バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
鈴「今まさに『あれだけやらかした教頭をどうしばこうか』議論してるよ」
翼「色々やったもんねぇ………そして色々やられた」
鳥花「次は藤崎海斗さん。ありがとうございます」
翼「次回、吉井君の秘策が明らかに!!」
蓮「………今回じゃないのね………」
鈴「最後は太郎丸勇大さん!」
蓮「私は残念じゃないわよ!」
蘭「色々残念よ、妖怪キャラかぶり」
蓮「まだそのネタ引きずってたの……妖怪はそっちよ。アンタ、太陽が何故東から昇るか知ってる?」
蘭「し、知らないわよ………そんな哲学的なこと」
蓮「妖怪の所為よ。てか、アンタの所為よ」
蘭「誰が一反木綿よ!」
翼「あれ、なんかデジャヴ………」
鈴「本編、はっじまるよー!」
☆
『明久。その角を右だ』
「了解!」
私たちは再度ダクトのダンジョンへ潜入していた。
さっきのトラップが発動し、召喚獣の場所はある程度把握済みなので、何とかかわしながら目的地へ向かう。
今度は分断されても対等に釣り合うように、吉井君を先頭に蓮、私、鳥花さん、蘭さんと歩を進める。
ナビゲーターは坂本君が担当している。
『明久!そこを左だ!!』
「了か------ぐふぅっ!?」
ナビ通り従った結果、毒の沼地にはまってしまい、歩くごとに点数が減らされて行く。
『…………点数上がっても無敵ってわけじゃないのな』
「あのさ、試さないでくれる!?」
私たち全員、ある程度点数を取っているため、前回より有利にはなっている。
しばらく進むと、パイプが繋がっている、鳥花さんよりのダクトの壁から幾何学模様が現れる。
「……まぁ、そりゃやっぱり」
「そんな簡単には………」
「行かないですよねぇ………」
蓮、私、鳥花さんは苦虫を潰したような顔をする。
所在が分かっていない召喚獣も所々いて、今も姫路さんや霧島さんの召喚獣が消息不明だ。
現れたのは、坂本君と、木下君の召喚獣だ。操られているかのように、目が赤く染まっている。
不気味な召喚獣は登場して早々武器を構える。
対して鳥花さんと蘭さんもそれぞれ獲物を手に取りながら言う。
「ここは…………」
「私たちが止めるわ!早く先に!」
「………え?大丈夫?」
「なんでそんな不安そうな顔してんのよ!今は時間がないの!!」
「うん………任せた!!」
蘭さんは(リアルの)蓮をパコン、とはたく。
坂本君たちを鳥花さんと蘭さんに任せ、私たち3人は先を急ぐ。
しばらく走っていると、十字路に分かれている場所が見えるけど、
『気をつけろ………1番召喚獣が多い場所だぞ!』
坂本君は焦りながらナビゲートする。
でも……………心配はご無用だ。
「邪魔するものは------------!!」
「潰すっ!!」
【Fクラス 吉井 明久 算数 371点】
【Fクラス 霧島 蓮 数学 435点】
【Fクラス 小林 翼 数学 395点】
VS
【Fクラス 横溝 啓司 数学 54点】
【Fクラス 中田 篤為 数学 43点】
『いや………吉井君は分かるけど、あとの2人は何者………?』
『……………化け物』
『………大層な人畜無害ぶりじゃの』
「これでもフェアプレーなんだけど?」
二刀流『シャイン・サーキュラー』を駆使して一瞬で屠る私の召喚獣。
そもそも吉井君はレベルが落とされてるけど、私と蓮はそのままの高校の問題をやらされてるんだから、十分フェアのはずだよね。
「これなら行けるっ!!」
「…………来たよ」
暴走召喚獣を突破していると、今度は教師陣の召喚獣が現れた。
あれは………大島先生と五十嵐先生の召喚獣か。
『………………気をつけろ。教科は保健体育だ』
「大島先生の担当分野か………でも、私たちだって負けない------」
「……………あの、翼さん?」
「どしたの吉井君?」
吉井君の召喚獣が一寸たじろいだ。ど、どうしたんだろ………
「小学校の教科に保健体育なかったから……後回しにして結局受けてないんだ………」
「えええっ!!」
「吉井君を戦わせないようにしつつ応戦するしかないわね……!」
【Fクラス 小林 翼 保健体育 403点】
【Fクラス 霧島 蓮 保健体育 405点】
【Fクラス 吉井 明久 保健体育 NONE】
VS
【教師 大島 武 保健体育 637点】
【教師 五十嵐 央 保健体育 306点】
「く………大島先生………やっぱり強い………!」
「翼!出し惜しみなしよ!」
「わかってるっ!!」
吉井君の点数は0ではないので戦死ではないらしい。
私は片手剣スキルを2本の剣にそれぞれ発動させる。
一方は片手剣用スキル『バーチカル・スクエア』。
もう一方は片手剣用スキル『デッド・インスキュージョン』。
正直いくら具現化の能力を持つ召喚獣でも、動かすのは私自身だ。上手く出来るか分からないけど………ひくことは出来ない。
