バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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翼「26話だよ!」

蓮「試召戦争まで行ってないのに、よく話がここまで続いたわね」

蘭「しかも、原作じゃなくてOVA派だから、清涼祭は2日あるわよ………」

翼「え、2日目どうするの?」

蘭「さぁ?作者なりのオリジナルストーリーに拍車がかかるわ」

蓮「じゃ、感想返して行くわね。”蒼龍”さん」

翼「サンプルかどうか、普通分かるよね。ってか確かめるよね」

蘭「優等生目線で語ってどうするのよ。相手はIQ80よ」

蓮「やばいわね」

翼「深刻」

蘭「て、ことで26話始まるわよ!」


26話 妨害と訪者

その後も慌ただしく進む……かと思えば、そんなこともなかった。

昼時だと言うのに、未だ客数は0、来たとしても教師くらいで、生徒とはめっきり顔を合わしていない。

 

「………どうしたもんかのう……」

「すっかり閑古鳥が泣いてるね……朝の勢いは何処に…………」

「…………おかしい。このクラスだけガラ空き」

「外で悪評でも流行ってるんですかね…………」

 

思わず黙り込むA・Fクラスの面々。

確かに成績の最上級生と最下級生の合作企画は、実は異例のことだったらしい。

何故なら、AクラスはFクラスのことを悲観しているから、だそうだ。

頭がいいAクラスにとっては、Fクラスなんて足枷にしかならない、とでも思われていたんだと思う。

でも、今年はそのイメージを取り去り、しかも仲も良好。

実力で勝ちを収めているため、他者からは明言すら出来ない。

 

「じゃが、誰も不満を言うような輩はいなかったぞ?」

「そうね。皆満足してたようだし、もう1度来たい、って声もあったわ」

「そだね、結構人気あったからね……」

 

秀吉さんと島田さんは入店時に配られていたアンケートに目を移す。

当然無記入もあったが、大抵は喜びの声も上がっていた。

しかし、坂本君は既に気づいていたらしい。

 

「いるだろ………2人満足してない奴が」

「………!!」

「あの、常夏コンビ……!」

「あぁ。恐らく悪評を流行らせてるのもあいつらだし、諸悪の根源と考えていいだろう。だが、何処にいるのか分からない以上…………」

 

迂闊には手を出せない。

そういいかけた時、教室の扉が開いた。

尋ねてきた人は、小学生ほどの女の子だった。

一般客用にも開放されているんだけど、どうしたのかな。迷子とか。

思わずいらっしゃいませ、と言った口を噤む。

 

「あのぉ………馬鹿なお兄ちゃん知りませんか?」

「あれ!?葉月(はづき)?どうしたのよ?」

 

島田さんが女の子に聞く。

そっか。島田さんの妹か。確かにどことなく似てるわけだね。

 

「あ、お姉ちゃん!馬鹿なお兄ちゃん見なかったですか?」

「ば、馬鹿なお兄ちゃん………?」

「…………えー、容量得ないわ。もうちょいヒントを」

「色々な人に聞いたら、ここに特上の馬鹿がいるって、教えてもらったです」

「…………はぁ。吉井君。お呼びよ」

「僕!?」

「あ!馬鹿なお兄ちゃんです!」

 

厨房に移動していた吉井君に飛びつく島田妹さん。確かに、特上までつけるんだったら、吉井君くらいしかいないかも………それって偏見?

 

「来てくれたんだ!」

「はいですっ!折角の学園祭ですし、お手伝いに来たです!」

「ありがとね、葉月ちゃん」

「はいですっ!……だって、馬鹿なお兄ちゃんは未来のお婿さんですから!」

 

ピキッ

 

あっれー…………和やかなムードに一気に亀裂が入ったような………しかも約2名から禍々しい負のオーラが………

でも吉井君と島田妹さんが知り合いってことは、島田さんすら知らなかったみたいだね。

 

「それに………ファーストキスまで

「瑞希!」

「美波ちゃん!」

「「殺るわよっ!!」」

「ぐぼぁ!!?」

 

