バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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蘭「恒例の感想コーナーよ。まずは”蒼龍”さん」

鈴「今まさに『あれだけやらかした教頭をどうしばこうか』議論してるよ」

翼「色々やったもんねぇ………そして色々やられた」

鳥花「次は藤崎海斗さん。ありがとうございます」

翼「次回、吉井君の秘策が明らかに!!」

蓮「………今回じゃないのね………」

鈴「最後は太郎丸勇大さん!」

蓮「私は残念じゃないわよ!」

蘭「色々残念よ、妖怪キャラかぶり」

蓮「まだそのネタ引きずってたの……妖怪はそっちよ。アンタ、太陽が何故東から昇るか知ってる?」

蘭「し、知らないわよ………そんな哲学的なこと」

蓮「妖怪の所為よ。てか、アンタの所為よ」

蘭「誰が一反木綿よ!」

翼「あれ、なんかデジャヴ………」

鈴「本編、はっじまるよー!」



48話 戦外と刺客

『明久。その角を右だ』

「了解!」

 

私たちは再度ダクトのダンジョンへ潜入していた。

さっきのトラップが発動し、召喚獣の場所はある程度把握済みなので、何とかかわしながら目的地へ向かう。

今度は分断されても対等に釣り合うように、吉井君を先頭に蓮、私、鳥花さん、蘭さんと歩を進める。

ナビゲーターは坂本君が担当している。

 

『明久!そこを左だ!!』

「了か------ぐふぅっ!?」

 

ナビ通り従った結果、毒の沼地にはまってしまい、歩くごとに点数が減らされて行く。

 

『…………点数上がっても無敵ってわけじゃないのな』

「あのさ、試さないでくれる!?」

 

私たち全員、ある程度点数を取っているため、前回より有利にはなっている。

しばらく進むと、パイプが繋がっている、鳥花さんよりのダクトの壁から幾何学模様が現れる。

 

「……まぁ、そりゃやっぱり」

「そんな簡単には………」

「行かないですよねぇ………」

 

蓮、私、鳥花さんは苦虫を潰したような顔をする。

所在が分かっていない召喚獣も所々いて、今も姫路さんや霧島さんの召喚獣が消息不明だ。

 

現れたのは、坂本君と、木下君の召喚獣だ。操られているかのように、目が赤く染まっている。

不気味な召喚獣は登場して早々武器を構える。

対して鳥花さんと蘭さんもそれぞれ獲物を手に取りながら言う。

 

「ここは…………」

「私たちが止めるわ!早く先に!」

「………え?大丈夫?」

「なんでそんな不安そうな顔してんのよ!今は時間がないの!!」

「うん………任せた!!」

 

蘭さんは(リアルの)蓮をパコン、とはたく。

坂本君たちを鳥花さんと蘭さんに任せ、私たち3人は先を急ぐ。

しばらく走っていると、十字路に分かれている場所が見えるけど、

 

『気をつけろ………1番召喚獣が多い場所だぞ!』

 

坂本君は焦りながらナビゲートする。

でも……………心配はご無用だ。

 

「邪魔するものは------------!!」

「潰すっ!!」

 

【Fクラス 吉井 明久 算数 371点】

【Fクラス 霧島 蓮 数学 435点】

【Fクラス 小林 翼 数学 395点】

VS

【Fクラス 横溝 啓司 数学 54点】

【Fクラス 中田 篤為 数学 43点】

 

『いや………吉井君は分かるけど、あとの2人は何者………?』

『……………化け物』

『………大層な人畜無害ぶりじゃの』

「これでもフェアプレーなんだけど?」

 

二刀流『シャイン・サーキュラー』を駆使して一瞬で屠る私の召喚獣。

そもそも吉井君はレベルが落とされてるけど、私と蓮はそのままの高校の問題をやらされてるんだから、十分フェアのはずだよね。

 

「これなら行けるっ!!」

「…………来たよ」

 

暴走召喚獣を突破していると、今度は教師陣の召喚獣が現れた。

あれは………大島先生と五十嵐先生の召喚獣か。

 

『………………気をつけろ。教科は保健体育だ』

「大島先生の担当分野か………でも、私たちだって負けない------」

「……………あの、翼さん?」

「どしたの吉井君?」

 

吉井君の召喚獣が一寸たじろいだ。ど、どうしたんだろ………

 

「小学校の教科に保健体育なかったから……後回しにして結局受けてないんだ………」

「えええっ!!」

「吉井君を戦わせないようにしつつ応戦するしかないわね……!」

 

【Fクラス 小林 翼 保健体育 403点】

【Fクラス 霧島 蓮 保健体育 405点】

【Fクラス 吉井 明久 保健体育 NONE】

VS

【教師 大島 武 保健体育 637点】

【教師 五十嵐 央 保健体育 306点】

 

「く………大島先生………やっぱり強い………!」

「翼!出し惜しみなしよ!」

「わかってるっ!!」

 

吉井君の点数は0ではないので戦死ではないらしい。

私は片手剣スキルを2本の剣にそれぞれ発動させる。

一方は片手剣用スキル『バーチカル・スクエア』。

もう一方は片手剣用スキル『デッド・インスキュージョン』。

正直いくら具現化の能力を持つ召喚獣でも、動かすのは私自身だ。上手く出来るか分からないけど………ひくことは出来ない。

蓮も腕輪の能力『5秒間の無敵時間』を発生させて、一気に突っ込む。

 

