バカとテストと召喚獣〜The Another Story〜 作:ぷろとうぃんぐ
蓮「100話記念で何かやりたい!とは言ってるんだけど……特にすることがないので省略ね」
鳥花「えぇ、結局省略ですか」
蘭「またオリジナルキャラクターの設定でいいんじゃない?」
翼「追加キャラ、小山内さんしかいないよ」
蓮「じゃ、感想返し行くわよ。”蒼龍”さん。………教師も大人気ないことするわよね」
鈴「目的云々より、生徒に負けることを極端に嫌がってるみたいだよね」
翼「結局はプライドの問題だよ」
鳥花「負けたら威厳無くなりますからね。流石実力校って感じですね」
蓮「次はマリクさん。………主人公はいるべしよ。それじゃ本編行くわよ。今回は珍しく長いわ」
バカテスト 地理
【第三十一問】
寒帯地域に見られる夏の間、雪や氷が溶けてコケ類が見られる湿地帯のことをなんというか。
霧島 翔子の答え
『ツンドラ』
教師のコメント
正解です。
東雲 蘭の答え
『ツンデレ』
教師のコメント
恐らく誤字だと信じたいです。
☆
【英語教師 金田 満 英語 534点】
【リーディング教師 小鳥遊 香代 英語 618点】
VS
【Bクラス 根本 恭二 英語 285点】
【Bクラス 湾城 咲未 英語 481点】
地下へ降りていくと、そこは死屍累々だった。というか、単に鉄人と呼ばれる西村先生でさえも持ち切れない戦死者で溢れかえっている中、2人の勇敢な代表コンビが果敢に対抗していた。
「この---------しつこいですわねっ!!さっさとそこを通しなさいなっ!!」
「それは出来んな。それに、教師はそんなものだ。諦めろ湾城。生徒は教師には勝てないのが道理だ」
咲未さんは必死になって、召喚獣の武器としてはかなりレアの遠距離武器『弓』で教師と1VS1で善戦している。
根本君は点数の差が激しすぎて防御もままなってなかったけどね。
「………………翼。大丈夫か」
「本調子じゃないけど……やるしかないでしょ。少し離れててくれる?」
「………………(コクリ)」
土屋君は頷いて距離を取る。ここから先はさらに荒れる恐れがあるからだ。
TASシステムを持つ人同士が戦えば決して無事では済まない。何故なら、フィードバックが付いてくるからだ。しかも、3割とかではなく、きっちり10割返ってくるのがTASシステムの副作用でもある。
それよりも……生徒は教師に勝てないなんて道理、存在すらしない!!
「あら、来ましたわね。その道理だか筋だかをひっくり返す無敵の天才神童が」
「中二で朽ち果ててないですよ?」
「なにそのツッコミ。ちょっと付いていけない」
「それにまぁ、カイバ先生いませんですし」
「だから何そのツッコミ!?」
私は唖然とする。分かる人には分かるみたいなんだけど、私は知らない。
「翼!このままだと俺が保たないから、来てもらったところ悪いんだが援護してくれぇぇ!!」
「わ、分かったよ……よくその点差でここまで頑張ったよね………鳥花!!」
「「
【英語教師 金田 満 英語 534点】
【リーディング教師 小鳥遊 香代 英語 618点】
VS
【Bクラス 根本 恭二 英語 285点】
【Bクラス 湾城 咲未 英語 481点】
【Fクラス 小林 翼 英語 503点】
【Fクラス 月風 鳥花 英語 349点】
よし、これならTASシステムもギリギリ使える。
思いっきり足を踏み込んで
ちなみに、金田先生の召喚獣のモチーフは恐らくギリシャ神話のクロノスだろう。万物を切り裂くとされる『アダマスの鎌』を持ってるからね。
もう一方の小鳥遊先生は同じくギリシャ神話のディオネだろうか。確かティーターン神族の女神だとか。
天空の女神とも呼ばれているらしい。
「まず1人-------------!」
全体を見回した後に、私は二刀流を構えて追撃させる。頭で考えるより、体から動かした方が効率がいい。それに、相手の考える時間も減るしね。
いくらTASシステムを持ってても、使いこなせなければ全くの無意味。
教師は基本召喚戦争には参加していないから、戦闘には不慣れのはず。扱いについては、雑用には使ってたから上手なんだろうけどね。
「………はっ、速い………!!」
四方八方に動き回る私の召喚獣。ついこの前、TAS状態で少し練習(風圧でも点数を削れることも判明)したから、若干の自信がある。
それは、音速の域だった。
【英語教師 金田 満 英語 471点】
VS
【Fクラス 小林 翼 英語 1006点】
表示される点数。私のTAS能力は『点数の2倍』だけど、金田先生の能力がさっぱり分からない。嫌な予感もするにはする。
ちなみに、鳥花たちも相当強力なTASシステム(トランザム状態)に苦戦を強いられていた。
【リーディング教師 小鳥遊 香代 英語 601点】
VS
【Bクラス 根本 恭二 英語 240点】
【Bクラス 湾城 咲未 英語 473点】
【Fクラス 月風 鳥花 英語 306点】
「全く削られない……だと……!?」
「数で攻めても無駄ってことですね……」
