バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
蓮「………ねぇ、しょうゆって言うのは、名前でいいの?」
鈴「うん。何か、坂本君との子供の名前が『しょうこ』と『ゆうじ』をとって≪しょうゆ≫なんだって」
鳥花「どうしてそこ合わせちゃったんですかねー………」
蘭「次は太郎丸勇大さん」
鈴「まぁ、私も咲未さんサイドでバッチリ活躍してるから大丈夫大丈夫」
翼「最後は狂歌の僕さんかな」
蓮「………なんていうか、誤解とかなかったらどうなってたか、考えたくないわね………」
鳥花「………そうですね………」
鈴「それじゃ本編始まるよー!」
バカテスト 地理
【第四問】
オーストラリアの首都を答えなさい。
小林 翼の答え
『キャンベラ』
東雲 鈴の答え
『キャンベラ』
教師のコメント
正解です。
吉井 明久の答え
『キャンベラ』
教師のコメント
貴方の名前を見ただけでバツを打った先生を許してください。
東雲 蘭の答え
『シドニー』
教師のコメント
惜しいですが残念ながら首都ではありません。よく勘違いされやすいので、覚えておきましょう。
☆
マリの希望である、フラウメクーヘンをどうにかこうにか失敗しないように作り上げ、見事に平らげた蓮とマリは再びジグソーパズルに取り掛かっていた。
私と鳥花さんは皿洗いをしている最中のこと。
「…ところで、翼さんは人形、なんですよね」
「…………。…まぁ、一応。”人工”人形だけどね。何でそのこと………」
「………ふふふ、蘭さんの異名は「人間スピーカー」ですからね。知ってるの私くらいですけど」
私は思わず皿を洗う手を止める。出来れば誰にも話したくなかった事実だったから。
未だ洗い続ける鳥花さんに言う。
「………軽蔑する?」
「何でですか。翼さんは翼さんですし。人間とどこが違うんです?」
「骨がない。ちなみに臓器も同じくないよ。だから別に食事取らなくても、寝なくてもいいし、寿命もないよ」
私は俯きながら答える。いくらなんでも直球来すぎでしょ………
そう。私は臓器やら骨やら、人間の主格部分が一切入っていない。多少肌がコーティングされているのと、1ミクロほどの核によって、身体を整えている。
すると鳥花さんは驚いたように私の二の腕をつねる。
「あ、本当ですね。めっちゃ柔らかいです」
「………はぁ……これ以上拡散するのはやめといて……って蘭さんに伝えておいて」
「了解です。また話は変わるんですが、如月ハイランド、行かなくていいんですか?」
「え、いいよ。私はお留守番だよ」
「いやいや。何が起こるか分からないのが普通ですから、ここは是非とも主人公である翼さんにですね」
「いやいやいや、メタいよ」
吉井君たちが何とかしてくれるよ。人混み嫌いだよ、私。
どうせ今頃坂本君のことだから、翔子さんから逃げてる頃だよ。
「それじゃ、一緒に行きません?」
「……何でそんな行かせたいの?」
「気になるじゃないですか、両方。それにですよ、如月ハイランドって県内で最も早いジェットコースターとか、18階建てのビルから落ちるかの衝撃が来るウォーター・スプラッシュとか、結構すごいんですよ」
「……わ、私高所恐怖症なんだけど」
4階建ての建物の窓から下が見れないくらい、恐怖を感じている。
ただ、目を輝かせて話す鳥花さんに嫌とは言えない性格なので。
「ま、まぁ後でね。様子は気になるから」
「蓮さんも連れて行きます?」
「
「ちょっと、さっきから何人を代名詞にしてるのかしら。誰がニートよ誰が」
「ニートじゃん。無職じゃん!」
「無職だけどニートじゃないわよ!引きこもりっていいなさいよ」
「蓮さ〜ん。肯定しちゃってますよ〜?」
だって否定の材料すら無いわけだし。
そんなこんなで、私と鳥花さんは後に家を出て、如月ハイランドへ様子を伺いに行ったのだった。
☆
命からがらお化け屋敷から抜け出した代表コンビ。
『アレは秀吉の物真似であって俺じゃなあqwせdrftgyふじこlp;』 ともはや絶叫に近い説得の甲斐あって、釘バットとトンカチを持ったまま脱出せざるを得ない状態にあった。
そんな彼らを見て、似非外国人は満足そうに微笑む。
「お疲れ様でしタ。どうデシたか?結婚したくなりましタカ?」
「誰がなるかこの野郎………危うく死後の旅路を歩みそうになったぞ………」
「オカしいですね?危機的状況に陥った2人ハ、強い絆で結ばれるトイう吊橋効果を狙ったのデスが……」
「確かに、襲い来る危機が結婚するはずの人でなければそうなるかもしれないが、あんなんで結ばれると思うなよ勘違い外国人め」
ちなみに、イラついたために木下君の化けの皮を剥がそうと携帯で連絡を入れようかと思っていたら、噴水に携帯を投げ入れたのは随分昔である。
これが役者根性。もうボケとかツッコミとか関係なくすごい。
すると霧島さんが噴水の上を見上げながら呟く。
「……………そろそろお昼」
「あら。もうそんな時間ですのね。追っかけ回してたら時間なんて忘れてしまいますわよね」
「お前本当頭はいいのに理解力が欠けてるからな………」
「うるさいですわよ下僕」
「デレの欠片もないのか!?」
「貴方にデレるほど落ちぶれていませんわ………」
私がプレミアムチケットを渡した時はすごく動揺してたんだけど、何故か堂々としている咲未さん。う〜ん、流石はポーカーフェイス。攻略は難関だね。
「-----あの、私のバッグ--------」
「デハ、豪華なランチを用意しておりマスので、こちらへイラして下サイ」
翔子さんの言葉を遮るようにして、似非外国人はスタスタと歩いていく。
昼食まで準備してあるなんて、周到だなぁ。
「翔子、どうした?」
「-------なんでも、ない。それよりも、早く行かないと、逸れる」
「お、おう…………」
「……………………」
その2人の姿を、咲未さんは無言のまま見つめていた。
鈴「ここで終わりかぁ。先が気になるね」
翼「ここからはあのバカテストにも関連した地理の問題が出てくるよ」
鈴「間違いなく答えられないんだけどね………」
翼「さて、咲未さんたちの詳細もどうなってくるのか、だね」
鈴「じゃ、また次回に!」