貞操概念逆転世界に転生!?やったー!   作:夢見る社畜

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性的な描写があります。注意されたら直します。


第3話 過去話②

「……セックスをする」

 

『……はい?』

 

 時間にして10分くらいだろうか、パソコンを睨み付けるように睨んでいた天道さんはこちらに向いて結論を出した。

 

「今日からセックスをし、作法やテクニックをその電脳に叩き込む。それしかあるまい」

 

『えぇ……』

 

「他に方法があれば聞こうじゃないか。ん?」

 

 睨まないでよぉ……なんて思いながら他に対抗策はないので押し黙る。でも、二週間毎日えっちしたからといって上手くなるものなんだろうか? 童貞だからわかんない。

 

「では早速するとしよう。時間は有限だ」

 

 そういって白衣を脱いで椅子に掛ける天道さんを見る。いや、ちょっと待ってほしい。

 

『ちょ、ちょっと待って』

 

「なんだ? 時間は有限だ。さっさと始めてさっさと覚えてくれたまえ……それとも私じゃ不満か?」

 

 なにやらまた不機嫌になってる……もうやだ怖いこの人。

 

『いやいや、えっちするにもこの状態じゃ出来ませんて』

 

「……ああ、そういえばまだボディと接続していなかったな。すまんすまん」

 

手をポンと叩いてつかつかと俺の背後に回ると、ぱさりとなにかが落ちる音がした。

 

「さて、今からボディと接続するから一旦電源を落とすぞ」

 

『あー……そうですよね、電源落としますよね……はい、大丈夫です。覚悟できました』

 

「電源が切れるのは恐ろしいのか?……ふむ、その辺りのことは事が済んだら色々聞かせてもらうとしよう」

 

 では切るよ、と天道さんの声が聞こえた瞬間、ゆっくりとだけど確実に思考がでkiーー……。

 

「ーーgennとう入。さて、なにかエラー表示が出ていたりするか?」

 

 目を覚ますと視界にはモニターを見ている天道さんと、なんだかよくわからない文字や数字が浮かんでいた。

 

『なんだかよくわからない表示が出ているんですが……』

 

「君の視界はこちらでもモニタニングしている。今表示されているものは電源の容量や各センサーの値だ。今は気にしなくてのいい」

 

『まるでゲームみたいだな……』

 

「質問に答えたまえ。エラーは赤字で表示されるから赤字があるかどうか言え」

 

『あ、すいません。特に赤い文字はないです』

 

「そうか、では今から言う部分を動かしてくれ。……さすがに、手足の動かし方がわからない……とかはないよな?」

 

『……』

 

 人間だった時は意識せずに手足を動かせたが、今はアンドロイド……勝手が違うのかもしれない。動かなかったらどうしよう……。

 

「おい……まさか本当に……」

 

『た、たぶん大丈夫です! 早速テストしましょう!」

 

「はぁ……ではまず右手をゆっくり上げてくれ」

 

 俺は天道さんに言われた通り右手をあげる。思った通りに右手が上がったことに俺はほっとすると同時に、視界に右手が目に入った。

 

 ーーすごい。まるで本物のみたいだ。

 

 上げた腕から手を目の前に出してしげしげと眺める。皮膚の張りや皺、毛の一本一本しっかりと生え揃っている。指の動かしたり握り込めばすればそれに合わせて筋肉が動く。これが本当に人工物なのだろうか。

 

「こら、勝手に動かすんじゃない」

 

『あ、すいません。本当の腕みたいで感動してしまって』

 

「今回はより本物らしくがテーマだからね。……さて、次はーー」

 

 俺は天道さんの指示通りに体を動かしていく。その全ての動きが滑らかで、まるで元の体と錯覚しそうになるくらいだった。

 

「ーーよし、こんなものだろう。接続及びボディに問題なし」

 

『すっげ……100キロの鉄球をお手玉できるとかやべぇ……』

 

「そのくらいの重量を楽に扱えないと、()()()の要望に答えられないからね……そんなことより、動作確認は終わったんだ、さっさと始めようじゃないか」

 

 感動して両手を見ていた俺に天道さんは声をかけて椅子から立ち上がった。そしてYシャツのボタンを手早く外していく。ちょ、もっと恥じらいを……。

 

『……ノーブラ!?』

 

「なんでセックスのテクやら作法は知らないのにブラは知っているんだ……しまった、これでは下着の着脱の練習ができないな。しかたない、あとで買いにいくか」

 

 目の前に現れたデカパイに俺はガン見してしまう。でかさもそうだがこの張りはなんだ……やっべ、ピンクの先っぽがつんと上を見てやがる……色もまったくくすんでないし、その周りの色なんてまるで桜の花びらのような淡く優しい……はぁあ……えっろ……。

 

「ーーおい、おい! どうした!? バグでの起こったのか!?」

 

 俺を呼ぶ声にハッと目を覚ます。いかん、つい夢中になって見てしまった。生まれて初めての生おっぱいに感動と興奮で意識を持っていかれていた……くそ、なんて恐ろしいんだおっぱい……!!

 

『す、すいません! あまりにエロ……いや、綺麗さについ夢中になってみてしまってました』

 

「また綺麗などと……そ、そんなに綺麗か……? い、いや、それよりも!! 私の話を聞いていたか?」

 

 あーいけません天道さん! そんな下から持ち上げたりたぷたぷ揺らしたりぐにぐに揉んではいけません!! あー! あー!! いけません天道さん!!

