妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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 後49話くらいは今年中に書きたいんですが、無理かもしれません


第39話 海!水着!魔物!

 報せにあった機械群…何か考えがあるのか、ある一定の距離から此方へ入ってくるつもりはないようだ。

 

かといって放っておくつもりはないが…あと1日、つまり明日が過ぎれば降龍が起きて、アイリが勇者に選ばれる。

 

 その前に色々やっとこう。

 

とと、梟(手紙持ち)…急ぎの文か、なになにー?えー…姫の御身を預かっていただきありがとうございました、明朝迎えに参りますのでそのときは宜しくお願いします 第二王子より。

 

 …何が姫の御身を預かっていただき、だ、放っといていい存在じゃないだろ、皇国の属国…いや皇国の友邦の姫君を半年ぐらい放っといたら皇国民からの元王族の心象悪くなるのわかってんのかねぇ!!?あの第二王子ぃ。

 

そもそも姫君に護衛も付けずに…あれ?そういえばクエスがいたか。

 

………にしても半年音沙汰無しはステラに悪いでしょう。

 

 それがここに来てなんで急に…それにどうやって居場所を知ったんだか。

 

……取り敢えずどうしようかなぁ。

 

 

 ・・・

 

 

ステラにあてがった部屋

 

 

ラング(さてと、どうやって連れ出すか…)

 

 考えながらだったのもあってノックも無しにドアノブを回し部屋に入る。

 

ラング「海…行く?」

 

ステラ「ノックも無しに入ってきていきなり海…?!」

 

ラング「海に行けば歌作りが捗ると思って…」

 

ステラ「余計なお世話(こんな男にも気にかける心があるのかしら)」

 

ラング(と言いつつ腰をあげたあたり行き詰っってるみたいだな………俺ステラの歌ちゃんと聞いたこと1回しかないから分かんないけど、多分あの曲しか持ち歌が無いんだろうな)

 

ラミィ「ちょっと兄貴、ノックも無しに淑女の部屋に入るとか、流石にいただけないかも」

 

ラング「あ〜…考え事してたからな、つい」

 

ラミィ「相手は王女様、いつでも首が飛ぶかもしれないこと自覚して、どうぞ」

 

ステラ「ちょっ、私は別にそこまでは…」

 

ラング「御忠告恐れ入ります、我が妹様」

 

ラミィ「うっわ、急にキャラ作るのやめなー…何のキャラよ」

 

ラング「そりゃいいところの貴族でしょうよ」

 

ラミィ「ほんまかいな」

 

ステラ(ほんまかいなとは?…それよりも仲良いなあ)

 

 

 ・・・

 

 

レオナルドの部屋

 

ラング「やほやほ、海行く?レオナルドくん」

 

 今度はちゃんとノックしてから入った、淑女じゃないけどね。

 

レオナルド「えっ、海…」

 

ラング「君のステラお姉さんは行くって…」

 

レオナルド「なら行く!(食い気味)」

 

ラング「そ、そう…あ、なら水着とかはこっちで用意しているから手ぶらでいいよ」

 

レオナルド「ありがとう…!」

 

ラング(ステラだけ連れて行って変な空気になっても困るから助かる…そうだ、どうせならもっと他の人も誘おうか)

 

 

 ・・・

 

 

 

 

ラング「うぇーみだーー!きゃっほーい♪」

 

 まだ朝の気配が残る空の元、キラキラとひかる海に自分で繕った濃い青の水着を纏い飛び込む。

 

その様子を見て海にきた面々はほっと安心したように胸を撫で下ろす。

 

 胸を撫で下ろした訳はこの世界では一般的に布という布に使われている糸等は基本水に弱いという固定観念が染み付いていて、俺が海に入って水着が無事なのを見て、ほっと胸を撫で下ろしているというわけだ。

 

まぁ金さえかければ魔法や魔物からとった素材で撥水加工が施されている服、水着なんかも買えるけど、そんなに贅沢なものを買わなくても自前で用意できるし、買う選択肢は最初から無い。

 

 自前でどうやって水着を用意したかは、リールの固有スキルをイミテーションで再現して、それから糸を作り、それを縫い合わせて用意した。

 

リールの糸はどうも水に強いところがあるみたいで(他の素材の糸の殆どは水をかぶるとほぐれてしまった)…そりゃあ母体として、寄生先としてマリオネットに狙われるよ。

 

他にドールやルーンに寄生されてもまた面倒だっただろうけど。

 

ラング「皆も来れば〜?」

 

ティア「行こうよ〜」

 

ステラ「私は…その…」

 

 若草色のワンピース水着を着たステラはこれまた俺が自前で作っておいたテントから出てこない。

 

ティアは背中側が少し開いている紺色の水着…所謂スク水だ。

 

ドール「皆を海に連れてきて…どういう風の吹き回し?」

 

 そう、結局アウラウネ以外皆連れてきた。

 

ドールの水着は自前のオレンジ色の露出高めビキニだ。

 

少年達には目に毒だからもう少し露出を抑えたものを着て欲しい…別にいいんだけどね。

 

