バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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今回は少し短いです。

翼「よっし、感想感想。まずは”蒼龍”さん。毎回ありがとね」

蓮「おお、怖いわ。くわばらくわばら」

蘭「そんな私が悪霊みたいな呪詛唱えるのやめてくれない?」

蓮「……………だって妖怪でしょ?」

蘭「誰が一反木綿よ!!」

蓮「………誰かに言われたの?」

翼「ほらほら、今回はもう1通来てるよ。混沌さん」

蓮「ありがとーーーーーーーーーーー!!」

蘭「それじゃ、本編開始よ」


31話 概要と敬愛

『ゴベンナザイ………』

「ほら、そこ。アンタが暴れまわった場所よ。ちゃんと元通りに戻しなさいよ」

「アンタも散々やらかしたんだから、やりなさいよ……」

「蓮。専守防衛って言葉、知ってる?」

「煽りに行ったのはアンタよ………」

 

それから1時間。蓮があわよくば脅迫罪になりかけていたこけし先輩を従わせて、めちゃくちゃになったテーブルや細々した装飾品を元通りに戻していた。

実を言えばあの後「ふざけんなブラァァァ」と震えと強がりで発せられた謎の奇声と共に襲いかかってきたんだけど、色んな意味で軍曹のように覚醒した蘭さんによって撃墜された。

あのアッパーは15mくらい跳んだかもしれない。

蘭さんも嬉しさのあまり百合百合モードになりかけていて、蓮が大変なことになったとかは置いといて、今ではすっかり落ち着きを取り戻して働いていた。

試召戦争では4回戦が終了。吉井君・坂本君コンビと姫路さん・島田さんコンビの顛末は、相手の攻撃を引きつけ味方殺しをした坂本君に軍配が上がっていた。

ついでに、積極的に喫茶店の呼び方をしていた結果もあり、徐々に客入りも増える一方だった。

 

「そういえば鈴さん」

「ん?どうしたの?」

 

私はハーブティーを飲んでいた鈴さんに徐に声をかける。

厨房にもちゃんとした休息スペースがあって便利。

私もワッフルを口に詰めながら、明日のことについて聞く。

 

「清涼祭2日目は何をするか知ってる?」

「2日目?去年とは違って、少し変わったことするみたいだよ」

「変わったこと?」

「去年は試召戦争の決勝戦や後夜祭を残してたんだけど、今年は私たちも参加出来るイベントも用意してるんだって。新しい試みらしいね」

「へぇ…………」

 

試召戦争の決勝戦だけっていうと、確かに見てるだけじゃ暇になるかもね。

鈴さんは頭をかきながら、

 

「今年は宝探し、だって」

「宝探し………?」

「地図を見て宝を探す……アスレチックゲーム仕様になっててね。テストの解答の縦がX座標、横がY座標、高さがZ座標、つまり何階にあるかってことになるかな」

「その宝っていうのは、私たちにくれるの?」

「うん。中には学園発行のお金とか、非売品の文房具とかが賞品になるらしくてね」

「確かに賞品が賞品だし、本気の人いるかも」

 

鈴さんからそんな説明を受ける。

成る程。ただのレクリエーションじゃなくて、賞品もしっかりしてるんじゃ、やる価値はありそうだね。

でも、そんな情報パンフに書いてあったかな。

 

「……情報のソースは?」

「ん?そこは学内にハッキングを仕掛けて」

「……………ここもか」

 

やばい、この学校強力なハッカーが2人もいる。

何でこう、パソコン技術に特化された人ばかり。

……そういえば蓮が尊敬してるっていう”NIR”って人とか知ってるのかな。

 

「………ちなみに、鈴さん」

「なーに?」

「”NIR”って人知ってる?」

「……………翼さんもハッカーか!覚悟ぉぉぉ!!」

「うわ危なっ!」

 

急に血相を変えた鈴さんは、テーブルの上に無造作に置かれていたナイフを突き刺そうとする。

気配を察した私は慌てて左にかわす。今何が起きたの!?

 

「その名前をどこで聞いたぁぁぁ!!」

「落ち着いて鈴さん!ワッツアップ!?」

「………はぁ、はぁ……んー、特別に教えてあげるけど、”NIR”は私だよ、翼さん」

「……………え?」

「ほら、後ろから読んでみ」

 

鈴さんから指摘された通り、後ろから読んでみる。NIR………RIN………鈴…………

あっ(察し)。

 

「………成る程。でもそんな安直でいいものなの?」

「所詮ネームだしね。ナナって人はSEVENって使ってたりするし。私が尊敬する”SUTOL(ストゥール)”さんはアレだけどね」

「………SUTOL…………」

 

私は悪い予感がして逆から読んでみる。

LOTUS。つまりハス。………蓮?

 

「…………ねぇ。その”NIR”って名前の情報源は蓮からなんだけど」

「あぁ、お姉ちゃんからハッキングが得意って聞いたよ。でもSUTOLには………」

「逆から読んでみて」

「………えと、ロータス?蓮?…………………あ」

 

まさかの事態になっていた。お互い尊敬する人が同じで、尚且つ同じ学校とは…………

てか、蓮もそんな安直な………

 

「………ちょっと蓮さんと話してくる!」

「あ、ちょっ……!……行っちゃった」

 

”NIR”の名前を聞いた瞬間あれだけの反応だったから、話という名前の殺し合いにならないことを祈るばかりだ。

それにしても、世界は狭い。

そう実感した私だった。




翼「きたね。オリジナルロッドが」

蓮「原作では2日目は試召戦争の決勝戦なんだけど、余った時間はどうしたんだ、という疑問から急遽原作アニメ5話だか6話だかのストライカーシグマⅤが登場ね」

正直、入れるタイミングがなくて………(汗

蘭「強引だけど、この章は長くなりそうね。それじゃ明後日にまた会いましょう」
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