「とりあえず、奏ちゃんに落ち着く時間をあげたいから家の中を案内するわね~」
『はーい』
聡子さんの言うとおり、今無理に奏ちゃんと絡んでも良い結果は得られないだろう。俺はこれからどうするべきかを考えながら、聡子さんに手を引かれつつ家の中を案内された。
「ここは私たちの寝室で~す。ベッドは大きいのに変えたから安心してね~」
『き、キングサイズ……』
「うふふ……これなら夜、どんな体位でも大丈夫よ~」
あ、やっぱりヤるのは確定なんです? 父親役だけじゃなかったんですねぇ。……いくらセクサロイドとはいえ、中身は普通の人間だ。こうポンポンとそんなに知らない人とするのは……。
俺が複雑な表情を浮かべているのに気付いた聡子さんが、腕を抱き寄せて耳元で囁いてくる。おっほ、おっぱいやっべ……吐息やっべ……。
「もちろん、無理にとは言わないわ~……だけど、一緒に寝ることはしてほしいの。奏ちゃんに怪しまれたくないから~……」
『そ、そうだよな。怪しまれない為に一緒に寝るしかないよな!』
「ええ~。……でも、もし~……私に少しでも憐れみを覚えたのなら……お慈悲をいただきたいです~」
あーだめです! そんな熱い吐息を漏らしながらおっぱいを腕にすり付けちゃ! あーだめだめエロすぎるって!
『あー……その、聡子さん?』
「ふふ、ごめんなさい~困らせちゃいましたね~」
そういって意地悪そうな笑みを浮かべながら離れる聡子さんに、俺はドキドキしながらも言うべきこと言う。
『……憐れみなんかで抱くつもりはないから。抱くときはその、純粋に聡子さんが欲しいから抱く』
「……っ」
「……っ」
あーくそ、全然カッコいいこと言えねえ。……ごめん天道さん、俺は二週間我慢すること出来ないと思う……。ってあれ、今誰かいた?
寝室のドアを見るも、別に開いてないし……気のせいか。
[ちょwww母親が男連れて帰ってきたんだがwww]
29:スレ主
やべえ……やべえよ……
30:名無し
お、ようやく書き込みやがった
31:名無し
釣り宣言マダー?
32:名無し
男=セクサロイドだって結論出たから
33:名無し
釣りスレあるある。でも同期が彼氏出来たとか言って現行機とのツーショ送ってきたのは殺意沸いたわ
34:名無し
何でだよ
35:名無し
最新機だったんだよ。こっちは二世代前のをまだ使ってるってのに……
36:スレ主
なんとか話しかけようと意を決して部屋を出たらさ……母親と男が寝室に入っていったんだ……
37:名無し
ガタッ
38:名無し
ガタッ
39:名無し
ガタッ
40:名無し
スペック、スペックを早く!
41:スレ主
スペック
身長 160センチくらい?
年齢 32才
顔 めっちゃぶっさいく
体 めっちゃおっぱいとおしりはでかい。前ブラが壊れたとか泣いてた
42:名無し
誰が母親のスペックって言ったよダボハゼ!!
43:名無し
男に決まってんだろ!!
44:名無し
パンツ脱いでディルド用意した。いまローション温めてる
45名無し
はえーよ
46:名無し
男のスペックはよはよ
47スレ主
釣りスレとか言ってたくせに
48:名無し
すいませんっした!!
49名無し
私は信じてたよ。だから早く
50:名無し
ま、まだ釣りじゃないって決まったわけじゃない! だから動画うpはよ
51:名無し
隠し撮りハメ撮りってエロいよね、わかる
52スレ主
男スペック
身長 母親より大きい。170くらい?
年齢 不明。母親より若そう
顔 めちゃくちゃイケメン……というほどではない。普通? でも、めちゃくちゃ優しい目をしてた。私に挨拶したとき、しゃがんで微笑みかけてくれた。
声 全然威圧的じゃない。初めて生の男と話したせいかふわふわした。
53名無し
ウッ……ふぅ……
54名無し
はえーよ。
55:名無し
大事なこと書いてないじゃない! ちんぽは!? ちんぽの大きさを教えなさいよ!!