刹那、迷わず雪然な殺意を振りまきながら、私の動体視力では捉えられないスピードで吉井君の首をはねた(・・・)

事実、それくらいの威力だろうし。

ヤンデレバーサーカーと化した2人を止めれるのはもういない。

 

「瑞希、包丁を5本用意よ」

「分かりました。私の私物の包丁も合わせて10本ですね」

「アンタ達…………それはやりすぎよ…………」

 

蓮は額を抑えながら静止させる。話も聞かずにその拷問は鬼畜だと思う。

向こうは向こうで、Fクラスその他大勢で組まれたリア充糾弾組織『FFF団』に捕縛されている吉井君。

 

『では、これより異端審問会を執り行う』

『…………とりあえず、とっとと死刑ェェィ!』

 

異常なまでの解決方法だ。あとAクラスの人もいるんだから、少しは落ち着こうよ。

鈴さんは若干唖然としながら、頭を傾げる。

 

「………いつもこんなんなの?」

「……いつもこんなんだよ」

「流石Fクラスね。あたし達とは1回りも2回りも違うわ………別の意味で」

 

優子さんも心底心配そうに言う。きっとそれは頭の神経回路のことなんだろうけど、私たちも入れないで欲しい。それは一部の人だけだから。

吉井君が処刑されてる間に、会話を元に戻す。

 

「お手伝いと言われても、閑古鳥が鳴きそうじゃ。天辺草まで映えそうな勢いじゃし………」

「今極端に人の出入りが少ないのよ…………」

「…………何かされてる?」

「そう考えるのはまだ早いぞ翔子………と、思ったんだが、悪評しかないだろうな。大体のクラスが合作企画をやってるんだ」

「この少なさは想定外だよ…」

 

F・Aクラス両名の代表が話す。大体、そう考えると学年で3つ、学校自体では9つ。

PTAの出し物もあるらしいけど、まさかそっちに流れてるとも思えない。

すると葉月ちゃんが頭に豆電球を浮かべる。

 

「そういえば葉月、ここに来る途中色々な噂を聞いたです」

「噂?」

 

工藤さんが首を傾ける。

 

「はいです………『馬鹿なお兄ちゃんはどこにいますか』って聞き回ってたら皆ここに案内してくれました」

「もはやランドマークだな。喜べ明久」

「どこに喜ぶ視点があるのさ!?」

「その途中、F・A合同企画の喫茶店は汚らしいから行かない方がいいって………」

『『『!!!』』』

 

皆一様に小さな声を漏らす。当たってたみたい。

 

「あの常夏コンビか………また俺の交渉術で黙らせてやるしかねえな………」

「その噂はどこで聞いたのよ?」

「B・Cクラスの外国風の喫茶店でした………」

「よりによってBCのコンボか………」

 

私たちは一瞬苦い顔を浮かべる。Bクラスも根元君と言う元天敵がいるし、Aクラスにとっても、私たちの計らいで仲違い継続中だ。

世知辛いのは当然。

 

「ま、渋ってもいられないか。明久、翼、蘭、鈴の計5人で交渉してくる」

「……………私は?」

「……流石に代表全員が出向くのは場が悪いだろ…………」

 

坂本君は嫌な汗をかきながら返答する。

 

「翼。やりすぎないようにね」

「…………私、そんな生か死か彷徨わせることなんてしないよ。するんだったら頸動脈を一撃で--------」

「翼」

「…………はい」

 

蓮に重く釘を打たれる。一撃必殺、そんで死角からの不意打ちは私のポリシーで、得意分野なのになぁ……




翼「明後日は処刑タイムかな……………」

蓮「OVAだったら、ちょっと破天荒なシーンがあったりするわよ。多分同じで行くとは思うけど」

蘭「でも何のために私と鈴、翼を連れていったのか………」

翼「あの常夏さんに重たいメガトンナックルをお見舞いするため?」

蓮「………いや、アンタがやるとマジで死人が出るから、本当にやめて」

翼「むぅ………最近蓮がお母さんだよ………」

蘭「にあってるわよ、お母さん」

蓮「お母さんじゃないわよ。とにかく、27話も楽しみにしておいてよね」
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