原作風のマテリアル表です。
2月2日。霊基盤に反映されぬサーヴァントの召喚を確認。
その後、凡そ3分の現界反応の後に完全消失。
2月3日午前零時。霊基の半分が宿儺の器に吸収された事を確認。
残り半分を強制召喚させ、令呪を確立させる。
以降、虎杖悠仁はサーヴァントとして扱われる。
彼の死を以て中身を解放し、聖杯の儀を進行すべし。
また、彼に対しては透視力が部分的に働くのを確認した。
サーヴァントとして以下の能力を保有する事を記録する。
『名前』虎杖悠仁 『霊基名』不明 『クラス』不明
『触媒の有無』不明 『属性』善・秩序
『身長・体重』173cm 82kg(誤記に非ず)
『ステータス』
筋力B 耐久B++ 敏捷C 魔力E 幸運E
『クラス別能力』
・対魔力:C++
特定条件下でのみ発動する対魔力。
既に虎杖悠仁の肉体は数十もの危険魔術品によって汚染されており、肉体が呪いそのものに対して耐性を持ちつつある。純粋に魔術を無効化する機構ではなく、肉体に備わった免疫に近い。第二節以下の詠唱による魔術の影響を受けず、肉体自体に作用を齎す魔術は儀礼呪法でも機能を停止する。
・気配遮断:E-
サーヴァントとしての気配を断つ。
受肉によって霊的な感知が難しくなっている程度であり、存在自体は知覚される。
『保有スキル』
・怪力:A
一時的に筋力を上昇させる。本来、魔獣や魔物のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力がワンランク向上する。Aランクであれば、数時間に渡っての連続使用も可能。ただし、自分の肉体への負荷を一切無視した使用となるだろう。
・神性:E
神霊の適性が有るようだが、受肉によって退化してしまっている。
・頑健:A++
元々英霊に備わっていた保有スキルが、宿儺の器の肉体を得て強化されたモノ。
肉体を強靭にし、新陳代謝のみでサーヴァントの自動回復と同等の回復力を得られる。対毒スキルの効果も併せ持っており、現代の人間に理解可能な毒物であれば容易に分解できる。
『宝具』
不明。受肉によって失われた可能性が高い。
『追記』
・宿儺の器
千年に一度の逸材であり、一部の魔術師は幻想種すら匹敵すると発表する異常体質。
魂の比重が極端に重く、魔力を持たない一般人で換算すると数十万人分にも及ぶとされている。魔術協会が昨年提議した聖杯に関する論文を参照すると、彼の魂は通常のサーヴァントの三倍近くの重量を抱えていると予想される。
副次的な効果によって肉体が強化されており、魔力を使わずとも身体強化に近い効果が常時発動されている。これによって動体視力を始めとした感覚が機敏になっており、少ない戦闘経験をカバーしていると思われる。
『処遇』
霊基安定と判断されるまで教会の監視下に置かれ、備品として運用される。
聖杯戦争への関与は虎杖悠仁に任せるが、基本は禁止とする。
「.....こんな所か」
誰もいない教会地下にて。
つい先ほどまで使われていた、古びた椅子を眺めつつ言峰は呟く。
「何故にお前が"ソレ"を持っていたのかは問わん。この際、それはどうでもいい」
彼がポケットから取り出したのは.....桜色の御守り。
血塗れの制服の中から出てきたソレの中からは、召喚の魔術が刻まれた印が描かれていた。
「お前が.....私の"答え"となるのであれば。また戦わざるを得まいて」
御守りを握り潰すと、生地に染み込んだ鮮血がポタポタと地面に滴り落ちる。
それすらも激情をぶつけるように踏みつけつつも、彼の口角は二マリと歪むように上がった。
「虎杖悠仁。お前を、
永い夜は、まだ明けない。
全体的に地獄を加速させる今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか。
そろそろ序盤最高潮の地獄なのでご期待ください。
次回、「雪の少女(Ⅰ)」