妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

101 / 130
第22話 たぬ坊と空からの探索

 夜

 

ヨシュア国 オーリア大陸聖教総本部

 

 

 Side ララー

 

 司祭:タヌリーア・ボウ 26…の狸獣人と神官達は、今日も人々の幸せを祈りつつ質素な暮らしをしていた。

 

僧侶など他の聖職者の姿もまばらに見え、アダマイト大陸の聖教とは大違いだ…。

 

 ラング、我儘に見えるけどやっぱり優しい奴…?

 

 

 Side アウラウネ

 

 

 リィンの事…色々考えたけど結局気になってここに来てしまった。

 

そこにララーの姿が…ラング、我儘に見えるけどやっぱり優しい奴…?とでも思ってそうな顔が笑える。

 

 転生者ってもんは大抵我儘に振る舞ってもモテるんだからおかしいわ。

 

…って、今は自分(ラング)が当事者な件について。

 

 転生物が流行ってる時代に異世界転生なんてするもんじゃ無いなぁ。

 

ご都合主義の様な歪な部分に気付いてしまいそうで…そういえばアルバータが開いた特異点、あれはご都合主義的だったなぁ。

 

 あの特異点の役割を考えた時、あり得る可能性としては、世界を無に還し、他世界に還元させること。

 

………だから何?他世界って?自分で考えついておいて、全く訳が分からなくなってきた………元から頭は良く無いんだ、この思考は一旦切ろう。

 

 おっ、目の前の…小屋とも言えるかどうか微妙な建物が!

 

あそこに聖教司祭、プレイヤー間での通称たぬ坊といわれた、ちょいぽて狸獣人さんが…!

 

確か26で、私より年しt…あれ、生きてきた記憶は17年くらいなのに?生きてきた感覚は30年超はあるなぁ…ラングと2人になったからか、もしくは前世+ラングと生きてきた感覚だけが記憶とは別に残ってるのかも。

 

それはさておき…小屋に近づくと、ララーの目が点になっている。

 

 うん…彼女が見ているものが大体想像できるよ、でもねこれいつものことなんだよ。

 

脆い材料で建てられているからね、よく床や壁に嵌ってることがあるんだ、彼女。

 

 と、私も小屋の方に目を遣ると…木板から尻と尻尾が生えていた。

 

「いやいやいや…そうはならんだろ!」

 

ララー「!!?」

 

ラング(なってるやろがい!!)

 

 ………???ラングが近くにいる気配もないのに私の意識に接続してきた、今は結構離れていて、そんなことできないはずなのに………そんだけツッコミたかったんか?

 

 私もつっこんじゃったけど、そのせいでララーがびくぅってなって、こっちに気づいた。

 

ララー「…」

 

私「…」

 

………広がる沈黙の空気。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プオッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな空気を破ったのは、それこそ空気を破いたような音で、出所は…言わずもがなかな。

 

ララー「っ!?」

 

 かんわいい感じの音だったけど、きつけには良かったかな?

 

たぬ坊「わ…わわっ、ひ人!?おおお、お目汚しご、ごめんなさい///」

 

 本当に…彼女は…私達になんてものを見せつけてくれたのでしょう。

 

これで愛嬌も何もなかったら、さっきの景色や空気漏れを記憶から完全に抹消していたところだよ…。

 

 そ、それはさておき…本題忘れてませんか、ララーさんや、大丈夫?

 

ララー「…」

 

 だめだコイツ、…しょうがない。

 

「えーっと、不治の病に苦しんでいる少女を助けていただきたく…彼女のために祈ってもらえませんか?」

 

たぬ坊「……………ちょっと待ってもらっていいですか?」

 

たぬ坊「あっ」

 

 抜けた…。

 

私は彼女の答えを聞いて直ぐに魔法の蔦を生やして応急処置を施した。

 

 あとはそこらの大工さんにでも頼むだろう、うん。

 

 

 ・・・、

 

 ボロ小屋 応接室

 

 

 ……………狭っ!!!!!

 

1人2人居れば満帆な小さな空間に3人も座っていればそりゃあ狭いか。

 

 決してたぬ坊のお尻のせいで狭い感じになっている訳じゃない。

 

うわ…意外とたぬ坊に負けず劣らずのでかさの自分の尻に驚く。

 

 これ数値でいったらどのくらいだろ、H98?(たぬ坊はH100?)うーん………まぁ数値を出したところで分かる人は少ないよね?自分は3サイズ言われても分からん人種。

 

 そんなことはどうでもいい、さっき待ってもらった話の続きだ。

 

「リィンという少女のために、祈りを捧げていただきたく…」

 

 その旨を伝えると、彼女は快くOKしてくれた。

 

彼女が祈ってくれれば、否が応でも注目が集まり、お薬を買うお金を寄付してくれる人達が出てくるかもしれない。

 

 そうと決まれば早速、リィンという少女がいる家へ行こう。

 

しかし、司祭に自由に会えるなんて………そんでもって自由に動ける人物なの本当助かる、流石庶民派司祭。

 

 

 ・・・、

 

ナデシコ「あっ、見回りの…実はうちの娘が行方不明に…」

 

 え…、病でベッドに伏せているんじゃ?

 

ララーも聞き間違いかと耳を疑っている様子。

 

ナデシコ「家の何処を探してもいないんです…」

 

 誘拐でしょうか…?とはたぬ坊。

 

………面倒なことになったなぁ、まさかこうなるとはね。

 

 皆にこのこと伝えて一緒に探してもらおう。

 

 

 ・・・、

 

 山中

 

 Side ラング

 

 

 ハーピィに運んでもらいつつ(自分で飛ぼうとしたけど捕まった)空から色々探索。

 

地上は一旦戻ってきたララーに任せている。

 

 目立つ空…最悪烏天狗が来ると思いきや、魔物ガーゴイルが襲ってきた。

 

襲ってきたガーゴイルはハーピィの羽飛ばしで牽制、からのファイアボールで撃ち落とす。

 

 撃ち落としたガーゴイルは地面に墜落して絶命。

 

それから暫く………木々で見えにくい地上から激しい戦闘音が聞こえたので急行。

 

 ララーが魔法のランプの魔人と戦っていた。

 

ララー「見つけたぞ!」

 

「ナイス、半年も姿見せないからもうここらにはいないかと思ったよ」

 

 

 

 ・・・、

 

アパート「グレーテル」裏 

 

 

 

 Side ラビラビ

 

 アウラウネが帰ってきて皆に頼み事をして去った後、タイミング悪く、私以外ではらってるときに知らない連中に絡まれた…。

 

???「お前、ここ住み?人間なんかと仲良く暮らしちゃって…人間に噛みつく牙をなくしたか」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。