バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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翼「ということで、如月ハイランド編は今回で完結だよ!」

鈴「あれ?その後に根本編があるんじゃ………」

そうなんですが、ぶっちゃけストーリーの展開自体は同じなんでどうしようかと………

蓮「………それなら同時投稿とかどう?強化合宿編進めながら如月ハイランド〜根本編〜をするとか」

…………それだ!!

鳥花「解決しちゃいましたね。では感想から行きますよ!”蒼龍”さん!」

蘭「やけに根本君かっこいいわよね。というか、エグいことさえしなければいいんじゃ…………」

蓮「しないと彼じゃないわよ」

翼「次。バカ久さん。初コメ感謝だよ!」

鳥花「ただご質問には答えられませんでした。ごめんなさいです」

蘭「最後は太郎丸勇大さんね」

鳥花「いやぁ、カップリングも未来ですから」

翼「自分の将来のことで手一杯だよ………」

鈴「ところで、今回遅れたのは音楽探してたら時間過ぎてた、とのことです」

蘭「それじゃ、本編行くわよ」


63話 過去と記憶

「結局、霧島さんは見つかりませんでしたね………」

 

夕日が出てきた頃、隣にいる鳥花さんが残念そうに呟いた。

あれから、色々な場所を渡り歩いたけど、分担しても全てのエリアを探すことは出来ず、ついには捜索を打ち切った。

吉井君たちスタッフメンバーは、如月ハイランドのお偉い方に謝りにいったのだとか。

根本君や咲未さん曰く、膨大なお金をつぎ込み、何回も展開を想定したリハを積み重ねた結果だったらしいけど、結局報われることはなかったという。

 

「折角来たのにアトラクションも乗れませんでした……残念です」

 

しょぼーん、と気分が落ち込んでいる鳥花さん。

んー……まぁでもこのまま帰るのも勿体無いか……

 

「鳥花さん。最後に何か乗ってく?」

「え、でも………」

「別に私は大丈夫だよ。最悪帰り遅くなってもうち、門限ないし」

 

私がそう言うと、鳥花さんは落ち込んでいたのがどこへやら、周りの花が咲きそうなほど満面の歓喜と驚愕が現れた。

そして私の腕を強引に取って向こうの方へ全力ダッシュ。

 

「言いましたね!今言いましたね!やたらめったら連れ回しますよ!」

「え、や、ちょ、待って。あんまり絶叫系は----------」

「ジェットコースターが!ジェットコースターが私を呼んでいます!」

「きっ、聞いてない………!?」

 

ジェットコースターなんて絶叫系の代表格じゃん!

なんて心の声は届くはずもなく、「やっぱやめよう」なんて言えるわけもなく、寄りによって反動が大きい1番後ろに乗って、相当数怖いらしいアトラクションへ。

 

「わーっ!!!」

「ぎゃーっ!!?」

 

そんな阿鼻叫喚な悲鳴を口々にしながら、次々に乗り回した(主に絶叫系ばかり)。

最後のしめである観覧車に乗る時にはもう私はぐったりしていた。

 

「………きゅー………」

「翼さん、愛らしいペット動物みたいになってますよ。強いて言うならハムスターかプレーリードッグか」

「せっ、世界が歪む………!」

「そんな中二みたいなこと言わないで下さいよ」

「むしろ何で平気なの………」

 

力なく私は頭を抱えながら言う。

あれから、何故か1回転しながら進む『ローリングコースター』、水が上から流れ出る『滝登りアイランド』などなど、絶叫系ばかり乗った。あ、ゴーカートにも乗ったよ。

 

「経験ですね!今日は色々はしゃぎすぎましたよ」

「も、もう遊園地コワイ……」

「何いってるんですか。まだまだ如月ハイランドのアトラクションは4分1を消化したくらいですよ?」

「えぇ………まだあるの?」

「翼さん、如月ハイランドの規模を知りませんね?動植物園と合併してるのにも関わらず、遊園地はかなり巨大で、東京ドームが8つほど立つのだとか」

「そりゃまた………」

 

その中にいる翔子さんを見つけるなんて不可能だわね、それは。

すると、鳥花さんはあっ、と声を出すと下を見る。

 

「翼さん!翼さん!」

「どうしたの?」

「霧島さんと坂本君ですよ!」

「え……!あ、ちょ、ちょっと待って」

 

ふぅ、と呼吸を整えて下をコッソリと覗くと、確かに翔子さんと坂本君の姿があった。

 

「本当だ……坂本君と翔子さ-------ぅぐ………!!」

「ちょぉぉ!?翼さーん!?」

「わ、私………5階建て以上はむ、無理……!」

「超コミュ障の上に超高所恐怖症ですか!どんだけ厄介な不治の病患えば気が済むんですか!?」

「あと花粉症だよ!」

「花粉症もあるんですか!?3拍子揃ってるじゃないですか!?翼さん、目瞑ってて下さいぃ!!」

 

今日の観覧車はやたらと揺れた。

 

「よっ。随分と待たせてくれたな」

 

坂本君は初めから翔子さんの居場所を気付いていたのか、グランドホテルではっていた。

 