56:名無し
ちんぽより腹筋が割れてるかどうかだろ
57:名無し
いーや、乳輪のサイズだね
58:名無し
マニアックすぎだろ……ちなみに私は小さめ濃いめが好き
58:名無し
長乳首の話と聞いて飛んできますた
59:名無し
帰れ
60:スレ主
見れるわけねえだろボケ。
話を戻すぞ。どうしていいかわからなかったから、とりあえず名前だけ伝えて部屋に戻ってスレ立てしたあともう一度話しかけに行こうしたんだよ。
61:名無し
≫部屋に戻ってスレ立て
模範的まんJ民
62:名無し
これだから陰キャは……私ならもう口説いてベッドインしてるってのに
63:
陰キャだけにってか? 誰が上手いこと言えとw
64:名無し
そんな奴がまんJにいるわけねえだろ
65:名無し
どもって愛想笑いしながら黙る光景が見える見える
66:名無し
というか母親の男寝取るなよ……
67:名無し
家庭崩壊まったなし
68:名無し
所詮この世は弱肉強食……か
69:名無し
お前らちょっと黙れ。ローションが冷めるだろ
70:スレ主
そしたら二階に上がってきたから慌てて部屋に戻って、ドアの隙間から様子見たんだよ
71:スレ主
そこには仲良く手を握りながら寝室に入っていく二人の姿が……だから、こっそり寝室の前に行って聞き耳立てたわけよ
72:名無し
俺やだよ母親のあえぎ声聞くとか
73:名無し
でも母親が連れてきた男のあえぎ声なら……?
74:名無し
有りよりの有り
73:名無し
娘に紹介して即ハメとかどうなってんだよお前んち
74:名無し
一刻も早く、今声を出したら娘に声を聞かれるわよプレイがしたかったのかもしれん
75:名無し
それならしかたない
76:スレ主
そしたら話し声が聞こえてさ……私を憐れに思うならお慈悲をくださいみたいな内容で……
77:名無し
うっわ……
78:名無し
きっつ……
78:名無し
ディルドとローションしまった
79:名無し
パンツ
80:名無し
めっちゃぶさいくな母親が若い男連れてきたって時点で気づけよ。どうせ金払って彼氏のふりしてほしいってお願いしたんだろ
81:名無し
金で男買うの違法だろ?
82:名無し
明言は避けるけど、補助金とかじゃお小遣い足りないって男はいる
83:名無し
まじか、理解したわ
84:名無し
スレ主、もう邪魔してやんなよ。母親は二週間だけの甘い新婚生活を味わいんだよきっと
85:スレ主
私もショックだったんだけど、男の……いや、パパが『憐れみなんかで抱くつもりはないから。抱くときはその、純粋にママが欲しいから抱く』ってめっちゃカッコいいこと言ってるの聞いちゃった……
86:名無し
ファッ!?
87:名無し
ファッ!?
88:名無し
ディルドギンモヂィィィィィィィィ!!
89:名無し
仕舞ったんじゃねーのかよ
90:名無し
まじかー!! 私も言われてええええええ!!
91:名無し
お前が欲しい。抱くぞ系いいよね……インキュバス系彼氏ほしい……抱かれたい……
92:名無し
どこが格好いいんだよ。なーにが純粋にお前がほしいだ
93:名無し
でも、言われたいだろ?
94:名無し
……うん
95:名無し
言えたじゃねえか
96:名無し
くっそ……私もそんな母親の彼氏が欲しかった
97:名無し
そこは彼氏じゃねえのかよ
98:名無し
寝取りはやめなされやめなされ……
99:名無し
もちろん実況はするんだよなぁ!?
100:スレ主
いや、バレて邪魔しちゃ悪いから部屋に戻ってきた。
101:名無し
は?
102:名無し
は?
103:名無し
は?
104:名無し
お前ほんとつっかえッッッッ!!
105:名無し
なんの為にお前の話を聞いたと思ってんだよ!?
106:名無し
ハーメ撮り!! ハーメ撮り!!
107:名無し
戻るのは1000歩譲って良いとして、なにがヤバくてレスしたんだよ。お前の頭か?
108:名無し
もしや3Pのお誘いが来たのか!?
109:名無し
出会ってすぐ親子丼とかAVかよ
110:名無し
古来より裸の付き合いと言うものがある
111:名無し
ちょっと男子校に裸で突撃してくる
112:スレ主
いや、うちのパパ格好良すぎない? って自慢したくてレスしたw
113:名無し
死ね
114:名無し
氏ねじゃなくて死ね
115:名無し
ふぅ……みんな穏やかじゃないね。大和撫子の心を失ってはいけないよ
116:名無し
スッキリして賢者タイムに入ってんじゃねえよ
117:名無し
わざわざ自慢するためにレスしたってのか!? 人の心とかねーのかお前にはよ!!
118:名無し
どうせ釣りだってお前ら
119:スレ主
あ、昼飯に呼ばれたから行ってくるわ。パパの手作り料理だって!
120:名無し
死ね
121:名無し
死ね
122:名無し
ほんと死ね
123:名無し
私だって毎日手料理を作ってくれるパパが欲しいんだが?
あの後、手ではなく腕を抱き締められながら家の案内をされた。……あかん、ボディタッチの回数とかやたら増えたし……これは今夜喰われる気がする……っ!
