バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
蓮「そうね。それじゃ感想返信から行くわよ」
蘭「えと、”蒼龍”さん」
蓮「清涼祭2日目はオリジナルストーリーだから、時間かかるかもしれないわね」
翼「それじゃ、本編スタートだよ」
試召戦争5回戦目。
吉井君たちのチームは霧島さんと優子さんのチームと当たることになり、若干ばかりか、苦戦を強いられることとなった。
正面衝突では勝てないために、霧島さんを”堕として”から、何とか撃退したと語る吉井君。
「………………雄二。嬉しい」
「………………………(瀕死)」
「………これ、どういう状態?」
「擬似結婚、かしらね。坂本君の目も虚ろだし」
「霧島さん!雄二は明日もあるから薬は勘弁して!」
私たちの喫茶店に戻ってきた吉井君たちだったが、やけに騒々しく、そして坂本君が前回毒(物理)を盛られた時のようにトリップしていた。
勝つために霧島さんと坂本君を利用したみたいだけど、ちょっとやりすぎなのでは?
「…………
「…………えっ?」
霧島さんは左手にボイスレコーダーを翳す。
そこから流れて来たのは、まがいも無い坂本君の声。
『終わったら結婚しよう。---------愛している、翔子』
「「「………………………」」」
「…………一生宝物にする」
「待って、えっ?」
私は思わず混乱した。坂本君は確かに霧島さんのことを良く思ってるかもしれないけど、とてもじゃないけどそんな告白を公でする人間ではないと思う。
そんな私の様子を見た木下君が私に囁く。
「……実は、ワシのモノマネなのじや………」
「……あぁ。そういえば演劇部のホープとかって」
「明久の指示でな………これで雄二は八方塞がりになってしまったじゃろう………」
頭を抱えて後悔を浮かべる木下君。
擬似音声とはいえ、決定的な証拠が出来てしまった。
これでいつ結婚式会場に招かれるか分からない。
「まぁ、優勝景品だけは死守しないといけないかもね」
如月ハイランドのプレミアムチケット。カップル専用である。
まさに霧島さんにうってつけの危険な代物に他ならない。
すると優子さんが話題転換。
「それで、店の状態はどうなったの?」
「大幅に落ち込んでたけど、鳥花さんたち接客の人のおかげで回復してるよ。これなら取り戻せるかな」
鈴さんは答える。
結局、店員を商品に出したら思いのほか大繁盛。
復興の目処がついた。
あれから、あの先輩たちの妨害は受けて無いしね。
「そうか…………なら………安心だな…………」
何とか共々復活した坂本君は、声も絶え絶えだ。大丈夫とは思えないし、顔色も青い。
一体何の毒だったんだろう。テトロドトキシンとか?
「今日はこれで終わりでしょ?」
「………あとは2日目に持ち越し」
「そういえば、2日目って何をするんでしょうか………」
「それもそうだね。まだ、ババァ長から何の説明も受けて無いから」
「…………今年は違うと聞いた」
…………ネタバレだけは、控えなきゃね。
そんなわけで、売り上げも軌道に乗ったところで、何とか清涼祭1日目は幕を閉じたのだった。
はぁ、長い1日だった。
『……何?校内にハッキング痕?』
『はい。システムをコントロールする管制室から、謎の微弱な音波が感じとられました。恐らくは潜伏するハッカーの仕業だと』
『……まさかあのガキ共……じゃあ無いだろうねぇ。そこまで頭は回らないさね……それに、そんな盗み取るくらいなら堂々と聞きにくるさね………』
『それと、サイバー攻撃と見られる攻撃にこれまでの研究データが丸ごと破壊されています。これは----------』
『同一人物の可能性が高いってかい?』
『いえ。これまでに仕掛けて来たのは
『…攻撃、かい。学内の中枢に直接仕掛けられるのは教師しかいないんだけどねぇ。あとの2人とやらは生徒の可能性もあるんだが…………』
『1人は恐らく………』
『あの……何だっけねぇ。最近転校してきた--------』
『霧島、蓮…………』
『まず間違いないさね。堂々と特技はハッキングと名乗ってたんだ。逆を返せば宣戦布告になる。それを分かって名乗ったようだね』
『挑発、ですか』
『ただ、事実3人も入られてるんだ。制御が甘いのもその通りだろうし、試召召喚の時点で大部分のシステムを使ってるのも確かさね』
『どうしますか?』
『そうさね………サイドバックを仕掛けた2人はともかく、中枢機関だけは困るんだよ。学園の全情報が詰められてるんだからね』
『と、なれば…………』
『霧島蓮とやらともう1人のハッカーに依頼でもしてみようかね。『学内のデータを持ち出そうとする輩を突き止めろ』……とね』
『………今年の清涼祭はどうなるか分かり兼ねます。裏で大きな力が働いていると存じていますし………』
『ふむ。正直ここまで大事になるとは思わなかったよ。しかも、相手は教頭。無事では済まないかもしれないねぇ………』
『学園長………!!』
『はっ………楽しくなって来たじゃないか。やはりこうじゃないとここまで動いた甲斐がないってもんだよ………』
「………………ま、こっちが盗聴してるのも気がつかないようね……」
「………蓮さん。やりすぎ」
「……待ってなさいよ”
「…………はぁ、なんでこんなことになっちゃってんだか……」
最後がパッとしない終わり方になりましたね。
蓮「伏線かしら?」
翼「れぇん?また盗聴なんてアウェーな………」
蓮「仕方ないじゃないのよ。とにかく、私は負けられないの」
蘭「まぁいいわ……じゃ、次回お楽しみに」