蓮も腕輪の能力『5秒間の無敵時間』を発生させて、一気に突っ込む。
☆
【Fクラス 月風 鳥花 古典 281点】
【Fクラス 東雲 蘭 古典 1点】
VS
【Fクラス 坂本 雄二 古典 117点】
【Fクラス 木下 秀吉 古典 67点】
ちなみに、こっちでは鳥花さんが奮闘していた。
「いくら点数があっても2VS1じゃ不利よ!」
「小学校レベルに古典なんて難しいものないですからね………!そう思うなら点数補充しといて下さいよ副代表さん!」
「補充しても五十歩百歩よ。時間が無駄になるだけなのよ!!」
「少しでも点数あげる努力、してくださいっ!!」
鳥花さんが前衛で攻撃をガードし、蘭さんは隙を狙って打ち込む。点数が点数なので牽制程度にしかならない。
「メリケンサック、面倒臭いですね………!!」
大雑把に槍を振るう鳥花さん。当たっただけでも大ダメージのはずだけど、槍の質量が大きいのかかする程度だ。
『鳥花さん!』
「大丈夫です………っ!!何とかします………」
『違うの!新たな召喚獣の出現よ!』
「え…………!!」
島田さんの言葉に、鳥花さんは絶句した。
それを横目に新たな召喚獣が姿を現す。
それは大槍を構えた、蘭さんの強敵の
「…………鈴…………!!」
「うぁっ!!」
蘭さんが呻いた直後、鳥花さんがついに攻撃の勢いに負けた。
しかし、同時にチャンスでもあった。
それを逆手に取った。
【Fクラス 東雲 蘭 家庭科 583点】
【Fクラス 月風 鳥花 家庭科 619点】
VS
【Fクラス 坂本 雄二 家庭科 132点】
【Fクラス 木下 秀吉 家庭科 50点】
【Aクラス 東雲 鈴 家庭科 318点】
『えええっ!?お姉ちゃん、何その点数!?』
『小学校レベル、よ』
「小学校レベルだろうと勝てばいいのよ勝てば。鳥花さん、バックアップお願い」
「任されましたっ!!」
『酷い!滅多打ちなんて酷すぎる!』
「この人でなしっ!!」
「人よ!人間よヒューマンよ!いいから行くわよ!」
蘭さんの言葉に真っ先に動いたのは鳥花さんだ。迷わず腕輪の能力を使う。
効力は『3秒間相手の動きを止める』。
動けない3人に一撃を入れようと蘭さんは猛接近し、
「短刀も、点数次第ではチェーンソー並の力になるのよっ!」
【Fクラス 東雲 蘭 家庭科 583点】
【Fクラス 月風 鳥花 家庭科 594点】
VS
【Fクラス 坂本 雄二 家庭科 0点】
【Fクラス 木下 秀吉 家庭科 0点】
【Aクラス 東雲 鈴 家庭科 0点】
「ふぅ………気持ちいいわね……」
蘭さんは額の汗を拭いながら呟く。こんな圧倒的な差で勝ったことがないのだろう。
しかし、ナビの向こうでは、こんな会話が繰り広げられていた。
『戦死者は補習っ!!』
『て、鉄人!?どこから湧いて出た!?』
『ご、後生なのじゃ!!』
『え、わ、私もーっ!?』
「………なんでしょう、この罪悪感」
「…………ま、まぁ仕方ないわよ。それよりも早く、翼たちを助けに行かないと………」
蘭さんと鳥花さんは先へ行った私たちを追いかける。
☆
【Fクラス 小林 翼 保健体育 173点】
【Fクラス 霧島 蓮 保健体育 149点】
【Fクラス 吉井 明久 保健体育 NONE】
VS
【教師 大島 武 保健体育 0点】
【教師 五十嵐 央 保健体育 0点】
「はぁ………はぁ………や、やっと勝てた………」
「翼さん、蓮さん。お疲れ様」
「は、ハードワークは……私、向いてないのよ………」
ガリガリ点数を持って行かれたけど、何とか撃破した私と蓮。息も絶え絶えに、ようやく最後のエリアに足を運ぶ。
そのエリアは若干広く作られており、紫の扉を抜けた先がゴールだろう。
『明久、翼、蓮。そこを抜けたら管制室だ』
「よし………早く行こう………」
幸いか召喚獣も現れていない。今のうちか、と一歩足を踏み入れた直後、そのエリア全体に振動が起きた。
「うわっ!地震!?」
『翼さん!吉井君!蓮さん!逃げて下さい!!』
ナビの向こうでは姫路さんが焦っているように感じた。
ま、まさか…………
『早くしないと私が………っ!!』
刹那、目の前に現れた4つの幾何学模様から出てきたのは………
「姫路さんに………霧島さん………!!」
「それだけじゃない……学年主任の……高橋先生まで………!」
「それに………翼のコピーね……!こんなのどう突破すればいいのよ……!!」
私の能力をコピーしたシャドウ翼率いる最強の4人がついに姿を現した……
やばい、どうやって突破させよう。
翼「考えてないの!?」
蓮「次回は最終決戦になるわね。っていうか、とあマリと混沌学園については、いつ更新が目処なのよ?」
混沌学園は早くて今月中。とあマリは未定です。
蘭「さ、学園の運命はいかに!ってことで、次回へ続くわよ」
鳥花「To Be Continued!」