バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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翼「新年、あけましておめでとうございます。今年もこの『バカテスTAS』をよろしくお願いします」

蓮「さ、早速返信行くわよ。太郎丸勇大さんね」

鳥花「私たちの戦いはこれからだ!」

翼「それ、終わっちゃうフラグ」

蘭「実際4日も空けてるじゃないの。それから、原作通りに行くらしいから、例のくだりはあるわよ」

蓮「”蒼龍”さん」

鳥花「解決はまだまだ先ですかね………」

蓮「マリクさん」

鈴「調教………って」

翼「それじゃ本編始まるよ!」


75話 消失と逢瀬

バカテスト 心理

【第十六問】

貴方は森の奥深くで1人の異性と通り過ぎました。

貴方が考える異性の名前を書きなさい。

 

小林 翼の答え

『久保利光君』

 

教師のコメント

貴方が今通り過ぎた異性はライバルとなり、それぞれ別の道を歩いていく人となります。良き友達となるでしょう。

 

吉井 明久の答え

『木下秀吉』

 

教師のコメント

異性です。

 

玉野 美紀の答え

『アキちゃん』

 

教師のコメント

異性、という言葉を見て真っ先に書かないで下さい。

 

 

私たち5人は早速犯人の動向を確認すべく更衣室へと向かった。

時間外立ち入り、としても既に訴訟が起こせる訳だけど、私たちの目的としてはそんな生易しいものではない。

それはここから僅か10分もかからない程度で、更衣室へ繋がる階段はここだけ。逃げ場はない。

そのはずだった。

 

「……何よ、どういうこと?」

「誰も………いませんね………」

 

既にもぬけの殻状態だった。

そんなはず無いんだけど……と色んな場所を探し回ったけど、結局犯人は捕まえることが出来なかった。

 

後に、カメラを確認したところ、確かにツインテールの少女が更衣室に入っていく映像が写し取れていたが、顔までは判別出来ず、証拠不十分となった。

 

強化合宿もいよいよ大詰め。その夜のこと。

 

「………とんだ失態だったわ……というか今日は失態だらけだわ全く………」

「蓮さんの所為じゃないですよ。不可抗力です。アンラッキーデイなだけですから」

「フォローありがとう。それよりも翼。今日の予定はどうするのよ?」

「………」私は少し考えたあと、結論を出した。「行ってみる。今日は高橋主任も来るんだから、間違いなく勝てないのは目に見えてるし」

「翼が頑張ったところで無駄骨だと思うわよ?それに…………」

 

ここで蓮が今の現状を整理し、第三者的立ち位置に立つ。これも読者さんの為だと思う。

 

「現在強化合宿3日目。あと明日、明後日で強化合宿は終わりになるけど、明後日は帰宅だけだから実質今日か明日しかチャンスはない……ということね」

「私たちに課せられているのは犯人を特定して、捕まえること。それから女子と男子の溝の仲裁が新しく加わったわね……」

「絆を深めるどころか段々と溝が出来てますからね。やっぱり男の人はケダモノでしたか………」

「人間が怖いよ、まず」

 

今回起きた事件は、吉井君が脅迫されていたから云々の話じゃなく、どの道覗きの疑いをかけられていた。疑うことを知らない女子と、己の欲望だけで活動する男子多数……正直、どっちの方にもつきたくはない。

 

「それで、3日目のブリーティングだけど、吉井君の情報だとD、E、Fクラス男子が味方に加わって、女子たちは高橋主任を本格的に戦闘に参加させるみたい」

「…………明らかに勝ち目がないのは一目瞭然よね。翼、アンタが高橋先生をボコりなさい」

「えぇ、目的が違う………」

「翼さんとしてはどうなの?」

「………証拠すらまともに無いのに、初めから疑ってかかるのがまず許せないかな」

「結局、どっちも私怨があるわよね。女子は『覗かれたかもしれない(・・・・・・)からお仕置きという名前の処刑』を、男子、というか吉井君たちは『覗かれた疑いをかけられたから、一層の事覗いてやろう』って」

「混じってるのはまぁ間違いないわね。気持ちは分からなくはないもの。真犯人をボコボコにして差し出して公表すれば早いんだけど………」

「それは無理ですね………風評被害に敏感な学校ですから。例え「この人が真の黒幕でした」なんて発言すれば酷評どころの問題じゃないですし」

「だからってこのまま真相が闇の中には嫌だよ?」

「それにもうこの戦争は止められないわよ。プライドがあるんだろうし」

 

蘭さんは冷たく言い放った。そこに辿り着くんだよなぁ……でも吉井君たちが戦う意味なんて無いわけだし………

 

「皆私怨なんだし、翼も私怨で行動すればいいじゃない。結局はアンタがどうしたいかよ?」

「…………私は……女子を止める」

「そ。それなら私もついて行くだけだわ」

「ええ。その意見には同意よ」

「姫路さんはどうするんですか?」

「一応連絡だけは入れておかないといけないかもね………でも出来れば明日の総力戦まで温存しておきたい秘密兵器だけど」

 

こうして島田さん以外のFクラスメンバーを加えた私たちの戦争が開幕した。

私たちはまず鈴さん、咲未さん、そして姫路さんにメールを送ってから、待機しているはずの大食堂に向かった。

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