【Fクラス 月風 鳥花 古典 281点】

【Fクラス 東雲 蘭 古典 1点】

VS

【Fクラス 坂本 雄二 古典 117点】

【Fクラス 木下 秀吉 古典 67点】

 

ちなみに、こっちでは鳥花さんが奮闘していた。

 

「いくら点数があっても2VS1じゃ不利よ!」

「小学校レベルに古典なんて難しいものないですからね………!そう思うなら点数補充しといて下さいよ副代表さん!」

「補充しても五十歩百歩よ。時間が無駄になるだけなのよ!!」

「少しでも点数あげる努力、してくださいっ!!」

 

鳥花さんが前衛で攻撃をガードし、蘭さんは隙を狙って打ち込む。点数が点数なので牽制程度にしかならない。

 

「メリケンサック、面倒臭いですね………!!」

 

大雑把に槍を振るう鳥花さん。当たっただけでも大ダメージのはずだけど、槍の質量が大きいのかかする程度だ。

 

『鳥花さん!』

「大丈夫です………っ!!何とかします………」

『違うの!新たな召喚獣の出現よ!』

「え…………!!」

 

島田さんの言葉に、鳥花さんは絶句した。

それを横目に新たな召喚獣が姿を現す。

それは大槍を構えた、蘭さんの強敵の

 

「…………鈴…………!!」

「うぁっ!!」

 

蘭さんが呻いた直後、鳥花さんがついに攻撃の勢いに負けた。

しかし、同時にチャンスでもあった。

 

相手が変われば教科も変わる(・・・・・・・・・・・・・)

 

それを逆手に取った。

 

【Fクラス 東雲 蘭 家庭科 583点】

【Fクラス 月風 鳥花 家庭科 619点】

VS

【Fクラス 坂本 雄二 家庭科 132点】

【Fクラス 木下 秀吉 家庭科 50点】

【Aクラス 東雲 鈴 家庭科 318点】

 

『えええっ!?お姉ちゃん、何その点数!?』

『小学校レベル、よ』

「小学校レベルだろうと勝てばいいのよ勝てば。鳥花さん、バックアップお願い」

「任されましたっ!!」

『酷い!滅多打ちなんて酷すぎる!』

「この人でなしっ!!」

「人よ!人間よヒューマンよ!いいから行くわよ!」

 

蘭さんの言葉に真っ先に動いたのは鳥花さんだ。迷わず腕輪の能力を使う。

効力は『3秒間相手の動きを止める』。

動けない3人に一撃を入れようと蘭さんは猛接近し、

 

「短刀も、点数次第ではチェーンソー並の力になるのよっ!」

 

【Fクラス 東雲 蘭 家庭科 583点】

【Fクラス 月風 鳥花 家庭科 594点】

VS

【Fクラス 坂本 雄二 家庭科 0点】

【Fクラス 木下 秀吉 家庭科 0点】

【Aクラス 東雲 鈴 家庭科 0点】

 

「ふぅ………気持ちいいわね……」

 

蘭さんは額の汗を拭いながら呟く。こんな圧倒的な差で勝ったことがないのだろう。

しかし、ナビの向こうでは、こんな会話が繰り広げられていた。

 

『戦死者は補習っ!!』

『て、鉄人!?どこから湧いて出た!?』

『ご、後生なのじゃ!!』

『え、わ、私もーっ!?』

「………なんでしょう、この罪悪感」

「…………ま、まぁ仕方ないわよ。それよりも早く、翼たちを助けに行かないと………」

 

蘭さんと鳥花さんは先へ行った私たちを追いかける。

 

【Fクラス 小林 翼 保健体育 173点】

【Fクラス 霧島 蓮 保健体育 149点】

【Fクラス 吉井 明久 保健体育 NONE】

VS

【教師 大島 武 保健体育 0点】

【教師 五十嵐 央 保健体育 0点】

 

「はぁ………はぁ………や、やっと勝てた………」

「翼さん、蓮さん。お疲れ様」

「は、ハードワークは……私、向いてないのよ………」

 

ガリガリ点数を持って行かれたけど、何とか撃破した私と蓮。息も絶え絶えに、ようやく最後のエリアに足を運ぶ。

そのエリアは若干広く作られており、紫の扉を抜けた先がゴールだろう。

 

『明久、翼、蓮。そこを抜けたら管制室だ』

「よし………早く行こう………」

 

幸いか召喚獣も現れていない。今のうちか、と一歩足を踏み入れた直後、そのエリア全体に振動が起きた。

 

「うわっ!地震!?」

『翼さん!吉井君!蓮さん!逃げて下さい!!』

 

ナビの向こうでは姫路さんが焦っているように感じた。

ま、まさか…………

 

『早くしないと私が………っ!!』

 

刹那、目の前に現れた4つの幾何学模様から出てきたのは………

 

「姫路さんに………霧島さん………!!」

「それだけじゃない……学年主任の……高橋先生まで………!」

「それに………翼のコピーね……!こんなのどう突破すればいいのよ……!!」

 

私の能力をコピーしたシャドウ翼率いる最強の4人がついに姿を現した……




やばい、どうやって突破させよう。

翼「考えてないの!?」

蓮「次回は最終決戦になるわね。っていうか、とあマリと混沌学園については、いつ更新が目処なのよ?」

混沌学園は早くて今月中。とあマリは未定です。

蘭「さ、学園の運命はいかに!ってことで、次回へ続くわよ」

鳥花「To Be Continued!」
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