妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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 と、書きつつハーピィ視点。


第23話 ラングと魔法のランプ

 Side ハーピィ

 

 

 この半年は顔ぶれと住む場所以外は以前と変わらぬ生活をしていて、その中で言葉も流暢なものに直されて今…。

 

朝早くから騒がしい声を聞いて外に出てみると、ラングが両手に花状態だった。

 

 

ゴルディ「今日も可愛がろう!」

 

モモコ「可愛がりがいがあると判明したからね、遠慮なく可愛がるわ」

 

ラング「待って、こんな朝早くから!?少しは遠慮して〜…」

 

 

 ラングはこれからゴルディとモモコ2人に可愛がられるみたいで、無理やり引きずられていっているような気もするけど、恥ずかしがっているのか抵抗している。

 

…けど、そのうち引きずられていった。

 

 ラングを可愛がってなんの得が…やってみたら何かわかるかな?

 

 

 ・・・、

 

 数時間後、ラングが帰ってきた!

 

 

ラング「もう勘弁…」

 

 何故かボロボロ…。

 

「2人は?」

 

ラング「まだのんびりしてると思う」

 

「ふーん…じゃあ今度は私がラングを可愛がってみるね」

 

ラング「…………………なんで?」

 

 

 怪奇そうな、不安そうな顔でそう聞いてくるもんだから、抵抗とかされる前に取り敢えず組み敷いて、危ないときは私の羽の下に入ることを学習させる。

 

するとラングは驚いた様子で…何か魔法を放とうとしたから、羽で叩いて大人しくさせる。

 

 

「もう駄目でしょ、羽の下で暴れちゃ、危ないときはこうしてね…今日は1日あなたの面倒をみるね」

 

ラング「え、えぇっ?」

 

 

 それから、戸惑っているラングを横目に私は彼の頭上に陣取(座)る。

 

するとラングは…何これ???といった様子。

 

 ………今のところは、こっちの方で何か感じることはない。

 

でも、日がな一日可愛がる、面倒をみることをしていたら、途中からラングでも可愛く思えて来そうかも…。

 

  

 ・・・、

 

 獣道

 

 

 その後、ラングはララーと森林の方へ魔法のランプ探索に出かけるというので、当然私も行く。

 

 

ララー「その頭のハーピィはいいのか?」

 

ラング「なんか目覚めた?みたいで…ほっといて」

 

ララー「そうか…」

 

ハーピィ「ほっといてとはなんだ!?」

 

 

 まるでこっちが面倒みられてるみたいな…今日は1日私がラングの面倒をみるっていうのに…。

 

そのまま森林へ。

 

 

ラング「徒歩面倒臭いな、飛ぼ…っ!?!?!?」

 

ハーピィ「だーめ、私に捕まるの」

 

 

 森林では特に何もなく…途中ラングが徒歩が面倒臭いからと魔法で飛ぼうとしたから取り敢えず鉤爪で捕まえて、そのまま飛行。

 

 

ララー「私は?」

 

ラング「空から探すと見えづらい場所頼もう…と思ったけど、アウラウネについていかなくていいの?司祭んとこ行ったら、多分リィンって子のこと聞いてくれると思うけど?」

 

ララー「………じゃあ一旦離脱しようか、すぐ戻る」

 

ラング「いや…急がなくていいよ」

 

 

 ・・・、

 

 山中

 

 

 …と、別れたララーは割とすぐに戻ってきた。

 

 

ラング「アウラウネと一緒に行かなかったの?」

 

ララー「いや、やっぱりこっちの用事済ましてからでもいいかと思って…で、何か探してたんだっけ?」

 

ラング「…魔法のランプを探しに行くって言ったはず」

 

ララー「いや…忘れてないぞ、確認だ、一応のな」

 

ラング「ふーん…」

 

 

 あっ、ラングが訝しんでる。

 

 

ラング「取り敢えず魔法のランプみつけたら気をつけて、中から魔人が出てくるから」

 

 

 ランプの魔人…何故かとても胡散臭い響きだ。

 

そのランプの魔人…強いのかな〜?

 

 

ララー「その…強いのか?」

 

ラング「(脅威度)A級…とは考察勢によってランク付けされていた(アプリ内では脅威度?だったけど、劇中での厄介さから推定)」

 

 

 脅威度A級…私のお母さん達と一緒の脅威度だね。

 

…ということは、私やララーさんと互角くらい?…気を引き締めなきゃ。

 

 ラングはやられちゃうかもしれないからね。

 

 

ラング「じゃ、伝えることは伝えたから、空行って」

 

ハーピィ「は〜い☆」

 

 

 ………飛んだはいいものの、下は見渡す限り木々が生い茂っていて、地面付近はよく見えない。

 

でも…上からでもわかるから飛ばしたんだろう。

 

 あるいは、木の上にある可能性も考えて?

