バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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翼「今回はちょっと短いね…………」

蓮「いや、2000字ってところね。まぁ、構わないんじゃない?本格的な戦闘は明日なんだし」

鈴「それじゃ感想。アクアマンさん」

鳥花「まぁ………はい。あんな感じだったらしいですよ?」

翼「え?本当のことだったの?」

鈴「うん」

蓮「次は”蒼龍”さんね」

翼「展開としては原作と同じだけど、結末はどうかな……?」

蘭「違うの?」

鳥花「次は藤崎海斗さんです」

蓮「あの点差はおかしかったわよね………」

翼「しかも先生まで…………でも負けないよ!」

鈴「それじゃ本編だよ〜」


47話 新案と絢爛

☆

「う……うぅ……酷い目にあった……」

「あれが補習なんだ……そりゃ皆恐怖するよね………」

「どうしたんだい。まさか補習ごときでバテたのかいジャリ共」

「「お前はもう1回道徳の授業を受け直してこいババァ!!」」

「ウチの学園長は思いやりが足りないと思います」

「哀れみの欠片もないみたいね………」

 

1時間経って、補習を受けて来た私たち。今の時刻はまもなく4時を回る、といったところかな。

6時から後夜祭が始まる訳だけど、教頭の方は動いてないのかな?

帰ったら帰ったで罵倒されるし……………

吉井君と坂本君、鳥花さんの一声に学園長は反発する。

 

「失礼な子だね。こんな優しくて若い学園長はどこの学校にもいやしないよ」

「こんな冷たくて年取った学園長はここにいるがな」

「うるさいガキだねえ………年取ってないよ。永遠の17歳さね」

「流石に無理がありますよ………」

「ところで、教頭は何してるの?」

「証拠集めでもしてるんじゃない?特別まだ動きは見せてないわね」

 

蘭さんはモニターをみながら答える。

その部屋には大型のディスプレイが配置されていて、各階や部屋までの監視カメラの映像が映し出されていた。

そのカメラの映像にときたま教頭が動いているらしいけど、うろうろしているのだとか。

 

「今は丁度お客は帰った時間だからね。本当にお偉い人が来るのは後夜祭からだよ」

「それじゃ、そこで行動を移すのが妥当ね………」

「ねぇ、だったら直接教頭を捕まえた方が早いんじゃない?まだ何か仕掛けてくるかもしれないし」

 

優子さんが提案する。確かに妥当な判断かもしれないけど、大きな問題があった。

 

「………………まず、証拠がない」

「あ………」

「そう。Ωの件にしたって、先輩後輩を釣った件にしたって、教頭が動いていたって証拠がないのよ」

「あの、脅したボイスレコーダーのは?」

「証拠としては薄いのよね………全ての所為を教頭に押し付けるのはこじつけだと思われるし」

「だからメインコンピュータを復活させることが優先なんですね」

 

土屋君のカメラは、文月学園とは別のコードで繋がっているため、無事に起動しているらしい。

現在復旧していないのは、召喚獣の制御、そして電気系統だ。

電気系統が復活すれば、誰があのメインコンピュータとサブコンピュータの線を切ったのか一目瞭然、ということなんだけど………これも重要な問題があるんだよね………

 

「だが………あの召喚獣をどう突破する?」

「………そこよね。吉井君と私の召喚獣じゃ、先生やその他の召喚獣を倒す、なんてこと出来ないし……」

「ただ、今動けるのが私たちしかいないんですよね………はぁ。私も荷が重いです」

 

鳥花さんは腕を回しながら溜息をつく。

工藤さんや土屋君の召喚獣がいるってことは、他の人の召喚獣もいるってことになる。

ただ、最悪モニターに召喚獣の場所は表示されるから、ある程度逃げ回れるけど、突破口が見当たらない。

すると、姫路さんが手を叩く。

 

「それなら-----------」

 

★

ここは教頭室。

とは言っても、学園長の部屋よりかは小さかった。

そんな部屋で、教頭は必死になって資料を集め直していた。

その資料というのは、これまで学園長がやってきた召喚システムの概要、Ωに頼んでハックしてもらった学園の設備。

更に、今回優勝景品の腕輪の不具合、学園と繋がっている如月グループの記載、などなど。

もう1つ。

試作段階にある『虹色の腕輪』。点数を約5倍まで引き上げるという試作形態(アーキタイプ)の腕輪をも彼のポケットの中だ。

 

『フフフ………これさえあれば、この学園の召喚システムと学園長の座は私のものだ………!』

 

そんな薄暗い部屋の中、教頭は1人ごとを漏らす。教頭の心は晴れ晴れとしていたみたいだ。

 

『足止めとしてメインコンピュータの線を切断しておいて正解だった…!!この勝負、私の勝ちだ学園長!!』

 

メインコンピュータとサブコンピュータの3機を落としてしまえば、この学校は制圧したようなもの。

教頭室は悪どい笑い声が響いていた。

 

☆

それから更に1時間後。日が沈み、5時をとっくに回っている。

私たちは補充を終えて、既に作戦位置に再びついていた。

 

姫路さんがとった作戦。それは、『あえて教科難度を下げること』だった。

試験が小学生レベルなら、いくら吉井君や蘭さんといえども楽々解ける。まぁ、大化の改新の年号が分からなかったらしいけど。

私と蓮は教科難度を下げずに挑戦したわけだけどね。都合の悪いことに問題が準備出来なかったらしい。コピー機も機能不能になっていた。

これも教頭の所為だ--------------っていうのもこじつけだと思うけど。

 

「さて………最後の戦いになるわね………」

「僕も雄二から切り札をもらってきたから………今度は突破する!」

「よし、絶対に勝って帰る!行くよ------------!!」

 

ガツッ、と私たち5人は拳を合わせた。

覚悟を決めて決戦の地へ足を向ける。

これが、最後の勝負だ!!




翼「次回は、荒れるよ」

蘭「まぁ、荒らすのは私たちなんだけどね」

荒れるのはダクトの方ですけどね。

蓮「あんな罠作るくらいならもっと防犯機能に特化しておくべきよ………」

鳥花「至極もっともです」

翼「さ、次回は…………って教頭の動きも気になるよね。何そのチート」

鈴「あれ、本編でかなり食い込んできそうだね………」

蓮「それじゃ、ネタバレ厳禁で次回へ続くわよ」
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