バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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6話 作戦と練戦

蘭さんの言葉通り、ボロボロになって吉井君が帰ってきた。Fクラスに転がり込んでくる。

 

「だ、騙されたぁ!!」

「今更気付いたか、馬鹿め。だからお前は明久なんだよ」

「少しは悪びれろよバカ雄二!」

「これから作戦会議だから、俺が指定する人物だけ来てくれ」

 

 

屋上。

作戦会議のメンバーは、坂本君と吉井君、木下さん、土屋君、姫路さん、島田さん、私、蓮、蘭さんの合計9人。

もうすぐ昼休みだし、話を聞かれる心配もなさそうな場所がここだった。

 

「さて、会議を始めようか」

「ところで代表。何でDクラスに攻めるの?段階踏むならEクラスだし、 一気に攻めるならAクラスじゃない?」

 

それは私も気になってた。何で半端なDクラスを敵にするんだろう。

 

「そのことだが、理由は色々ある。俺たちが正面きってAクラスと戦ったとしても、勝てるとは思えないからだ」

「そうじゃのう。あのクラスは知略だけでどうにかなるクラスじゃとは思えん………」

「だから、他のクラスとの連携が鍵になってくる」

「連携、ねぇ」

 

さっきの時間にマニュアル見てたから分かるけど、もし私達がDクラスに勝てば、設備を交換。私達が負ければ卓袱台より1つ前のランクに下げられるらしい。

でも、私たちの目標はあくまでもAクラスだから、設備の交換を盾に別のお願いをするのだろう。

 

「あとは景気付けとか……だな。明久。開戦時間はしっかり伝えて置いたか?」

「う、うん。今日の午後……昼休み終わってからって言っておいたよ」

「昼休みが終わってから……ってことは、まずはお昼ご飯が先ね?」

「そうなるな……明久。今日くらいはマトモなものを食べろよ?」

「いつも食べてないの?」

 

坂本君が茶化すように吉井君に言った。いつもマトモなもの食べてないの?何食べてるの?

坂本君の言葉に憤慨する吉井君。

 

「失礼な!いつもマトモだよ!」

「……そうか、だってお前の弁当……水と塩だろう?」

「砂糖も食べているさ!今日は小麦粉を持って来た!いつもよりリッチだよ!」

 

……ど、度肝を抜かれた。それ、ただの調味料じゃ………

あくまでも味を整えるものであって、それ丸ごと食べるって………

 

「……吉井君、それは食べるって言わないと思いますよ………?」

「舐める、が表現としては適切なんじゃろうな」

「……(コクコク)」

「ほぼノンカロリー………」

「そんな状態で毎日過ごしてたら餓死るわよ」

 

姫路さん、木下さん、土屋君、私、蓮も口々に言う。お金がないにしたって、調味料で昼を乗り越えようと……いや、乗り越えるのは無理がある。

ソルトウォーターにしたって、お腹にたまらないと思うし。

すると、姫路さんがおずおずと手を上げる。

 

「あの………もしよろしければ、私がお弁当を作ってきましょうか……?」

「ゑ?本当にいいの!?」

「はい、早速明日のお昼にでも持ってきますね」

「良かったな明久。姫路からの手作り弁当じゃないか」

「うん!」

 

からかわれてるのに気付いているのか、吉井君は嬉しそうに笑顔だ。そんな生活送ってればそうなるかな。

それに、女の子の手作りなんだしね。

すると、島田さんが毒をさす。

 

「ふ〜ん。瑞希ってば優しいのね。吉井だけに(・・・・・)作って来るなんて」

「あ、えと………よろしければ皆さんにも………」

「俺たちにも?いいのか?」

 

やっぱりいいです、なんてことにならないで良かったね、吉井君。

折角作って来てくれるんだし、お言葉に従おっかな。

 

「それは楽しみじゃのう」

「……(コクコク)」

「……お手並み拝見ね」

 

9人分も作るのは大変そうだけど、本人が大丈夫なら、いっか………

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