バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
鈴「あれ?その後に根本編があるんじゃ………」
そうなんですが、ぶっちゃけストーリーの展開自体は同じなんでどうしようかと………
蓮「………それなら同時投稿とかどう?強化合宿編進めながら如月ハイランド〜根本編〜をするとか」
…………それだ!!
鳥花「解決しちゃいましたね。では感想から行きますよ!”蒼龍”さん!」
蘭「やけに根本君かっこいいわよね。というか、エグいことさえしなければいいんじゃ…………」
蓮「しないと彼じゃないわよ」
翼「次。バカ久さん。初コメ感謝だよ!」
鳥花「ただご質問には答えられませんでした。ごめんなさいです」
蘭「最後は太郎丸勇大さんね」
鳥花「いやぁ、カップリングも未来ですから」
翼「自分の将来のことで手一杯だよ………」
鈴「ところで、今回遅れたのは音楽探してたら時間過ぎてた、とのことです」
蘭「それじゃ、本編行くわよ」
☆
「結局、霧島さんは見つかりませんでしたね………」
夕日が出てきた頃、隣にいる鳥花さんが残念そうに呟いた。
あれから、色々な場所を渡り歩いたけど、分担しても全てのエリアを探すことは出来ず、ついには捜索を打ち切った。
吉井君たちスタッフメンバーは、如月ハイランドのお偉い方に謝りにいったのだとか。
根本君や咲未さん曰く、膨大なお金をつぎ込み、何回も展開を想定したリハを積み重ねた結果だったらしいけど、結局報われることはなかったという。
「折角来たのにアトラクションも乗れませんでした……残念です」
しょぼーん、と気分が落ち込んでいる鳥花さん。
んー……まぁでもこのまま帰るのも勿体無いか……
「鳥花さん。最後に何か乗ってく?」
「え、でも………」
「別に私は大丈夫だよ。最悪帰り遅くなってもうち、門限ないし」
私がそう言うと、鳥花さんは落ち込んでいたのがどこへやら、周りの花が咲きそうなほど満面の歓喜と驚愕が現れた。
そして私の腕を強引に取って向こうの方へ全力ダッシュ。
「言いましたね!今言いましたね!やたらめったら連れ回しますよ!」
「え、や、ちょ、待って。あんまり絶叫系は----------」
「ジェットコースターが!ジェットコースターが私を呼んでいます!」
「きっ、聞いてない………!?」
ジェットコースターなんて絶叫系の代表格じゃん!
なんて心の声は届くはずもなく、「やっぱやめよう」なんて言えるわけもなく、寄りによって反動が大きい1番後ろに乗って、相当数怖いらしいアトラクションへ。
「わーっ!!!」
「ぎゃーっ!!?」
そんな阿鼻叫喚な悲鳴を口々にしながら、次々に乗り回した(主に絶叫系ばかり)。
最後のしめである観覧車に乗る時にはもう私はぐったりしていた。
「………きゅー………」
「翼さん、愛らしいペット動物みたいになってますよ。強いて言うならハムスターかプレーリードッグか」
「せっ、世界が歪む………!」
「そんな中二みたいなこと言わないで下さいよ」
「むしろ何で平気なの………」
力なく私は頭を抱えながら言う。
あれから、何故か1回転しながら進む『ローリングコースター』、水が上から流れ出る『滝登りアイランド』などなど、絶叫系ばかり乗った。あ、ゴーカートにも乗ったよ。
「経験ですね!今日は色々はしゃぎすぎましたよ」
「も、もう遊園地コワイ……」
「何いってるんですか。まだまだ如月ハイランドのアトラクションは4分1を消化したくらいですよ?」
「えぇ………まだあるの?」
「翼さん、如月ハイランドの規模を知りませんね?動植物園と合併してるのにも関わらず、遊園地はかなり巨大で、東京ドームが8つほど立つのだとか」
「そりゃまた………」
その中にいる翔子さんを見つけるなんて不可能だわね、それは。
すると、鳥花さんはあっ、と声を出すと下を見る。
「翼さん!翼さん!」
「どうしたの?」
「霧島さんと坂本君ですよ!」
「え……!あ、ちょ、ちょっと待って」
ふぅ、と呼吸を整えて下をコッソリと覗くと、確かに翔子さんと坂本君の姿があった。
「本当だ……坂本君と翔子さ-------ぅぐ………!!」
「ちょぉぉ!?翼さーん!?」
「わ、私………5階建て以上はむ、無理……!」
「超コミュ障の上に超高所恐怖症ですか!どんだけ厄介な不治の病患えば気が済むんですか!?」
「あと花粉症だよ!」
「花粉症もあるんですか!?3拍子揃ってるじゃないですか!?翼さん、目瞑ってて下さいぃ!!」
今日の観覧車はやたらと揺れた。
☆
「よっ。随分と待たせてくれたな」
坂本君は初めから翔子さんの居場所を気付いていたのか、グランドホテルではっていた。
「それじゃ、帰るとすっか」
「……………うん」
翔子さんは相槌を打つ。