二人揃ってリビングのソファーで一息つくと、身を寄せながら聡子さんが話しかけてくる。
「以上が我が家になります~」
『ひっろいなぁ……シアタールームとかジムルームがある家とか初めて入ったよ……』
「そうですか~? 歩ちゃんのおうちはどうだったんです?」
『いや、まだ行ったことなくてな』
「あら? あらあら~? そうなんですか~!?」
めっちゃ嬉しそうに聞いてくる聡子さん。……ああ、そういえば、前の世界含めても女の人の家に行ったことなかったなぁ……。
『初めて女の人の家に来たけど、こんな感じなんだなぁ……』
「うっふっふっ、海さんの初めてもらっちゃいました~」
わざとらしく初めてを強調するなあ……まあ、初めてをもらうのは嬉しいからね、しかたないね!
やれやれと頬を指で掻いた後、リビングにある時計を確認する。……11時半か。
『そろそろお昼にする?』
「そうですねえ~……あの~海さん~……」
『ん?』
「よければその、海さんの手作り料理が食べたいな~って」
『て、手作り?』
俺の腕を谷間に挟みながら上目使いで見つめてくる冴子さんに、俺は困った顔をする。独り暮らし歴は長いから作れはするけど、そんな凝ったものは出来ない。
「簡単なものでいいです~! ぜひぜひ、男の人の手料理を一度でいいから食べてみたいんです~!!」
『うーん……本当に、簡単なものでいいんなら……』
「はい! 材料や調味料各種はすでにキッチンに用意してありますので好きなように使ってください~!」
『わ、わかったよ』
めっちゃぐいぐい来る聡子さんに負けて、俺は了承してしまう。ま、まあ簡単なので良ければ作れるのはほんとだし……頑張るかぁと立ち上がる。
『あんまり期待するなよ? あと、奏ちゃんを呼んできてくれ』
「もちろん! 奏ちゃんも喜ぶわ~」
『だけど嫌がったら無理に呼ばなくてもいいからな? 最悪、二人が食べてる間はシアタールームで暇潰しとくから』
「大丈夫大丈夫~!」
足取り軽く二階に向かう聡子さんを見送って、俺はキッチンに向かう。
「あ~いい匂い~!」
「……」
俺がフライパンを振るっていると、二人が二階から降りてくる。……よかった、奏ちゃんも来てくれたみたいだ。
火を扱っている事と、あまり見すぎて怯えさせるのも憚られるので目の前の調理に集中する。
「海さんの料理楽しみね~きっととっても美味しいわよ~!」
「……うん……」
く、無駄にハードルをあげるんじゃない! ただでさえ味覚センサー頼りの初めての調理だってのに!
俺は何度も味見をしながら、視界に表示されている数字とにらめっこしながら調理を進めていった。
『出来上がり~っと。……あー、ほんとに簡単なものだし不味かったら残していいからね?』
出来た料理をリビングに運んで二人の反応を見る。ーー俺が作ったのは豚バラレタス炒飯と卵スープだ。前の世界でよく休日作っていたから失敗はしてないと思うが今の俺はセクサロイド……味がどうなっているのか保証ができない。
二人は目を輝かせると、レンゲで炒飯を掬いーー
「お……美味しい!!」
「……んま……!」
『ほんとか? よかったー……』
一口二口と続けて食べる姿に俺はほっと一息ついて、
なんとこのボディ、飲食することが出来るのだ。さすがに消化吸収することはできないため、後で腹か尻から出す必要があるが。なぜ尻からも?と思ったが……まあ、リアル思考セクサロイドだからね、仕方ないね。
食事中に考えることじゃないと、俺は思考を切り替えて家族の食事を楽しむ。
「ほんと、美味しいわ~」
『そんなに褒めてもなにもでないぞ?』
「本当の事を言っただけよ~」
『ふふ、ありがとうな。……おっと、奏ちゃん、口の横についてるよ』
「……?……」
『どれ……はい、取れた』
俺は口の横についていた米粒を取ってあげる。
「……!?……」
すると、奏ちゃんは顔を真っ赤にして俯いてしまった。……しまった、さすがにでしゃばりすぎたか!?
やらかした! とあわあわしていると、ギリ……ッというこの場に相応しくない音が聞こえた。音の方を見ると満面の笑みを浮かべる聡子さんの姿が。……いや、まさかねぇ……?
「……ぁ……ぁり……がと……」
俺が戦々恐々としていると、奏ちゃんの小さな声が聞こえてきた。と、とりあえず聡子さんより奏ちゃんだ。
『どういたしまして』
よし、とりあえず奏ちゃんとのコミュニケーションはオッケーだな。俺はホッと一息ついて食事を続ける。……こちらを笑顔でガン見してくる聡子さんを無視しながら。
365:スレ主
パパの炒飯、大変美味しゅうございました……!!
366:名無し
ほんと死ね
367:名無し
ほんまこいつ……スレ主は早く≫365をアク禁にしろ
368:名無し
落ち着け、そいつがスレ主だ
369:名無し
炒飯詳細はよ
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