 

「こら、もう一度話すからちゃんと聞け」

 

『だったらおっぱい触るの止めてもらっていいですか……?』

 

「見なければいいだろ」

 

『出来たら苦労しないんだわ!!』

 

「わ、わかった……」

 

 俺の剣幕に押されてか、おっぱいを触るのを止めてくれた。でもまだ見える……見えちゃってるけど……なんとか意識を天道さんの顔に集中させる。……うわぁやっぱりてんどうさんきれえ……。

 

「もういいか? じゃあ、私の下着を脱がせろ」

 

『はい?』

 

「大体の客は下着をセクサロイドに脱がせるらしいからな。手間取っていたら不良を疑われる」

 

『いや、下着って……ノーブラ……いや、まさか!?』

 

 俺は視線をおっぱいより下ーー柔らかそうな下腹部を越えて股間へと移す。そこには先程まで履いていた白いズボンではなくてーー真っ白なパンツがあった。

 

「なに、パンツを脱がすのはブラを脱がすより楽だ。両脇に指を入れて丸まらないように下へずらす。簡単だろ?」

 

 そういって俺の目の前でパンツをずらす天道さん。ずらされて現れたそれに俺は「ではやってみたまえ」おう!?

 

「ほら、ここに指を入れて……」

 

 俺の手を取り、指を一緒の下着の中に入れてゆっくりと一緒に下に下ろしていく。また、目の前に現れたそれにーー

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、出来たな」

 

『ハイ』

 

ーー生えてなかった。俺の感想はそれだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのな、今からセックスするんだぞ? そんな体たらくでどうするんだ」

 

『そんなこと言われましても……』

 

 なぜか部屋にあるベッドに手を引かれて座らされている。もし本物の肉体があったならば、きっと興奮や緊張で足がガタガタ震えていたと思うが今はそれがない。情けない姿を見せなくて正直よかった。

 

 そんな緊張している俺の様子を見た天道さんがぽつりと呟いた。

 

「……やはり抱きたくなくなったか?」

 

『……え?』

 

「私は醜い。君は美しいというが世間一般的に言えば不細工……しかも、視界に入るのですら嫌がられるレベルだ」

 

『え、マジです……?』

 

「マジだ。そんな訳で私はよく苛められた。だが幸いにも頭の出来はよかったんでね、それでなんとか孤立はしなかった」

 

 足を抱えてぽつぽつと独白を続ける彼女の姿に、ないはずの胸がずきりと痛んだ。

 

「政策で初めて会った男にも罵声されて拒否されたよ。あんな化け物とヤるなんて冗談じゃない、とね。……まあ、私も自身の容姿については自覚していたからなにもせず解散したが」

 

「だけど……まあ、もしかしたら……と思わなかったわけじゃない……」

 

「……セクサロイドを作ったのも、笑顔で私を抱き締めてくれる誰かがほしかったからだ」

 

「そんな中、君のようなAI……いや、()()が現れた」

 

 黙って聞いていた独白に、俺はつい反応して腰が浮くも手で制されてしまう。黙っていろということなんだろう。大人しくベッドに再度腰かける。

 

「質疑応答と少しだけだが話をして確信したよ。君は私と同じ人間だと。とても信じられないが、今の技術では君のようなAIは造れない」

 

「今まで脅したり、酷い事を言ったりしてすまなかった」

 

 そういって天道さんは俺に向かって深々と頭を下げてきた。

 

『……頭をあげてください天道さん』

 

 天道さんは頭をあげない。

 

『正直、王水で脅されたのはほんとに怖かった。俺が生身の人間ならまじで泣きわめいていましたよ』

 

 びくりと、天道さんの体が震えた。

 

『でも、許します。なぜなら』

 

 ーー一目惚れしたから。

 

「……はへ?」

 

 我ながら実に単純。あんな酷い事されても美人なんだから許してしまうとは。……まあ、話をしていて楽しかったのもあるけど。

 

 あまりにあっさり許されたせいか、天道さんは頭を上げて呆けていた。

 

『惚れた弱味ってやつですね。こればかりは理屈じゃないんですよ』

 

 にへらと笑いかけると、天道さんも笑いかけ……って天道さん!? なんで泣いてるんです!?

 

『あ、あの!?』

 

「す、すまない。なぜか涙が……いや、許されて嬉しい……とか一目惚れとか言われてドキドキ、したりとかで頭の中が……」

 

 なんて言いながらまだまだ溢れてくる涙を拭う姿に、俺はどうしていいかわからずおろおろすることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『お、落ち着きましたか?』

 

「すまない。情けない姿を見せてしまったな……」

 

 擦ったせいか目尻が少しだけ赤くなった天道さんが俺に笑いかける。

 

「……ふふ、セックスする雰囲気ではなくなってしまったな。どれ、お茶でも淹れようか」

 

 なんて言って立ち上がる天道さんの手を掴んで止める。

 

「どうし……ああ、すまない。君は飲食できなかったな。ついつい『いやいや、ヤりますよ? なんでヤらないんです?』……へ?」

 

 当たり前である。それはそれ、これはこれ。あんだけえちちな体を見せつけられてここでお預けなんてのは王水よりも酷い脅しだ。

 

「や、やるのか!? いや、もちろんいやと言う訳ではなくて……その」

 

『いいからいいから』

 

「こ、こら、勝手に抱き上げるんじゃない!! い、今か? 今ヤらないとだめなのか!?」

 

『頭のいい人は言いました。いつヤるの? 今でしょ!! と』

 

「そ、それは素晴らしい格言だとは思う!! だ、だが私はさっき言ったように男性経験はなく今まで数回おもちゃとセクサロイドを使った事があるだけでその」

 

『大丈夫、俺も童貞ですがなんとかなりますよ』

 

「ま、待て! こ、心の準備を……アッ♡こ、こら勝手に胸をさわ……ッ♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃ濃いの出た。

 

 

 

 

 

 

 

 




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