アサリ「別に考えなどないと思います」

 

ラング「そう…だね、嫌なら別に帰ってもいいんだぞ」

 

ドール「イヤ…ではないけど、なんかなぁ」

 

 アサリはグレーの地味目のウェットスーツを着ている。

 

ララー「…察するにラングと2人、大事な話でもあるのかな?ドール」

 

ドール「ちょっと…延び延びになってはいるけど、それはそれでいつでもできる話だから…」

 

ララー(放っといたら実家フェニックス家からの婚約の打診があった話は更に延び延びになりそうね、…このままだと私がこっそり梟を実家に飛ばした甲斐が無くなりそう)

 

 

 確かララーが梟に持たせた手紙の内容はこう…、

 

※重要な部分を抜粋

 

皇族のせいで有耶無耶になったドールとラングの婚約の話をもう一度纏めていいですか?出来れば本人達に決めさせたいのですが…

 

※ラングが生きていたことも併せて書いてある

 

 

 俺からすればはっきり言ってフェリルがいる手前余計な事である。

 

何故俺が知っているのか?…見慣れない梟がいれば取り敢えず内通とか疑ってアサリの固有スキルで隠れ見たからね。

 

ちなみにイミテーションを使えるイメージを自身に付与、固着させても他人の固有スキルは1秒使えるのが限界。

 

 その1秒でも結構助かる、イミテーション挟まないと0.1秒使えるかどうかってところだから。

 

それはそれとして、婚約の話は再燃させないでそのまま有耶無耶にして欲しかったところだが、こればっかりはドールの動き次第でこちらも対応していこうと思う。

 

 良くて婚約者候補に落ち着いてくれればいい、悪ければ即結婚して家に取り込もうとしてくるか?

 

後者ならばお家取りつぶしぐらいは覚悟しようね、そうなってもおかしくないヤツと結婚するんだから。

 

俺はラングだから、悪評は知ってるだろうになー、フェニックス家も何考えてんだか。

 

或いはマスコミ(ウト)の書いた新紙に影響されたんだろうか…だとしたらいい迷惑ですよ本当。

 

ユーリン「水は…」

 

 水筒とか皆の分持ってきてた筈だけど?自分のが無いなら砂漠の時みたいに人体から出る水分を水魔法で集めて薄めたものをだな…まぁあれは緊急も緊急の時だから俺のをあげるか。

 

あげるのは基本嫌なんだけど。

 

ラング「自分の水筒はどうしたんだよ…口つけててもいいんなら俺のを使え」

 

ウト「ちょっ!?わ、私のを使いましょう!私のも口ついちゃってるけど…ねっ?!」

 

ユーリン「えっ、えっ?!あっ、はい、ウトちゃんさん」

 

 あの2人仲良くなってるなー、短編作家と編集者の間柄からもっと進展して欲しいわ。

 

 しっかしユーリンの水着はシンプルな白の露出少なめなんちゃってドレス風なのに………なんで、なんであんなに色っぽいんだろうな、………こりゃあラングに目をつけられるわけだ。

 

ウトさんは黒のビキニで、ユーリンとは対照的に露出多めで、あの格好でボーイッシュな容姿なのが大変よろしい。

 

 貧しいかと思えば思ってたほど貧しくもなかったから水着の上部、ズレる心配はしなくてよさそう。

 

ハレルヤ「わわわわ…(綺麗な人がいっぱい)」

 

レオナルド「おお………(見てるだけで何か………来そう)」

 

 ハレルヤは普通の黒い海パン、レオナルドはブーメランっぽいやつで青。

 

ケイト「見惚れてるのー?かわいいわね〜」

 

レオナルド「ぼくは別に…!!」

 

ラング「おい、何母様にまで見惚れてんだよ、エロガキだなぁ」

 

ケイト「そうなの?」

 

 ケイト母様、クリーム色の…ワンピドレスっていうやつ?の水着。

 

大きめのテントとはいえ全員入りきれなかったので、男女で分けようとしたら小さめのテントにケイト母様とレオナルドとハレルヤとラミィになった感じ。

 

ハーピィ「海水はベタベタするから苦手…」

 

ラング「何で来た…」

 

 俺はテントがなくても平気、魔法のランプがあるからね!

 

ラミィ「汚れたら洗うのは任せて」

 

ハーピィ「お願い…」

 

 ラミィは濃い紫色のTシャツに黄土色の短パンを履いているように見えるけど、ちゃんとした水着である。

 

ハーピィは水色の胸当てくらいで最も露出度高め…といっても下は太ももにかけて羽毛で包まれてるから大丈夫。

 

 俺のは南国風の絵が描かれた海パンの替えもある。

 

いやー、気分アガるねー………海に魔物がいなければ。

 

リヴァイアベビー「ギルルル、ギルルルルルル!!!!!」

 

一同「!!」

 

イザヤ「海に魔物が…」

 

 見りゃ分かる。

 

シュタイナー「片付けるか、面倒だが」

 

ラング「頼む」

 

カゲロウ「ちょっと行ってくる」

 

 君らこのことを見越して普段の格好のままだったの?

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