元トレーナー(勤務0日)と不屈の王 連載版   作:アズール

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ストック切れても!ある程度は一気に投稿したい民。感想とかくれた日にゃ爆速で書くけどな!

 感想いっぱい欲しい(強欲)


第9R それでもボクは…

 side テイオー

 

 

 うーん…昨日の店主さん。急に真面目な顔してあんなこと言ってくるなんて…

 

 

 『トウカイテイオー。君がもし、菊花賞を走りたい。もしくはまだ走るために全力で努力すると誓うなら…明日。君のトレーナーを連れてきてほしい。』

 

 

 あれって…どういう意味なんだろう?ボクは確かに走りたい…菊花賞とって三冠ウマ娘になるって…会長みたいになるって…でも…

 

 

 『怪我の具合からして、菊花賞は無理でしょう』

 

 

 …どうすればいいんだろう…ボクは…

 

 

 「テイオー?どうかしましたか?」

 

 

 「あ、ウウン!ナンデモナイヨー!」

 

 

 「そ、そうですか?何かありましたらすぐにおっしゃって下さいね?」

 

 

 「ありがとね!マックイーン!」

 

 

 マックイーンに心配かけちゃった…確かに最近、ボクは菊花賞のことを考えないようにしてた…けど…やっぱり…

 

 

 「…カイチョーみたいに……なりたいなぁ…」

 

 

 ボクは隣のマックイーンに聞こえないくらいの声で呟いた。ボクはずっと…会長みたいになりたくて…あの日のシンボリルドルフ会長みたくなりたくて、ここまで来たんだ!だからこそ…決めた。

 

 

 「…マックイーン!ボク、そういえばトレーナーに用事があったんだった!先行っててー!」

 

 

 「あっ!テイオー!?…もう、仕方ないですわね…」

 

 

 ごめん、マックイーン…目標になるって言ってくれてありがとう…でも、ボクは、もう迷わない。だから、君も、君らしく、頂点を目指してほしい。だから…

 

 

 

 

 

 

 「えっと…なんだ?つまり…」

 

 

 「ボクと一緒に、その喫茶店に行って欲しいんだ。」

 

 

 ボクは結局、トレーナーにお願いをして、行ってもらうことにした。あの時の店主さん…どうしても気になってしまったからだ。

 

 

 「…別にいいが、それはどうして?」

 

 

 「わからない。だけど、なんとなく、行かないといけない気がして…」

 

 

 トレーナーはしばらく悩んだ後に、覚悟を決めたようにこちらを見てくる。

 

 

 「…わかった。今からでも良いんだよな?」

 

 

 「うん。時間は指定されてなかったから…」

 

 

 明日に来てほしいとしか聞いてなかったし…多分…大丈夫…ダヨネ?

 

 

 

 side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、やべ…昨日のテイオーに時間言うの忘れたなぁ…ま、まぁ…学校終わりだろうし、この状況ならいつ来ても大丈夫ではあるが…

 

 

 そう思っていると、ドアの方からベルの音が鳴る。入店の知らせを伝えるそれがなり、そちらへ向かうと、

 

 

 「こんにちは!店主さん。」

 

 

 「へぇ~ここが…って!お前は…!」

 

 

 お?なんか見たことある人が立ってるぅ~ヤバイかもしれん(手遅れ)まて、慌てるような時間じゃ…

 

 

 「あれ?トレーナー知り合いだったの?」

 

 

 「知り合いも何も…期待の新人トレーナーだって目茶苦茶言われていたのに急に辞めてった噂の『0日トレーナー』じゃねぇか!久しぶりだなぁ!」

 

 

 「沖野さん…それだと俺目茶苦茶印象悪くなっちゃうぜ…?」

 

 

 事実陳列罪は極刑だぞ!まったく…ひどい対面を見た…とりあえず店をclosedにしながらテーブルの方へ案内する。

 

 

 「すまんすまんww …さて、富水元トレーナーって言った方が良いか?」

 

 

 「まぁ、好きにどうぞ…」

 

 

 この際この人に何言われようとも構わん…トレーナーになるのに手伝ってもらった節もある。でも、今回のは話は別になるんだがな…そう思いながらコーヒーを…テイオーには紅茶を出す。

 

 

 「…すまんな。…単刀直入に言う…何が目的だ?」

 

 

 「では、遠慮なく。トウカイテイオーの怪我を治せる手段がある。…と言ったらどうする?」

 

 

 「「!?」」

 

 

 

 そりゃ驚くよなぁ…そんなこと突然言われたら、そうもなる。2人とも顔が険しくなり、沖野さんから口を開く。

 

 

 「冗談…じゃ、ないんだな?」

 

 

 「もちろん。噂になってるであろう"秘伝の軟膏"。その現物を持っている。その証拠に…」

 

 

 俺は予め用意していた桐の箱を2人の目の前に出す。その上には証明書があり、達筆でこう書かれている。

 

 

 "この薬は(まこと)の秘伝の軟膏であることを証明する"証明者 安田

 

 

 

 「!?…どうやら…本物らしいな…」

 

 

 「?どういうこと?」

 

 

 「…俺から簡単に説明するとだな…」

 

 

 テイオーに分かりやすく説明をすると、この証明者にある安田という方はG1レースの名前にもある安田記念…その由来にもなった安田の一族がこれを本物だと証明しているということになる。他にも高松宮一族(皇室がこれに当たる)が存在しており、つまりは…偉い方からの証明となる。この証明を得るにも生半可なものじゃつけれるわけもなく…まぁ、高松宮一族よりも取りやすくはあるだろうが…

 

 

 「…これ以上ないほど、これが本物であると証明されるんだ…」

 

 

 そう呟く沖野さん…まったく、なんでこんなもんを俺にくれるかねぇ…じいちゃんの人脈がまったくわからん!なんでこれを安田のお偉いさんに書いてもらえるんだ!?

