バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
鈴「いや、乱数調整は出来ないよ!」
蓮「次は太郎丸勇大さんね」
翼「体質上仕方ないんだよね………」
鳥花「がんばって治して下さいね?」
翼「ど、努力する………」
蘭「最後は狂歌の僕さんね」
蓮「原作とは随分キャラが違うわよね………」
翼「それじゃ、本編スタートだよ!」
64話 序章と合宿
バカテスト 地理
【第八問】
東京から丁度真東にいくと何大陸にぶつかるか答えなさい。
姫路 瑞希の答え
『南アメリカ大陸』
小林 翼の答え
『南アメリカ大陸』
教師のコメント
正解です。よく出来ました。
吉井 明久の答え
『ユーロシア大陸』
教師のコメント
色々間違ってます。
東雲 蘭の答え
『大陸棚』
教師のコメント
目からウロコが落ちました。
☆
いきなりだけど、私は生涯、これまで生きてきて初めての経験をした。
姿をひっそりと潜めてステルスがかかったかのように本を読んでいる毎日だったけど、今日、変化しそうだ、ということだった。
「ふぅん………また大胆なラブレターね………」
私の親友である蓮は、今朝ロッカーの中に入っていたラブレターを見ながらそう呟く。
初めてのことだったので、朝早く来ていた蘭さんにも声をかけてみる。
「で、宛名は誰なの?」
「う、うん。それなんだけど……」
私は少しおどおどしながら、宛名の空欄を見せる。
そう、この手紙には宛名が書いていなかった。
「………返事なんて出来ないじゃないの。誰かわかんなかったら」
「多分書き忘れたんだと思うけど……どうしよこれ」
「そうね……翼さんからは動かない方がいいんじゃない?果報は寝て待てばいいことあるわよ」
蘭さんは退屈そうに言う。そ、そうなの?普通ラブレター貰った同年代の女子ってこんな反応でいいの?
時代の風潮について行けない。
「それはともかくとして、さ……」
私は教室の会話にも耳を傾ける。
『あの吉井がラブレターを貰ったらしいぞ……!!』
『ファッキュー!!!』
『脳漿引っぺがすぞ吉井ぃぃぃ!!』
「…………朝からこう、なんで殺伐としてるの?」
「ラブレターが届いたらしいわね、吉井君にも」
「え?吉井君も?」
私は吉井君の方に目を向けると、何やら島田さんと木下君に必死で弁解している吉井君の姿だった。
「ま、
「もはや嫉妬と憤怒に燃える集団宗教よね………」
「何の話です?」
そこに鳥花さんが眠そうに登校してきた。また蓮から勧められたオンラインゲームでもやって夜更かししていたのかな。
「翼がラブレターを貰ったのよ。匿名の」
「匿名じゃ悪戯の可能性もあるのよね………」
「良かったですね、ラブレター貰って。今の気持ちはどうですか?」
「すっごい複雑だよ」
正直なところ、嬉しいとかの感情よりも前に不信感が出た。これがコミュ障たる所以か、まず無名の時点で怖い。
結局のアイデアとしては『保留』を取って、私たちの謎のラブレター騒動は幕を下ろしかけた。
ちなみに、都合か何かで担任の先生が福原先生から西村先生に変わった。
「遅くなってすまないな。実は強化合宿のしおりの件でドタバタしてた。HRを始めるから席についてくれ」
そう言う西村先生は大きな箱を抱えていた。その中にしおりが入っているんだろうなぁ。
今まで騒がしかったクラスは一瞬で静かになった。
「さて、明日から始まる『学力強化合宿』についてだが………大体のことは今配布中のしおりと、集会での通りだ。旅行に行くわけじゃないから、勉強道具と着替えは最低でも持ってこいよ」
前の席から回ってきたしおりを一冊取ってから後ろに回す。
そのしおりは出来にこだわったらしく、表紙まで凝っていた。
「集合時間と場所だけは間違えるなよ」
西村先生はそう言い聞かせる。確かに、間違えて参加出来ない、なんてことになったら寂しすぎる。
今回行く場所は卯月高原という洒落た名前の避暑地で、バスで4時間ほどかかってしまう名所らしい。
「特に他のクラスと集合場所を間違えないように。クラスごとで変わって来るからな」
AクラスやBクラスはリムジンバスで向かうのだろう。
さてさて、私たちは一体何で向かうのかな。
「いいか、我々Fクラスは-----現地集合だからな」
『『『案内すらないのかよっ!?』』』
あまりの扱いにFクラス全員が叫びをあげた。
鈴「今回は少なめかな?」
鳥花「いまいち区切るところが分からなかったらしいですよ」
鈴「都合いいからねぇ」
鳥花「それじゃ、また次回に!」