バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
蓮「さ、感想返しよ。太郎丸勇大さんからね」
鳥花「今回は『あの』ところまでは行けませんでした。ごめんなさいです」
蘭「最後は”蒼龍”さんね」
鈴「一応プレミアムチケットが無くても入れますから、友達で来ようと構わないんだって。そこはオリジナル設定だけど」
蓮「それと、本格的に根本君・咲未さんルートを作るらしいわよ。お楽しみに」
鳥花「それじゃ本編!始まります〜」
バカテスト 世界史
【第五問】
アリストテレスの有名な名言を答えなさい。
『人間は()的動物である』
姫路 瑞希の答え
『ポリス』
東雲 蘭の答え
『ポリス』
教師のコメント
正解です。同時にポリスを結合させて秩序を与える原理として
土屋 康太の答え
『性』
教師のコメント
君ならそう答えると思っていました。
吉井 明久の答え
『機械』
教師のコメント
人間はロボットじゃありません。
月風 鳥花の答え
『勇者』
教師のコメント
アリストテレスの時代に勇者はいません。
それから、早足で似非外国人の後をついて行くと、小洒落たレストランが見えてきた。
「コチラでランチをお楽しみ下サイ」
そう言って案内したのは、レストランというか、テレビとかでよく見るクイズ会場のような施設だった。
一応丸テーブルの上に豪華なランチが乗ってはいるけど。
「いらっしゃいませ。坂本雄二様。翔子様」
「………………鈴、何してるの?」
「バイトです。時給の」
「他のやつとは違って、名前を否定しないのはお前だけだな……」
ボーイが現れて会場の中を移動する。こうしてみると、相当な動員数だ。行き当たりばったりで招き入れたわけじゃなさそうだ。
「あ、お客様は未成年なので、こちらをご用意させて頂きました」
席につくと、早速注がれるノンアルコールのシャンパン。本格的すぎる。
さらに次から次へと運ばれてくる料理に苦笑しながらナイフとフォークを手に取る2人。
根本君や咲未さんも同等の扱いを受けているそうだった。
☆
デザートを食べ終えた後、特に仕掛けもないのか、安堵しかけたときに、それは起こった。
≪皆様。本日は我が如月ハイランドのプレオープンイベントに参加頂き、誠にありがとうございます≫
会場に女の人……声からして木下さんの声だろう……のアナウンスが響き渡った。
その女の人は特に動揺した様子もなく、告げる。
≪なんと本日、この会場に結婚を前提として付き合いを始めようとしている高校生のカップルが、何と2人もいます!≫
坂本君と根本君、2人揃って水を吹いた。
≪そこで、当グループが応援するためにイベントを企画して頂きました。題して、『如月ハイランドウェディング体験』プレゼントクイズ!≫
何か急展開すぎるイベントはじまた。
しかもしっかりと出入り口を閉鎖し、2人の退路を断つ。行動パターンを見定めた上での妥当な判断だ。
≪本企画のご説明へ移らせて頂きます。こちらの出題するクイズに答えてもらい、今回は2組の参加者のため、
それはさすがに構った方がいいんじゃない木下さん。
≪それでは、坂本雄二さん&翔子さん夫妻(仮)と、根本恭二さん&咲未さん夫妻(仮)さん。前方のステージへお進み下さい!≫
どう考えても悪意を感じるアナウンスだけど、咲未さんの方は仕方ない、としぶしぶ壇上へ上がり、坂本君の方は、
「…………ウェディング体験………絶対勝つ………!」
「翔子、落ち着け。そういったものは普通双方の合意の下にあだだだだっ!!耳が千切れるっ!分かった!行くから離してくれっ!」
抵抗虚しく、壇上に立ち、解答席へ座らされる。
解答席にはタッチペンのようなものに加え、パネルがある。制限時間30秒のうちにこれに答えを書いて答える、というオーソドックスなクイズゲームだ。
問題は4問。早押しと言うわけではないので、両方ウェディング体験を行うようにも出来るわけで。
(おい根本。どうする気だ?)
(俺らはわざと間違えてお前たちカップルに譲るつもりだぞ?俺らは巻き込まれただけだからな……)
(なっ、何て薄情な野郎だ!恥を知れ!)
(そもそもなんで俺と咲未がカップル扱いされ、尚且つ結婚を前提に付き合わなきゃ行けないんだ。まずそこからおかしいだろ)
(あのババァも一枚噛んでそうだな。くそっ、誰でもいいのか!?)
(とにかく俺たちは引くさ。あとは任せた)
(任せたじゃねえ!!)
このアイコンタクトは3.3秒ほどのスピードだったという。
≪では第1問!坂本家・根本家の結婚記念日はいつでしょうか?≫
あれ、この問題もしかして未来形?しかもなんか同棲してる設定?
「おい翔子。いくらお前でもこの問題は----------」
「………………雄二。任せて」
≪では両カップル、答えをどうぞ!≫
根本家『明後日』
坂本家『毎日が記念日』
≪両カップル正解です!≫
「「何ぃっ!?」」
木下姉の出来レースの開催の瞬間だった。もはやアドリブで説明に入る。
≪根本恭二さん・咲未さんのお2人は明後日に婚約届を出すそうです!≫
「スピード婚にもほどがありますわよっ!!」
≪坂本雄二さん・翔子さんのお2人は毎日が結婚記念日なのです!≫
「んなわけあるかっ!恥ずかしさのあまり死んでしまいそうだ!」
流石の強引さに脱帽した3人。咲未さんを加えたアイコンタクトを取る。
(どうする、これは予想外だぞ)
(私の方が羞恥で死んでしまいそうですわ……!)
(落ち着け。これは出来レースだ。こうなったら意地でも間違えるぞ)
≪第2問!お2人がたの結婚式はどこで挙げられるのでしょうかっ!?≫
これも未来形だ。
「任せろ翔子。俺が答える」
出来レースだとしても無理な問題はいつかくる。それがこの問題のはず。
だって結婚会場なんて分からない訳だし。
≪では両カップル、答えをどうぞ!≫
根本家『秋刀魚の甘露煮』
坂本家『鯖の味噌煮』
≪両カップル正解です!!≫
「「何でやっ!!」」
ツッコミ両刀が突き刺さる。もはや答えじゃない気がする!もはや出来レースでもなんでも無い。場所を聞かれたのに……(笑
≪お2人がたカップルの挙式は如月グランドホテル・鳳凰の間、別名『秋刀魚の甘露煮』『鯖の味噌煮』で行われます!≫
行われること前提ですか。
それにしてもなんてネーミングセンスだろう………その別名は今考えて命名したんだろうね………
蓮「さ、オリジナル展開で紆余曲折してるけど、あの4話で坂本君・翔子さん編が終わる予定よ」
鳥花「この問題考えた人誰なんでしょう………」
蓮「さあ。無理ゲーと思わせておいて実は、と思わせてからの無理ゲーという3段構えの問題よね」
鳥花「それじゃまた次回!」