しばらく歩き、如月ハイランドを出たところで、翔子さんは絞り出すような声で言う。
「……………雄二。私の夢……変なの………?」
例のチンピラカップルにバカにされたことを気にしているのか、俯く。
7年間もの間、彼女は揺るぎない夢のために費やして来た。それが、到底大勢の大衆の前でバカにされ、笑われた。
すがっていた藁を手放す羽目になっていることになる。
坂本君は少し言葉を選んでから答えた。
「……ま、あんまり一般的じゃないだろうな」
「……………」
だからと言っても、慰めるつもりはない。
「………この際だから言っておく。お前のその気持ちは勘違いだ」
「………っ!」
私には何の話かは知らない。けれど、2人にとって、始まったあの日。
坂本君にとっても、これ以上棒に振って欲しくないのだろう。
「あの時はお前だけじゃない。蘭や、鈴にまで迷惑をかけた。俺のようなろくでなし何ぞに、時間を費やすのは勿体無いぞ」
「……………ゆ、うじ………」
「けれども…………」
勘違いから生まれたもの、失ったもの。
では、そのことは全て間違っていたのだろうか。
否。それは違う。
1人の人間を思い続けることは、とってもすごいことだから------
「……けれども、俺はお前の夢を笑わない。お前の夢は、大きく胸をはれる立派なものだ」
人はそれぞれ十人十色。色んな考えがあって、個性がある。
一般的、というのがどういう事象なのかは知らない。そんな難しいことは私の口から語ることは出来ないけど、価値観なんて自分、それから相手が納得出来ればいい。
「ただし、相手を間違っていなければ、だ」
坂本君は落としていたヴェールを翔子さんに被せる。
驚いたように見上がる坂本君は、似非外国人から預かっていた鞄を放り投げてから、
「翔子-------弁当、美味かった」
翔子さんがずっと大切に持っていた鞄には、重箱の弁当箱が出てきた。
わざわざ今日のために作ってきたらしい。
「………あ………私のお弁当………気付いてくれたんだ………」
「さて、さっさと帰るぞ。遅くなるとお袋に誤解されかねん」
「……………っ、雄二っ!!」
「なんだ?」
翔子さんは満面の笑みを浮かべながら、告げた。
「……………私、何にも間違っていなかった……!」
☆
後日。
まもなく強化合宿の日が近づいて来た頃の話。
私は何時ものように登校して、上靴を取り替えようと下駄箱を開けた時だった。
私の靴の上に何か手紙のようなものが置いてあった。
「…………うん?」
みると便箋のような構造になっていて、封もしっかりと止めてあった。
訝しげながらもピッと破くと、そこに書いてあったのはこんな一文。
『アナタのことが大好きです。合宿中に機会があれば、お返事待ってます。』
「………これってもしかして……ら、ラブレター………?」
波乱の強化合宿が待っていそうな雰囲気………!!
翼「あー、この流れは完全に強化合宿編じゃん………」
蘭「参ったわね………根本編が入らないじゃない……」
翼「で、次回の話に入るんですが、蓮のアイデアにより『強化合宿編』、そして『如月ハイランド編〜根本・湾城サイド〜』の同時投稿になります」
蘭「強化合宿編の方は通常運転だけど、アナザー編は不定期みたいね」
翼「ほぼ同じだから削りたいけど、しかし結末が語られてないから気になるという」
蘭「そんなわけで、今回も予告編があるらしいわよ?」
翼「え、また!?」
予告編
「こ、これは……………まさかラブレター!?」
強化合宿を間近に控えたある日、明久の元に一通の手紙が届く!!
「翔子が……MP3プレイヤーを持っていたんだ」
雄二にも悪魔の罠が!!
「上等だ………そっちがそう来るなら、やってやろうじゃねえか!!」
雄二、ついに吹っ切れた!?
「わ、私………どうすればいいんだろ………」
主人公、翼にもラブレターが届き困惑状態………!?
「へ、変態が編隊を組んでやってきた……!」
布施先生、驚愕のワケとは………?
「そこをどいてくれ清水さん!僕は美波のペッタンコが目的じゃないんだ………!」
明久、ついに地雷を踏む…………!!
「いくらこの人数では………無謀よね?」
「…………………生徒が教師に勝てないなんて………誰が決めた?」
「絶対--------ここは押し通すっ!」
「私たち………東雲姉妹が足止めするわっ!!」
「貴女は……騙されたのよ、小山友香?」
「私は……明久君の、味方ですから………」
「計画通り………(ドヤァ)」
「哀れだよ。素直に人を愛せない貴女が……!!」
「ここは任せて、先に行って下さい!!」
「僕は…………自分の気持ちに嘘はつけないっ!!」
女子・教師軍VS男子・一部女子軍の戦いの行方は!?
そして明久は、
第4章、『絆と告白と強化合宿』編がスタートする……!