「それじゃ、帰るとすっか」

「……………うん」

 

翔子さんは相槌を打つ。

しばらく歩き、如月ハイランドを出たところで、翔子さんは絞り出すような声で言う。

 

「……………雄二。私の夢……変なの………?」

 

例のチンピラカップルにバカにされたことを気にしているのか、俯く。

7年間もの間、彼女は揺るぎない夢のために費やして来た。それが、到底大勢の大衆の前でバカにされ、笑われた。

すがっていた藁を手放す羽目になっていることになる。

坂本君は少し言葉を選んでから答えた。

 

「……ま、あんまり一般的じゃないだろうな」

「……………」

 

だからと言っても、慰めるつもりはない。

 

「………この際だから言っておく。お前のその気持ちは勘違いだ」

「………っ!」

 

私には何の話かは知らない。けれど、2人にとって、始まったあの日。

坂本君にとっても、これ以上棒に振って欲しくないのだろう。

 

「あの時はお前だけじゃない。蘭や、鈴にまで迷惑をかけた。俺のようなろくでなし何ぞに、時間を費やすのは勿体無いぞ」

「……………ゆ、うじ………」

「けれども…………」

 

勘違いから生まれたもの、失ったもの。

では、そのことは全て間違っていたのだろうか。

否。それは違う。

1人の人間を思い続けることは、とってもすごいことだから------

 

 

「……けれども、俺はお前の夢を笑わない。お前の夢は、大きく胸をはれる立派なものだ」

 

 

人はそれぞれ十人十色。色んな考えがあって、個性がある。

一般的、というのがどういう事象なのかは知らない。そんな難しいことは私の口から語ることは出来ないけど、価値観なんて自分、それから相手が納得出来ればいい。

 

「ただし、相手を間違っていなければ、だ」

 

坂本君は落としていたヴェールを翔子さんに被せる。

驚いたように見上がる坂本君は、似非外国人から預かっていた鞄を放り投げてから、

 

「翔子-------弁当、美味かった」

 

翔子さんがずっと大切に持っていた鞄には、重箱の弁当箱が出てきた。

わざわざ今日のために作ってきたらしい。

 

「………あ………私のお弁当………気付いてくれたんだ………」

「さて、さっさと帰るぞ。遅くなるとお袋に誤解されかねん」

「……………っ、雄二っ!!」

「なんだ?」

 

翔子さんは満面の笑みを浮かべながら、告げた。

 

 

「……………私、何にも間違っていなかった……!」

 

 

後日。

まもなく強化合宿の日が近づいて来た頃の話。

私は何時ものように登校して、上靴を取り替えようと下駄箱を開けた時だった。

私の靴の上に何か手紙のようなものが置いてあった。

 

「…………うん?」

 

みると便箋のような構造になっていて、封もしっかりと止めてあった。

訝しげながらもピッと破くと、そこに書いてあったのはこんな一文。

 

 

『アナタのことが大好きです。合宿中に機会があれば、お返事待ってます。』

 

 

「………これってもしかして……ら、ラブレター………?」

 

波乱の強化合宿が待っていそうな雰囲気………!!

 




翼「あー、この流れは完全に強化合宿編じゃん………」

蘭「参ったわね………根本編が入らないじゃない……」

翼「で、次回の話に入るんですが、蓮のアイデアにより『強化合宿編』、そして『如月ハイランド編〜根本・湾城サイド〜』の同時投稿になります」

蘭「強化合宿編の方は通常運転だけど、アナザー編は不定期みたいね」

翼「ほぼ同じだから削りたいけど、しかし結末が語られてないから気になるという」

蘭「そんなわけで、今回も予告編があるらしいわよ?」

翼「え、また!?」


予告編

「こ、これは……………まさかラブレター!?」

強化合宿を間近に控えたある日、明久の元に一通の手紙が届く!!

「翔子が……MP3プレイヤーを持っていたんだ」

雄二にも悪魔の罠が!!

「上等だ………そっちがそう来るなら、やってやろうじゃねえか!!」

雄二、ついに吹っ切れた!?

「わ、私………どうすればいいんだろ………」

主人公、翼にもラブレターが届き困惑状態………!?

「へ、変態が編隊を組んでやってきた……!」

布施先生、驚愕のワケとは………?

「そこをどいてくれ清水さん!僕は美波のペッタンコが目的じゃないんだ………!」

明久、ついに地雷を踏む…………!!

「いくらこの人数では………無謀よね?」

「…………………生徒が教師に勝てないなんて………誰が決めた?」

「絶対--------ここは押し通すっ!」

「私たち………東雲姉妹が足止めするわっ!!」

「貴女は……騙されたのよ、小山友香?」

「私は……明久君の、味方ですから………」

「計画通り………(ドヤァ)」

「哀れだよ。素直に人を愛せない貴女が……!!」

「ここは任せて、先に行って下さい!!」


「僕は…………自分の気持ちに嘘はつけないっ!!」


女子・教師軍VS男子・一部女子軍の戦いの行方は!?

そして明久は、理想郷(アガルタ)へたどり着けるか………!!

第4章、『絆と告白と強化合宿』編がスタートする……!
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