バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜   作:ぷろとうぃんぐ

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鈴「感想返しだよ!まずは太郎丸勇大さん。………私もあれには驚いたよ………」

蓮「あの状況下で驚かないのは、翼くらいのものよね」

翼「いや、まさかなー、って思った矢先だったよ………」

蘭「………なんであの局面でまさかなー、って思えたのよ………」

鈴「次。”蒼龍”さん。………どこのホラゲーだよって感じだったよね」

鳥花「今のホラゲーはそんな手が込んだ悪戯しませんよ」

蓮「クロック◯ワーとか青◯とかは、なんて説明するのよ?」

鳥花「あれは演出です。今の時代は初見殺しですよ」

翼「そうだよね、初見殺しダメ、ゼッタイ」

鈴「何故麻薬。最後、マリクさん」

蘭「ちゃっかりスルーしたけど、今は学校じゃなくて、遠征先の宿舎なのよね。学校よりも当然狭いけど、旅館としては広いんじゃないかしら?」

翼「これからキーになるのは、何故『あのロッカー』から出てきたのか、ってことかな」

鈴「じゃ、本編始まるよ」


86話 愚弄と翻弄

バカテスト 数学

【第二十五問】

三角比・関数の1つで、コサイン(cos)の逆比とされる正割関数を答えなさい。

 

霧島 翔子の答え

『セカント』

 

小林 翼の答え

『sec』

 

教師のコメント

正解です。

 

吉井 明久の答え

『ダイサイン』

 

教師のコメント

小・大の問題ではありません。

 

東雲 蘭の答え

『コカイン』

 

教師のコメント

ダメ、ゼッタイ。

 

 

 

さて、ここで今日の戦争を振り返ってみようか。随分と激化してるし、長い戦いになりそうだからね。

 

今回………強化合宿4日目は突然女子・教師連合軍代表であり、Cクラス代表小山友香自らに宣戦布告を言い渡された。

その宣戦布告(強制)によって、女子・教師連合軍VS男子・友軍連盟による仁義なき戦いが始まった。

 

女子・教師陣の主な注意人物といえば、1階の西階段には戦いの火種である本人、小山友香とEクラス代表の中林宏美のダブルコンビに、Fクラスで唯一敵として回っている島田美波を主軸としたC・E・Fクラスの女子。そして教師は布施先生・長谷川先生といった化学や数学教師が配置され、東階段にはA(一部)・B(一部)・Dクラスの女子と、教師でいうと高橋先生・大島先生・五十嵐先生といった大物が。

この状態だと逆にお風呂場で起こった盗撮魔の疑いを晴らすことが出来ない。早く終わらせる必要がある。

 

そして私たちはB・D・E・Fクラスの男子の全員参加。教師はいないけど、女子としては私、蓮、蘭、鳥花さん、姫路さんに、Bクラスの女子で協力してくれた咲未さん。Aクラスでは鈴さん、翔子さん、木下さん、工藤さん。以上のメンバーが1階で交戦しているらしい。

勝利条件は「代表小山友香の撃退」、敗北条件は「代表坂本雄二の撃墜」。負けた方には通常の戦争ではないから、「1つ言うことを聞く」というお願いで手を打った。

一体何を願う気なんだか………

 

さて。既に戦争は3時間ほどに及んでいた。

坂本君は今明久君・木下君・土屋君、そして随分と奮闘していたらしい根本君、須川君と共に自室にて篭っている。3階だからまず襲われることもない。

戦力的にはどちらともいえるけど、教師陣が盤石過ぎて突破不可能の状態。尚且つ、男子連盟には教師がいない上に補習室も1階なので点数補充も出来ない。代表曰く、『1階に閉じ込めたのは誤りだったか』と舌打ちしていた。

 

それだけではなく、なんとAクラス・Cクラスの男子は今のところ戦争へは未介入。上位クラスの不参加は戦力にこと欠けた。

 

女子側の作戦としては、点数が削られれば補充をして、前線へ行くの繰り返しのため、戦死している人は少ないのだった。これが突破出来ない理由としては1番大きい。

 

「………汚いが、確かに理に適った方法だ……」

「これでは2階、3階へと後退するのは時間の問題じゃのう……」

「ただ、あんな方法で凌がれると、強行突破はかなりの難ね」

 

私たちも坂本君たちの部屋で戦局を様子見していた。が、いい知らせどころか、届くのは戦死状況だけ。Eクラスはほぼ壊滅状態だそうだ。

それもそのはず、Eクラスはまだ戦争は未経験だからね。召喚獣の扱いや戦争の非情さを知らないのだろう。

 

「……何とか押しとどめる方法ならある。それも1階の占拠も可能になるかもしれない」

「戦局をひっくり返す方法があるってこと?でもそれってどんな------」

「翼だ。お前なら行ける」

「え、私?」

 

いきなりの投げに驚きながら聞き返す。いくら私でもあんな大人数に勝てるわけないよ?

 

「そうだ。翼の点数だったら一撃で即死レベルだから、後退する前に戦死させることが出来る」

「確かに、全体的に見てもAクラスすら相手にならないくらい強いですよね………」

「………点数は、私よりも上……」

 

姫路さんと翔子さんもそう言った。保健体育だけは苦手だけど、あとの教科だったら少なからず300点を超えているし………

 

「高橋女史を倒せるのも、恐らく学年じゃお前くらいだろ。とにかく今の状況をひっくり返してくれればそれでいい」

「…………翼によって、もしかすると士気が上がるかもしれない」

「え。いや、私指揮なんて………」

「違う違う。野郎が指揮やるより女子が指揮った方がいいだろう」

「翼ってファンクラブまであるって聞いたわよ?」

「嘘っ!?」

 

あのラブレターってもしかしてそのファンクラブの人からとか……!?

いやいや、ファンクラブとか。ないない。

 

「そんな否定的な顔をするな。ともかく、翼だけじゃ人手が足りないのも事実だ。姫路、翔子、蓮。お前たち4人で切り込んで欲しい」

「どうやって?」

「東階段に翼と蓮、西階段に姫路と翔子を配置する。お前たちは群がっている女子とか教師を真ん中に押し込んで欲しい。挑んでくる奴は遠慮なくぶった切れ。挟み撃ち作戦だ」

 

成る程。両方から真ん中に攻めることで退路を断つわけか。

 

「この作戦なら、上手くいきそうだね」

「邁進するな明久。Cクラス代表……いや、小山友香は俺よりも考察力と適応力がある。簡単には倒せないのは明白だろうな」

「しかし、占領状態の今ならば可能かもしれん。地下へ逃げたとしても上に上がる階段さえ抑えられれば逃げ道はないはずじゃからの」

「………袋小路」

 

目標は具体的に言えば小山友香ではなく、教師陣の制圧だ。1階に構えている教師らを突破しないことには、近づくことさえ出来ない。

 

「よし、では作戦のタイミングはこちらが知らせる。配置についてくれ」

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