 

 

 それから数時間…休憩を挟みつつ飛んでいたら、ガーゴイル達が襲ってきた。

 

それらをラングと私で簡単に倒したところで地上から戦闘音が。

 

すると戦闘音を聞いたラングから降下のお願いが入って私は降る。

 

 

ララー「見つけたぞ!」

 

ラング「ナイス、半年も姿見せないからもうここらにはいないかと思ったよ」

 

ランプの魔人「また罪深き願いを叶えにヒトがやってきたか」

 

ラング「戦えとは言ってない、矛を収めてララー」

 

ララー「…分かった」

 

 

 ランプの魔人…紫ターバンを巻いた人形の煙って感じだ〜。

 

 

ランプの魔人「願いを言え、どんな願いも3つだけ叶えてやろう」

 

ラング「他人の願いや夢が代償だろう?その代償で願いを叶えるとか、禄でもない…」

 

ララー(本当か!?だとしてなんで知ってるんだ?)

 

魔人「………代償は操作させてやろう、願いを言え」

 

 

 代償操作できるんだ………。

 

 

ラング「代償操作できるんなら、これはどうかな?願いを叶えた瞬間その願いを聞き届けた存在は消える…できないとは言わせない、一度言ったことは覆さないのがあんたの矜恃」

 

ハーピィ「ちょっと、それは可哀想だよぉ…」

 

魔人「………私は願いを叶えるためだけのシステムチックな魔物、故に自己保存のための意思等は持たない………消えようとまた別のランプ内で復活するしな」

 

ラング「御託はいい、ユウを生き返らせろ、願いはそれだけだ」

 

魔人「それはお前にとってなんの得がある?それに世界の理を歪めることになるかもしれんぞ?」

 

ラング「上手くいけばアイリとユウの百r…えほん、えほん…(原作アプリと)違う展開が見れるかもしれないし」

 

 

 アイリ???ユウ???誰それ…名前の響きからして、アイリは女の子、ユウは…分かんないな。

 

 

ララー(私の知らないところで何かあったな?)

 

魔人「分かった…それでいこう」

 

 

 そう言った瞬間、ランプを残して魔人は消えた。

 

 

ラング「魔法のランプを探していた理由には実はもうひとつあって、これを奪うために魔人と戦わなきゃいけなかったから、楽に済んでよかったよ」

 

 

 何を奪うって…ランプそのものか、何かに使うのかな。

 

 

ラング「これ中に入るにはどうしたら…」

 

魔法のランプ「」

 

 

 と、魔法のランプの蓋を開けたらラングが消えた!!?

 

ララーと一緒に驚く…と、中から声が。

 

 

ラング「おーい、お前達も入ってこいよー」

 

 

ララー&ハーピィ「…」

 

 

 その声に私たちは顔を見合わせてから、蓋を取って覗き込む。

 

 

 ・・・、

 

 魔法のランプ 内部

 

 

 一瞬の明滅…の後、私たちの目の前には巨大な砂漠に建っていそうな王宮が。

 

…中に入ってみると、キラッキラの装飾品や調度品で溢れている。

 

 

ララー「嘘…だろう?宝物がいっぱい」

 

 

 凄い…金銭感覚があんまりない私でもわかる、ここにあるのは高級品ばかりだと。

 

 

ラング「これって…願いの魔力で象っただけの偽物っちゃあ偽物なんだっけ…」

 

ララー&ハーピィ「!!?」

 

ラング「現代風の医療施設にならないかなぁ…」

 

魔法のランプの内装:砂漠の王宮→都内の大病院

 

ラング「おぉー!!変わった変わった!!」

 

ララー&ハーピィ「!!?」

 

 

 な、何が起こった!?急に周りの景色が変わって訳がわからない私たちは目を白黒させるばかりだった。

 

 

ラング「さて…ハーピィ、一旦外に出てこれ(ランプ)を運んでくれないか、俺は…一度寝る、朝早かったからね、よろしく〜」

 

ハーピィ「わ、わかったの、でもちょっと…野暮用済ましてからね」

 

ラング(さては結構な運動して、降りてきたとか?)

 

 

 ・・・、

 

 外

 

 

 ランプの外に出ると木々達が変わらず佇んでた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・、

 

 魔法のランプ内 

 

 

ラング「で、お前ドッペルだったりしない?…なんt」

 

ララー?「…何故、何故わかった」

 

ラング「げっ(そうじゃなければいいなーって思ってたんだけど…ララーに成り代わってるなんて…最悪だよ!)」

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