バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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翼「あちゃあ、今回も短いね」

蓮「サボるんじゃないわよ。それじゃ感想コーナーね。まずは太郎丸勇大さん」

蘭「ちなみに、ストゥーピッドさんは今回出てきてるわよ。刮目せよ!」

鈴「次はガンガンさんだね。久しぶり………なのかな?」

翼「アンチキャラは出したくないんだけどね………」

鳥花「悪役はとことん悪役で出しちゃいましょうよ。潔く」

蘭「潔すぎるのもどうかと思うけどね。最後は”蒼龍”さん」

翼「まずは感謝します。ありがとうございます」

蓮「え、どういうことよ?」

翼「貴方のおかけで………この小説にもついに『バカテスト』を入れることが決定しました」

鈴「今まで入れるって考えはなかったからねぇ。ヒントを貰ったよ」

蓮「そんなわけで、本編スタートよ」


55話 鬱蒼と騙叱

 

バカテスト 英語

【第一問】

以下の英文を和訳しなさい。

『We need an ambulance now.』

 

小林 翼の答え

『今すぐ救急車を呼んでください。』

姫路 瑞希の答え

『私たちには、救急車が必要です。』

 

教師のコメント

正解です。呼びかけの言葉として使用されることがあります。

 

 

土屋 康太の答え

『私たちは』

 

教師のコメント

訳せたのはまたそこだけですか。

 

東雲 蘭の答え

『私たちには、今、アンバランスが必要です。』

 

教師のコメント

読めなくはないですが、不調和が必要な状態とはどういうことですか。

 

吉井 明久の答え

『私たさはは(文字が乱れて解読不能)』

 

教師のコメント

試験中寝ないで下さい。

 

 

一方の私たちの方はといえば、

 

「そういえば、蓮さんはどこにいるんですか?」

「ん?靴はあったからこの家のどこかにいると思うよ。どうせパソコンと睨み合いしてるんだろうけどね」

「ハッキングの勉強とかですか?」

「いや、あれはあくまで特技であって趣味ってわけじゃ………」

 

そんな話をしながら、行方を眩ました蓮を探す私と鳥花さん。

家はそんなに広くないから、結構すぐに見つかると思うんだけど、と適当な部屋に入ると、大っぴらにパソコンを広げてキーボードのタッチ音が響く。

当人の蓮はといえば、

 

「ふっ………ふふふふふ……!」

「………あの、翼さん?蓮さんは一体何がおかしいんですか?」

「…………今までずっと一緒にだけど、たまに蓮が見えなくなるんだよ」

 

パソコンの前で不気味な笑みを浮かべる蓮。

こんな姿、クラスメイトになんて見せられない…………

 

「…………れぇん?」

「わっ!?び、びっくりした………鳥花さん、いらっしゃい」

「あ、お邪魔してます」

「ところでそんな邪悪な笑みを浮かべて、何してたの?」

「翼……ブラウザゲームって、神だと思わない?」

 

いきなり何を。

 

「ブラウザゲーム?」

「えぇ。最近はアプリケーションばっかりだけど、ブラウザゲームの方が好きなのよ。例えばグ○ーとか、モバ○ーとかかしら」

「あー………うん?」

 

ちなみに世の中ではスマホだアンドロイドだ言われてるけど、今だにガラケーを使っている私。

流行には乗らないタイプなんだよね…………

 

「いいから、マリの相手してあげてよ。すごく暇そうなんだよ」

「分かったわよ……このけん玉でも持って行ってあげようかしら」

「……わ、和風なんですね……」

「単に流行遅れなだけだよ……」

 

ノートパソコンを閉じてけん玉を持って移動する蓮。

 

「結局………あの2人はどうなるんでしょうか………」

「大丈夫だよ。………不安要素しかないけど」

 

まぁ、余計な邪魔さえはいらなければ上手くいくと思いたい。

私たちは蓮を連れて再びリビングへ移動するのだった。

 

「………蘭。お前までいたのか」

「私の名前はエリザベート・ハナコ。通称ストゥーピッドよ」

「名前かぶってるぞおい!?あと通称がどっからどう考えてもおかしいだろう!!」

 

園内に入った2人を出迎えたのは、白い帽子を深くかぶった案内人(ガイド)のような人だった。

さっきの似非外国人の人とは違って良識があるみたいだけど、坂本君には一発でばれたのだった。

 

「ところで、貴方たち。行く場所がないならそこの着ぐるみにでも聞いてみたらどう?いいアトラクションを教えてくれるかもしれないわよ?」

「お前案内役じゃないのかよ……」

「私は貴方たちだけ贔屓目する気はないもの。別の方面(・・・・)もあるし」

「……まぁ、お前も大変なんだな。分かった、聞いてくる」

「………………またね、蘭」

「私はエリザベート・ハナコだって!通称スティーブン!」

「通称変わってるぞ!?」

 

明後日の方向に駆けていった蘭を尻目に、坂本君と霧島さんはオススメされた着ぐるみに声をかける。

 

「ちょっと大丈夫か?あそこの胡散臭い案内人から案内されたんだが……」

『あ、そうなんですか!じゃ、じゃあフィーが面白いアトラクションを紹介してあげるよ!』

 

フィー。如月ハイランド出身のマスコットキャラクターで、子供には大人気なのだそうだ。

入っているのは女の人の声だった。………しかし、ボイスチェンジャーなど鋭利なものは搭載されていないので、声がバレバレ。

 

悟った坂本君は、早速そのフィーに鎌をかける。

 

「……さっき、明久がバイトの女子大生に映画に誘われてたぞ」

『えっ!?明久君が!?それはどこで………はっ!!』

「………………おい、姫路。奇遇じゃないか。何かのアルバイトか?」

『ちっ、違いますっ!私------じゃなくてフィーは見ての通り、キツネの女の子だよっ!』

 

それでもめげない姫路さんは内心凄いような気がする。

諦めたように溜息をつくと、坂本君はフィーに尋ねる。

 

「じゃあフィーとやら。お前のオススメのアトラクションを教えてもらおうか」

『う、うんっ。フィーのオススメはね、あそこにある廃病院を改築したお化け屋敷だよっ!』

 

フィーが指をさしたのは噴水の向こう側にある見るからに怪しい建物だった。

ふむ………と少し思案した後、坂本君が動いた。

 

「そうか……よし翔子。お化け屋敷以外(・・)のアトラクションに行くぞ」

『まっ、待って下さい!どうしてオススメ以外の建物に行くんですか!?』

「どうしても何もあるか。どうせそのオススメだかにロクなことがないんだろ?わざわざ行く意味はない」

 

成績優秀とは言え、騙しあいはなれていなかったようだ。

 




蓮「微妙なところで区切るわね………」

翼「次回はお化け屋敷なの……かな?」

鳥花「それじゃーまた次回ですー!」
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