バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
鳥花「何回かマジで死に際を彷徨う程の攻撃が飛んできたのは、予想外でしたね」
翼「本当だよ………次はマリクさん」
鈴「その頃私たちは爆睡してたね」
蘭「そういえば、原作でも書かれてなかったけど、吉井君たちはどうしてたのかしらね?学園長の裸を見たあとだったけど」
蓮「……学園長の夢を見て、魘されていたに50円」
鳥花「50円www」
鈴「賭けるならもっと高額にしようよ………」
蓮「作者が今『賭ケグルイ』って漫画にどハマりしてるから、私はそれに反発したのよ」
鈴「今更反抗しても………」
翼「最後はガンガンさん!………オチはあんまり秀逸とは言えないけど、何とか終わらせたよ」
蘭「さて、それじゃ……翼。あとよろしく」
翼「強化合宿編ファイナル!始まります!」
バカテスト 現代文
【第三十七問】
思い切った行動をすることを俗に、何というか。
小林 翼の答え
『清水の舞台から飛び降りる』
教師のコメント
正解です。
月風 鳥花の答え
『窓ガラスにドロップキック』
教師のコメント
思い切りすぎです。
東雲 蘭の答え
『崖から飛び降りる』
教師のコメント
ただの自殺ということに気がついて下さい。
☆
それから1時間くらい周りを走り回っただろうか。
「翼さんっ!ここは私に任せて先に行って下さい!!」
「………むしろ、あの人形が狙ってるの鳥花なんだけど。私無関係だよ?任せてって言うなら遠慮なく逃げるけど」
「…………そうでしたね、原因私でしたね。離れないで下さい」
「え、そこ忘れちゃダメじゃないの?」
甚だ鳥花の天然マイペースにも困ったものだ。
一応私には方向音痴スキルがついてるから、できるだけ校舎が見えるような場所で当てもなく動く。とはいっても、背後からせまる窮地には脱せれていない。
「4時12分。丑三つ時タイムは抜けましたね。寅の刻には流石に現れませんよね……」
鳥花はそういって後ろを振り向く。人形も疲れたのか、もう追いかけてはいなかった。
ただし、
「ぬぁぁぁっ!?今度は鉄釘ですか!?」
鋏と同様、工具が突き刺さる現象は終わりを迎えていないどころか、進化している。今度は遠距離攻撃に切り替えるとは………!!どこまでもどこまでも追いかけてくるなんて、流石に想定外……!
私はまだしも、鳥花の体力も限界寸前だし………
仕方ない。
「鳥花!捕まって!!」
「え……?」
物凄い嫌な予感が、と冷や汗をかく鳥花を横目に私は鳥花の手を取り、女子側の校舎の2階目掛けて地面を蹴った。
「ひやぁぁぁぁ!?」
別の意味で恐怖心が現れた鳥花は、人形に追いかけられている時よりも叫び声をあげていた。
そのまま窓ガラス目掛けてドロップキックを放つ。
ガッ、シャァァァンッ!!
と、此方も耳を劈くような音を立てて、丸々1枚窓ガラスが割れる。
幸いにも廊下だったらしく、被害は窓ガラスと私の両足だけだ。
「翼さんんんん!?滅茶苦茶無茶しますね!?文学少女ってこんなスペック高くないですよ普通!!」
「最近の文学少女はアクティブなんだよ多分」
「それは多分翼さんだけ………」
鳥花はそういいかけるも、モンキーレンチが3階の廊下に投げ込まれる。
「ついに殺傷力のないものまで投げ込んで来ましたね!!ネタ切れですかぁぁぁぁ」
「ほらぁ!鳥花が煽るからチェーンソーが!!」
それにしても不思議なのは、こんなに騒いでるのに、誰も廊下に出てこないことである。
「まるで孤立した空間みたいに静かですね。もう補習室行ってみましょうか……」
「諦めたね、ついに。もう手遅れのような気が………」
私はそういいながら、警戒心を強めて補習室へ向かう。というか、これだけ窓ガラスが破壊されていれば間違いなく------------
ガッ、と勢いよく向きを変えて逆方向へ進行する鳥花。
「今行ったらあの変な態のドリルさんと隣り席じゃないですかやだーっ!!」
「駄々を捏ねない!……あ、いや、確かに嫌だなぁ……」
「翼さんも一緒に自首してくれるなら考えますけど」
「何で私も!?無関係だよ!」
「窓ガラス割ったじゃないですか!」
「……………。」
気付けば、取り返しのつかない所まで来てしまったようだ………
ともかく、このまま廊下にいるのも二重の意味で強いため、私たちの部屋までとんぼ返りした。
鳥花を布団の中へ詰め込み、様子を見る。
「よし、これで安全かな」
「私雑に扱われすぎてないかな?かな?」
「………やっぱりあの人形、テイクアウトしてきたでしょ鳥花………」
その後、いつの間にやら寝ていたようで、朝食を食べてバスへと乗り込んだ。
割れた窓ガラスについては、結局謎のままで不祥事として片付けられたんだけど………何故誰も起きてこなかったのか………謎のまま幕を閉じた。
☆
そして、その帰りのバスの際。
「ってことがあったんですよ……」
「それは、まぁアンタの自業自得よね。これに懲りたら、人形も翼も、大事にしてあげることね」
「いや、私は別に………」
「窓ガラス蹴ったくったの、貴女だったのね………これは一生引きずることになるわよ……」
いつものように4人で談笑していた。と、ここで蓮がふと思い出したように言った。
「そういえば、結局あの人形どうしたのよ?」
「置いてきましたよ………ビニール袋に入れて、ぐるぐる巻きにして」
「朝は人形活動しないからね。起きたら元いたテーブルの下にあったよ。それはそれでホラーだけど」
「ま、除霊しなさいよ。念のため」
「わかってますよ。あ、トランプでもしません?インディアンポーカーとかどうです?」
鳥花がそういいながら、鞄の中を開ける。
「---------------」
すると、(・・;)こんな顔から、( ̄O ̄;)こんな顔になっていった。
「どうしたのよ?」
「いや………あの………」
徐に鞄から取り出したものは、例の目が怪しく光る
「………あ、悪夢はまだ………終わって……いないみたいです……あはは……」
いやぁぁぁぁぁぁぁっっ!!と、3人の悲鳴が綺麗にシンクロしたのだった。