根本君と鳥花は息を飲んだ。攻撃しようとしても、短剣なので機敏に動けるために、回避されてしまう。
攻撃が当たらなければどうということはないと通常タイプの3倍で動く『アレ』にどことなく似て異なる訳なんだけど。
「だったら……これならどうですの?」
咲未さんは黒い笑みを浮かべると弓を一閃放った。
すると、その弓は数十に分かれたように分裂し、狙い通りに一直線に襲いかかる。
「これは………!?」
「幾らTASシステムだかを持っていようとも、膨大な数の一閃は防ぎ切れませんわ。ただでさえ集中力を使う代物なんですわよね?月風さん、今ですわ!」
「了解ですっ!!」
無数に拡散する弓を防御体制で受ける小鳥遊先生の召喚獣。動きが止まった所に、鳥花の一撃が入り、体制を整えつつ、最低限のダメージに抑える。女の教師だけど、戦闘には慣れているように感じる。
「やっ……やりますね……」
「まだまだ行きますわよ。手加減なんて無用、ですわよね!?」
再び弓を弾く咲未さん。寸分狂わず、狙った場所に飛んでいく。弓道部だからと言って、これほどの腕前だったら全国行けるのではないか、とすら思えてしまうほどだ。学園祭の一件(廊下の窓からPCを撃ち抜いたらしい)もさながら。
実は、これが咲未さんの能力だ。TASシステムの使用条件である『500点以上』が満たせてないけど、『400点以上』の腕輪の能力は使える。
腕輪の能力は、要するに錯覚。実際に咲未さんは1本しか矢を放っていない。2本目を構えるには、実は時間がかかる。
だから、腕輪の能力で1本の矢が何十本に分裂しているように見せている。
ただし、種明かしは1回きり。
「それなら----------」
すぅ、と大きく息を吸うと即座に飛来した矢を全て躱し、武器である棍棒で弾いた。
この反射神経には咲未さんも驚きを隠せない。
「全弾弾かれた………ですってぇ!?」
「これがTASシステムの力……!間近で見たが、あんな芸当まで出来るとは………」
「……違います。TASシステムの力だけじゃありません。あの人、相当の運動神経の持ち主です」
「そうですわよね……システムを使おうが召喚獣を動かす感覚自体は同じもの。召喚獣の扱いには慣れている、といったところですわね」
これで咲未さんの腕輪の策も通じなくなった。
万事休すか、と思っていたその時だった。
「はぁぁぁっ!!」
階段の方から物凄いスピードで駆け抜ける召喚獣。そのまま小鳥遊先生の召喚獣をなぎ倒した。
その声の主は鈴さんだった。だが、いつもと何かが違った。
【リーディング教師 小鳥遊 香代 英語 463点】
VS
【Aクラス 東雲 鈴 英語 311点】
【Bクラス 根本 恭二 英語 235点】
【Bクラス 湾城 咲未 英語 473点】
【Fクラス 月風 鳥花 英語 300点】
点数も通常通りの点数。そのはずなのに、召喚獣の雰囲気が一新されていた。まさか、TASシステム!?
「何で……英語科目で、500点にも届いていないのに……!?」
「……運が良かったんだよ。
「どういうこと?」
私は思わず聞き返した。当然、金田先生の召喚獣を牽制しつつだ。
「雄二君の腕輪-----『白金の腕輪』だよ。アレは教師の召喚フィールドに『干渉』出来る代物。代わりに、ランダムで教科を変えられるんだよ」
学園祭の時の召喚獣のタッグマッチでの優勝景品である白金の腕輪。
干渉、というのは教師が展開したフィールドと、坂本君の持つ腕輪のフィールドが重なり合い、消滅する。
「フィールドが化学になってたから、白金の腕輪で干渉したんだよ。そしたら、運良く情報科目になったから、TASシステムも使えたってこと」
鈴さんによれば、TASシステムは1度発動すれば科目が変わってもシステムは起動
そういえばそうだったよね。私も教科が変わってもシステムは消えなかったから。
「完璧な運ゲーだったみたいだけどね。ここを干渉しても、もし苦手科目とか来たら突破は難しいだろうって」
「成る程……で、その召喚獣ってことか」
鈴さんの召喚獣---------形からして女神『ノルン』だ。特にこれといったエピソードが残ってないけど、私と蓮と同じく北欧神話だ。生きた時代は違うみたいだけど。
「さ………行きますよ、小鳥遊先生。いくら先生とは言っても、手加減はしませんからね!!」
「…………っ」
これで戦力差はこちら側に大きく傾いた。鈴さんも召喚獣の扱いが上手い方だし、システムも発動中。
すると、そんな混沌とした戦場の中、奥の方からこちらに向かってくる-----------
「……ふぅ、間に合いましたか」
--------1人の教師の姿が。
ってあれって前田先生!?確かにあの人ライディングの先生だけど、担任は1年生の方じゃないの!?何で2年生の強化合宿にいるのかな!?
「またっ………!!」
「増えましたわね。しかも英語教師が………仕方ありませんわ。あたしが行きますわよ。月風さん!」
「はいはーいっ!!」
まさに、地下の三つ巴(英語教師)バトルが幕を開けた。