妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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第24話 ハーピィの全力

 Side ラング

 

 

 魔法のランプ内 

 

 尚且つ現代風(203X年)医療施設内

 

 

 取り敢えずここで戦闘なんかしたらランプが壊れるかもしれないから、なんとかして外に戦場を移さなければ…!

 

 

ドッペルララー「じゃ、さくっと瞬身殺とやらで片付けようか…覚悟ぉっ!!」

 

 

 …そんな隙は無いか!!奥の手も先の理由で無理!!

 

どうする?ランプ内だと多分召喚も無理だぞ?…本当どうしよう。

 

 

ドッペルララー「瞬身殺」

 

 

 っ!!!そういえば!!!

 

 

 ・・・、

 

 外

 

 

 魔法のランプから弾き出されるドッペルララー…。

 

 

ドッペルララー「くっ、なんだあれ!?」

 

ラング「ふぅ…瑞鳥ダンジョンクリア特典、ゲットした判定になってたの忘れてた」

 

 

 瑞鳥ダンジョンクリア特典、魔法スキル【光の翼】。

 

このスキルは文字通り背に光の翼を生やす防御魔法で、自他4名〜8名の回復もできる魔法スキル【バリア】の上位互換。

 

 これを瞬身殺の瞬間展開して、運良く奴をランプの外に弾き出せた。

 

さてと…ハーピィは何処に?俺のこと助けてもらおう。

 

 

ドッペルララー「あっ、逃げるな!(さっきのスキル、負担デカいなぁ…あれで殺せなかったのは痛手か?)」

 

 

ハーピィ「ふう…んんっ?」

 

 いたいた、休憩の為かしゃがもうとしてるとこ悪いけど、助けて貰わないと俺死ぬから…。

 

 

ラング「ハーピィ、出来ればでいいんだけど、助けてくれない…かな?」

 

ドッペルララー「ちっ、出来れば1人でいるところを其々ヤりたかったが、まぁいい…コピったこの娘の力ならいけるだろ、2対1だとしても…負けはない」

 

ハーピィ「わぁっ!?えっ、偽物っ!?」

 

 

 Side ハーピィ

 

 

 そこらで野暮用済まそうとしてたら、今まで隣にいたララーさんは敵だった!?!?!?

 

襲ってきたからには、相手になってやるー!

 

 そしてラングを助けるのー!

 

まずは連続の蹴りを受けてみよ!

 

 そらそらそらそらそら!

 

ドッペルララー「ふん、くだらん」

 

顔付近を狙ってやってみたけど…がききききききぃんっという音がして剣に阻まれる。

 

 それなら…。

 

ハーピィ「竜巻ぃっ!」

 

 轟々と唸りを上げて迫るそこそこの大きさの竜巻、これならどうっ!?

 

ドッペルララー「ぅうううぉおおおっ!」

 

 た、耐えてる!?なんて強いんだ、ドッペルの元になったララーさんは…。

 

それでも負けない、勝ってやる。

 

ラング「身体強化か…ステ強化か…身体強化が無難か」

 

 こんな時にラングは後ろでなんかぶつぶつ言っている…と、急に力が湧いてくる!

 

今、私がラングを見たからかな?

 

 ってことは、愛の力……………の様なものでパワーアップでもしたかな?

 

愛なんて、私にはまだ分からないけど。

 

ドッペルララー「その…程度、かぁっ!」

 

 そう言う割にはもう結構疲れてきてるような…?

 

だとしたら、チャンスだね!全力でいこう!

 

ハーピィ「私の全力、見せたげる!」

 

ラング「えっ!?(まさか俺のために…?)」

 

ドッペルララー「来るならこぉいっ!!!!!」

 

 お望み通り…いってやる!!!!!

 

そう決意を強くした瞬間、周りの景色がどんどん遅くなっていって…面白いように私の蹴り、羽、そして小さな竜巻がドッペルの奴を襲う。

 

 まだまだぁ〜、ぉおおおおおおっ!

 

さらにスピードを上げて、蹴りを浴びせ続けると、怯んだところで大きな竜巻っ!!

 

 そして打ち上がったドッペルのララーさんをかなりの上空から捕捉、両足を構えて、地面まで一気に加速!!

 

ドッペルララー「ぐはっ」

 

 私の全力の連続攻撃に、ドッペルは声を殆ど出さず、そのままくたばった。

 

ラング「す、すげ…(やっぱり俺の予想通り、その気になればクエスレベルはあるんじゃ…?ハーピィ、魔物とヒトの混血だから)」

 

ハーピィ「つ、疲れた………」

 

そして、勝った私はちょっとだけ意識を飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Side ラング

 

 

 ハーピィの最後の攻撃は…全体重乗せての超加速したフリーフォール。

 

何故かソニックブームは出てないし、クレーターも2〜30mの深さの割に大きくはない、…多分体感マッハ11は出てたと思う…。

 

もしマッハ11も出てたら、メロスと同等のスピード出したのかハーピィは…(確かメロスの走る早さを計算したらそんくらいだった)。

 

 ………そんなことより、戦い終えて安心したのか寝ちゃってるけど、ここ外だぞー?

 

また魔物でも出てきたら大変だ、さっさとハーピィ担いでアパートへ戻ろう。

 

 

 ・・・、

 

 アパート「グレーテル」前

 

 それで、戻ってきたはいいけど、なんだか騒がしい、みんな出払って何処行ったんだろう?

 

ラビラビだけ残ってるな、ラビラビに聞いてやろう。

 

 

 

 ラビラビの部屋

 

 

 みんな何処行ったか知らないかラビラビに聞いたら、リィンって少女のことをみんなで探しに行ったとのこと…。

 

ラング「お前も探せよじゃあ…!」

 

ラビラビ「えぇー?同じことアウラウネにも言われたんだけど!?なんで私が知らない子供のために動かなきゃいけないの!もう〜」

 

 と、言いつつ渋々動き出した…そうだ、たまには動け、太るぞ。

 

太ったら小学校で飼ってたウサギの中で俺のお気にだったラビちゃんみたいになるかな?

 

 ラビちゃんは…小学校の頃なんの因果か6年間動物の世話係だった俺の心の癒しだったウサギの名前。

 

奇しくもその名前を繰り返した名前なのかラビラビ…と思ったり。

 

 さて…そんじゃ俺もリィンちゃん探そっか、俺は何処探そっかなぁ…海岸線まで行ってみるか?

 

と、その前に…

 

「ハーピィ、ペットの世話と留守番よろしく!」

 

ハーピィ「えぇ〜っ?!(ぐぬぅ、隷紋が無ければ着いていくのにぃ〜!!)」

 

 

 ・・・、

 

 村から見える海岸線

 

 

件「ふわぁあ〜…誰も来ない」

 

 なんかいたーーーーーーーっ!!!!!?????

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