 

 

 「使用方法は簡単だ。患部に1回塗る…それだけだ。」

 

 

 「…それで、治るんだね?」

 

 

 「必ずしもすぐに治るわけではない…でも、記録によると不治の病である繋靭帯炎ですら完治したらしいからな。しかも1ヶ月程度でだ。でも…」

 

 

 そういいながら俯く沖野さん。…まぁ、言いたいことは分かる。俺は沖野さんからその言葉を聞くまで黙っていることにしよう。テイオーの方は沖野さんの方を見ているが何も言い出せないらしい。それはそうだ。今の沖野さん。物凄く真剣な顔してるもんな…

 

 

 「…俺は、どうすればいい?」

 

 

 「…どうすれば良いとは?」

 

 

 あえて、俺は具体的なことは言わない。だってこれは…沖野さんとテイオーが決めなきゃいけないこと…俺は二人の覚悟が見たい。どれだけ三冠に思いを込めてるかを…俺は見たい。俺が諦めてしまった(やれなかった)トレーナーなんだ…根性、見せてほしい。

 

 

 「俺は…この薬に対しての支払いが出来ない。でも、テイオーに話を持ちかけ、俺と2人で来いと言った。じゃあ、何かしら条件ありで呼んだに違いない。だからこそ、改めて言いたい…何をしたらこいつを使わせてくれるんだ…ッ!」

 

 

 そう俺に懇願するように伝えてくる沖野さん。まるでこのまま土下座する勢いだ…テイオーの方は何を言ったらいいかわからず動揺している…沖野さんの覚悟は決まっているようだな…流石だ。

 

 

 「…そうですね。お金を要求するつもりはありません。今のところは。」

 

 

 俺がそう言うと、沖野さんは表情を歪ませる。…俺、もしかして金にがめついと思われてる?まぁいいや…俺の要求は既に決まっている。

 

 

 「俺からのお願いは1つです。…俺に必ず三冠ウマ娘になったと報告してください。必ず三冠を取れると思うのなら…この薬を使ってください。」

 

 

 俺はそう言うと、中身が見えないように桐の箱を開ける。…あれ?意外とこの中に入っている…10回分くらいかな?小さい壺が10個程入っており、その中から1つ取り出す。それを2人の目の前に置く。

 

 

 「…必ず三冠を報告しろ…か…」

 

 

 沖野さんはそう呟くと顔を陰らせる。すると隣から今まで何も言わなかったテイオーが顔を俯かせたまま声を出す。

 

 

 「トレーナー…やろうよ。」

 

 

 「なに?」

 

 

 テイオーの言葉に反応しテイオーの方を向く沖野さん。テイオーは顔を上げて真剣な眼差しでこちらを見つめる…どうやら、大丈夫かな?

 

 

 「ボクは三冠ウマ娘に絶対になる。だから、店主さん。この薬を使わせてください。ボクは必ずここに来るよ。」

 

 

 「テイオー…」

 

 

 「トレーナーも!まさか…ボクが三冠ウマ娘になれないと思ってる?」

 

 

 「んなこたねぇよ!でも…」

 

 

 沖野さんはもし取れなかったことを考えてるんだな…でも、そんな不安を払拭させるようにテイオーは声を出す。

 

 

 「必ず取るよ。トレーナー…だから、ボクと一緒に三冠取ろうよ!」

 

 

 テイオーがそう言うと、気合いを入れ直すように頬を叩き、こちらに振り向く。なんかこっちが悪いことしてるみたい…

 

 

 「テイオーが言った通りだ。必ず報告しに来ると約束しよう。だから、この薬を使わせてくれ!」

 

  

 …うん。ここまで言われて渡さない人…逆にいるか聞きたいぜ!ということで…

 

 

 

 「…はい、お待ちしております。三冠を取る前提でお祝いの準備とかもさせてもらいますね。」

 

 

 そう言って薬を渡し2人を見送る。そして、空を見上げる。すっかり夕暮れ時になり、茜色の空が広がる。

 

 

 「…いい関係だったなぁ…」

 

 

 そう思いながら店の片付けや掃除を始める。勉強もやらないといけないし…いつもの日常が戻ってきた感じがする。1つ、変わったことがあるとするならば。果たして、あの2人は必ず勝てるのだろうか…楽しみが増えたことだろうか…

 

 

 

 

 

 




ここら辺は賛否両論(否定も多いかもしれない!)

だけど書きたいものを書く!

今の話が終わったら、次に出すウマ娘候補です。多かった順からストーリーを作ります。一番多かったのは長めに、その他は意外なお客様形式にです。

  • キングヘイロー(原点回帰)
  • マンハッタンカフェ
  • アグネスのやべー方
  • アグネスのヤヴァイ方
  • カイチョー
  • ギャルを信じてください
  •  
  • ミホノブルボン
  • ユニヴァァァァァァァス
  • キタサンブラックRX!
  • サトノダイヤモンドは砕けない
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