信じられないわ!まさか問答無用で引きづり込んだ挙句、空に放り出すなんて!」
「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。
石の中に呼び出された方がまだ親切だ」
「・・・・。いえ、石の中によびだされてはうごけないでしょう?」
「俺は問題ない」
「そう。身勝手ね」
二人の男女はフンとお互いに鼻を鳴らして服の端を絞る
「・・此処どこだろう」
「さぁな。まあ、世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねえか?」
耀のつぶやきに十六夜が応える。なんにせよ、彼らの知らない場所であるこここは確かだ
「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ、もしかしてお前らにもあの変な手紙が?」
「そうだけど、まずは”おまえ”って呼び方を訂正して。――私は久藤飛鳥よ。以後は
気を付けて。それで、そこの猫を抱きかかえている貴方は?」
「・・・・春日部耀。以下同文」
「そう。よろしく春日部さん。最後に、野蛮で共謀そうなそこのあなたは?」
「高圧的な自己紹介ありがとよ。見たまんま野蛮で共謀な逆廻十六夜です。
粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃った駄目人間なんで、用法と容量を守った上で
適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取扱い説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」
「ヤハハ。マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
心からケラケラ笑う逆廻十六夜
傲慢そうに顔をそむける久藤飛鳥
我関せず無関心を装う春日部耀
そんな彼らを物陰からみていた黒ウサギは思う。
(うわぁ・・・なんかまた問題児ばっかりですねぇ・・・)
黒ウサギの後ろにいる二兎も思った
(うわぁ・・・なんかすげーのがきたな・・・)
*
十六夜はいらだたしげに言う。
「で?呼び出されたはいいがなんで誰もいねぇんだよ。この状況だと、招待状に
かかれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」
「そうね。なんの説明もないままでは動きようがないもの」
「この状況に対して落ち着きすぎてるのもどうかと思うけど」
(まったくです!)
黒ウサギはこっそりツッコミを入れた。
もっとパニックになってくれれば飛び出しやすいのだが、場が落ち着きすぎているので
出るタイミングを計れないのだ
(まぁ悩んでも仕方ないです。これ以上不満が上がる前におなかをくくりますか)
と、黒ウサギが身を乗り出そうとした直後
「―――仕方ねぇな。こうなったら、そこに隠れてる奴にでも話を聞くか?」
物陰に隠れていた黒ウサギはビクゥ!と飛び跳ねた
「なんだ、あなたも気づいてたの?」
「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ?そっちの猫を抱いてる奴も気づいてたんだろ?」
「風上に立たれたら嫌でもわかる」
「・・・・へぇ?面白いなお前」
敬白そうに笑う十六夜の目は笑っていない。三人は理不尽な収集を受けた腹いせに
さっきのこもった冷ややかな視線を黒ウサギに向ける。黒ウサギは怯んだ・・・が
「や、やだなぁ御三人様?そんな狼みたいに怖い顔で見られるとウサギは死んじゃ
いますよ?なのでここはひとつ、穏便にお話を聞いていただけたら嬉しいでござ
いますよ?」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「あっはー♪取りつく島もないですね★」
と、耀がふっと近づき
「えい」
「フギャ!」
黒ウサギのうさ耳を思いっきり引っ張った
「ちょちょっとおまちを!まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギのステキ耳をひきぬk・・」
黒ウサギは抵抗しながら耀の魔の手を抜けたがそこに待ち受けていたのは
「へえ?このウサ耳は本物なのか」
十六夜がつかんで引っ張る
「じゃあ私も」
今度は飛鳥も残った耳を引っ張る
左右に力いっぱい引っ張られた黒ウサギは言葉にならない悲鳴を上げ、その絶叫は―
――近隣に木霊した――
「・・・俺は気づかれてねーのかよ」
二兎はため息交じりに茂みからでていき3人と一匹に近づいた
*
「あ、あり得ない・・・ありえないのですよ・・・まさか話を聞いてもらうために
小一時間も消費してしまうとは・・・学級崩壊とはきっとこのような状況を・・」
「いいからさっさと話せ」
「はぃ」
涙目になりながら黒ウサギは説明を始める。
こほん。と咳払いをし
「ようこそ皆さん!この箱庭の世界へ!ここでは修羅神仏から与えられたギフトを持つ
皆さんのような恩恵所持の方にそのギフトをつかってギフトゲームをするチャンスを
プレゼントさせてもらったのですよ!」
「ギフトゲーム?」
「Yes!ギフトゲームとは自分の恩恵を賭け、ゲームに挑み、この箱庭の世界で面白可笑
しく楽しんでもらうための世界なのです!」
3人とも黙って聞いていたが一人言葉をはさんだ
「おい黒ウサギ」
「はい、なんです?二兎さん?」
「めんどくさいから一回ギフトゲームしよう。それでこいつらわかるだろ」
突拍子もない提案に黒ウサギは目を丸くして固まる。が。
「まぁ確かに・・・黒ウサギと二兎さんがギフトゲームをすれば御三方にも
わかりやすいと思いますけど・・・どんなゲームを?」
二兎はこれだと言ってトランプを出す
「このトランプを捲って一番最初にジョーカーを引いた奴の勝ち。どうだ?」
「・・・シンプルですね・・・まぁ御三方は初めてですしこれくらいでも・・・」
「ちょっとまて黒ウサギ」
「はい?」
「なにその人」
「・・・・俺?」
「・・・・誰」
三人は二兎を指さしてそれぞれ違う言葉で二兎に言った
二兎は小馬鹿にしたような態度で
「え・・?まさかまだ気が付いてなかったの?視力大丈夫かよ」
「視力の問題じゃない。匂いも気配もなかった。あなた・・・何?」
耀は訝しげに二兎を見る
「ふぅん・・・気配と匂いでも気が付けるってわけな。感覚強化のギフトか?」
「・・・言わない」
「そりゃ結構。ま。俺の名前は二兎天。お前らと同じでこいつに呼ばれた」
「なんでお前はこの世界の事を少し知ってるんだよ」
「まぁお前らより先に召喚されたって感じかな?白ウサギ?」
「だぁれが白ウサギですかこんのお馬鹿様!」スパーンと大きなハリセンが二兎を叩く
はぁぁーと大きなため息をつきながら黒ウサギは説明を再開する
「この方は二兎天さん」
「さっき聞いた」
「さっき聞いたわ」
「さっき・・・聞いたけど」
「さっき言ったぞ」
4人の息の揃った言葉を投げかけられ黒ウサギは崩れ落ちて
(こ・・・この問題児様方を黒ウサギが面倒を見切れきれるとは到底思えないのですよ)
ガクリと地面に四つん這いになった黒ウサギはそんなことを思い今後の苦悩する未来が
予知のように脳内に流れ込んでくるのであった。
はい。誤字あったら教えてください。国語力も低いので言い回しが変かもしれません
自己満足で投稿していくので少しでも面白いと思ったらコメント等いただけると
嬉しいです。
次回は黒ウサギと二兎と三人のギフトゲームから。
はてさて誰が勝つやら・・・