バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
翼「可愛い……?ありがとうございます!」
鳥花「というか、癖の強い人が多いんですよね。……次は、狂歌の僕さん。……えっちなのはいけないと思いますっ!」
翼「え、あ、うん」
鳥花「……元ネタ知らない人とは合いませんねぇこれ。では次。太郎丸勇大さん」
翼「土屋君が今回死にかけてるよ」
鳥花「仕方ないです。最後はマリクさん」
翼「木下君がいないよ?」
鳥花「あの人はまた未知の存在ですから……(遠目」
翼「あ……じゃあ、本編始まります」
バカテスト 情報
【第四十問】
WEBサイトやブログ所有者が広告主と提携し、成果報酬型の広告を掲載することを何というか。
霧島 蓮の答え
『アフィリエイト』
教師のコメント
正解です。
東雲 蘭の答え
『迷惑千万』
教師のコメント
否定はしません。
☆
プールサイドは、既に少し血が飛び散っていた。理由は簡単、一足早くプールサイドに躍り出た翔子さんが、雄二君に目潰しを決行していたからって言うのが1割。土屋君の鼻血が9割。
もう泳ぐ前に混沌だった。あの生物兵器2体が来たら、即座にやばい。
そして、私たちが来て、更に鼻血出しながら輸血パックを整えているムッツリさん1人。
「………凄い惨状だけど、大丈夫?」
「あ、翼さ---------」
そう言いかけて、明久君の動きが止まった。何かやらかしちゃった?それとも水着がおかしいのかな。
「わ、私に白い水着って言うのは変、かな……」
「そ、そんなことないよ!凄く似合ってると思うよ!」
「ふふん、私が右往左往して探し当てた甲斐がありました。翼さんといえば白ですからね!」
「え、なんで白?」
「肌白いし、腹白いし、純白のイメージが強いんですよ」
「………………ッッ!!(ブシャァァァァァ)」
あ、土屋君の出血量が限界を超えそう。でも本人満足そうだし、いっか。
その後、私と鳥花は暑さから逃れるようにプールサイドに設置してあるビーチパラソルへ避難。肌が焼けるのはお互い嫌らしかった。
次に更衣室から出て来たのは咲未さんと鈴さん。
「ふぅ、水着姿でも暑いなんて、ヒートアイランド現象一歩手前くらいかな………」
「「…………」」
「……え、何?何か私の顔についてる?」
「いや………大人の女性みたいな雰囲気だなって……」
「普段のギャップとは違うものですね………水着1つでこうも」
「………え、馬鹿にされてる?それとも褒められてる?」
「どっちかっていうと、褒めてますね」
例えて言うと、海辺歩いてたら男の人10人に5人は振り返るレベル。そのうち3人からナンパされるレベルにまで仕上がっていた。たまに蘭と鈴見てて思うけど、どっちが姉か分からなくなる。鈴が蘭にそっくりっていうのもあるけどね。
ちなみに咲未さんはと言うと、非公認彼氏の根本君とコンタクトを取っていた。
「私別にへ、変じゃない……ですわよね」
「あ、あぁ……変じゃない。むしろ着こなしてる感じがする」
「良かったですわ……オーダーメイドで作らせた甲斐がありましたわ」
「お、オーダー……!?水着1着でそこまで気合いを入れなくてもいいんだぞ咲未……!?」
「下僕恭二……あとは白スク水(旧)と赤白帽が有れば最高ですわね」
「止めてくれぇぇ!!自分で言うのもアレだが、シュールになるだろう!?」
うん、同感。シュールというかカオスかな。というか、咲未さんも名字こそ下だけど、名前で呼ぶようになって来てるし、仲は良好のようだ。
すると、やがて土屋君が何かを凝視したまま動かなくなった。
明久君が堪らず声をかける。
「ムッツリーニ。どうしたの?大丈夫?」
「…………………明久。………悪いが、先に、逝っている……(ブシャァァァァァァァ)!!」
「むっ、ムッツリーニィィィ!!?」
「すみません、少し水着の紐を結ぶのに手間取っちゃって-------」
「……っはっ!危ない僕(ザシュッ)」
「アキ!?一体何をしてるのよ!?」
明久君が土屋君の死因を理解したようで、セルフ目潰しをした……あぁ、あの生物兵器がついに日の目を見ることになるのか。
「あの、明久君がどうかしたんですか?」
「何よ、騒がしいわね……ってこの血の川は何!?」
あ、生物兵器もう1つ増えた。
「あ、瑞希。ウチもよくわからないんだけど、急に自分の目、を……」
2つの生物兵器を見た途端、まるで禁断症状でも発症したかのように、物凄い形相で呟き始めた。
「Gott unfair! ! Was ist für mich zu sagen, ich habe nicht genug! ? I ist zum Teufel, war was für ein Tod!」
「翼さん、あれ、何て言ってるんです?」
「多分ドイツ語だと思うよ。《神様は不公平だ》って言ってるんじゃないかな。想像だけど」
「あぁ、お姉ちゃんも家ではあんなんだったよ。お姉ちゃんの場合、もはや日本語どころか、人間語かどうかすら怪しかったけど」
鈴さんは家でも苦労人のようだ。
そのうち、隅で目を抑えながらアタフタしていた雄二君が落ち着いて来た。
「ふぅ、漸く視力が回復してき------------」
「「--------雄二(君)、見ちゃ駄目(よ)《ザシュッ》」」
「ぐぁぁ!!またか!?またなのか!?」
刹那、翔子さんと、流れるように更衣室から飛び出してきた蘭が目を潰しにかかった。あぁ、死屍累々だ。
「そういえば木下姉弟はまだ来てないのか?」
「あ、ちょっと私、様子を見てくるよ」
私はそう言って更衣室の方へ向かう。その道中、女子更衣室の隣……秀吉更衣室の方から声が聞こえてきた。
倉庫だからか、目立った声は遮断出来ないらしい。
『アンタ、その水着はなんなの?男用のトランクスタイプ買ったって、言ってたじゃない』
『そ、そうなのじゃ!確かにワシはトランクスタイプじゃと-------あっ、姉上!?そっ、その関節はそっちには曲がらなッ!?』
「………。…………」
……聞かなかったことにしよう。明久君たちには『お取込み中だった』って濁しておくことにしよう。うん。
ちなみに10分後、既に規制がかかりそうなまま姉と弟がプールサイドへ出た時には、雄二君は3度目の目潰しを執行されていたという。