妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
昼下がり
ラングの部屋
セバスチャン「坊ちゃま?」
アサリ「あら、机の上にあるこれは…」
探さないで下さい byラング
セバスチャン&アサリ「「坊ちゃま(ラング様)!?」」
西へ向かう街道
ラング「もっと早くできない?」
アウラウネ「これが精一杯?」
ステラ「奴隷使いが荒いですよ、いきなり蒸気自動車を運転しろなんて(アルニマ王家で学んだのでできますけど、なんのつもりなんでしょう?)」
ラング「めいいっぱい飛ばせー!!」
ステラ「急拵えとはいえ緑のカーデガン(カーディガンのことか)など服のことはありがとう、でもいきなり運転はないと思いますよ?」
ラング「本当それは悪い」
ステラ(隷紋さえなければこのまま置き去りにしてアルニマまで走って帰るのに)
亡き父様、デブールの改造蒸気自動車のため少し無理すれば時速100Kmは出せて、途中魔物などが出てきても追いつけずに振り払えて、戦闘がなくて楽ちん
ラング「夜通しいけば明日の朝までに着くかな?」
ステラ「無理を言わないでください(事故っていいですよねこれ?)」
深夜
途中の街 ヘルデラーテ
ステラ「もう泊まるわよ」
アウラウネ「駄目、このまま向かうの、私にハンドル貸して」
ラング「頼んだっ!(見様見真似だがいけるか?)」
アウラウネ「アクセル全開っ!」
ステラ&ラング「「わーっ!!?」」
ステラ「いきなり全開にする人がありますか!!?(突き落としていいですよね?これ)」
朝
魔女国東門
門番1「今日もなーんにもないねー」
門番2「人間も獣人も魔物もまずこっちには来ないからねー」
門番1「ん?なんか聞こえないか?」
門番2「さぁ?何も?」
ラング&アウラウネ「止まって〜!!?」
ステラ「失礼しますっ!!(このまま振り落とす勢いで…いえ、本気で振り落とす!!徹夜で運転させた恨みっ!!)」
門番1「も、戻ってきた〜っ!!?」
ラング「確かここらへんに隠しステージがががが…!?!?!?」
ガッシャーンッ!!
にゅもん(なんともいえない音)
ラング「いったーいっ!!!頭打ったー!!!」
周りを見ると朝露に濡れた何処までも続く草原…そしてその果てに小さな赤い屋根の小屋が見える
ラング「初代魔女の直接の子孫…アルバータの作った秘密の空間…倍化のリング等かつて勇者に倒された魔女の作った特別なアーティファクトを持ってないと入れない場所…いつつ、これ出血してない?」
ラング「取り敢えずあの小屋目指して歩くか………」
昼
ラング「なかなか遠いなぁ………まさか?」
夕方
ラング「全然近づかない………やっぱり」
夜
ラング「くっそー!」
深夜
ラング「やっぱりだ…こっちのことを認識して拒否してるな!!意地でも辿り着いてみせる、あんたが必要なんだ、教えることくらいはできるでしょうよ!!!」
それから3日後………
ラング「はぁはぁはぁはぁはぁ、もうダメ………」
アルバータ「はぁあああああ〜〜〜………うっとおしいのお、何用じゃお主!」
ラング「金髪碧眼、ポニテに紫のローブ………」
アルバータ「ん?何か言ったか?少年、わしに何の用なんじゃ…まったく…」
しかもちんちくりん…間違いない、まず間違いなくウィッチ・ド・アルバータ本人だ
………魔法か何かで見せてる幻覚かもしれないけど
アルバータ「こっちも暇で…いや暇じゃないというにお主は…はよう何用かいわんかい」
ラング「魔法を教えてください先生、それだけ、ですよ…」がくっ
アルバータ「……………元に戻すか」
3日間の時間が巻き戻るように景色が動く
ラング「幻覚〜!!(某ヘアメイクアーティスト風)」
アルバータ「驚いたか?えぇ?ふっふっふっ、久しぶりの客じゃ、もてなそう」
ラング「あ、結構(こいつの飯クソ不味い描写があったから遠慮しておこう)」
アルバータ「むー、そうか?そうそう、魔法の先生の件じゃったな、答えは否、じゃ」
ラング「そこをなんとか………魔力の練り方さえ教えていただければ後は自分で……」
アルバータ「あー、お主俗に言う天才型じゃな?魔法はイメージが大事、それをよくわかっておる………しかしじゃ、たった1人の頭の中でイメージできることなぞたかが知れておる」
アルバータ「もっと他人の魔法なんぞを見て出直してくるんじゃな、さすれば教えてやろう」
ラング「今、今必要なんだ!」
アルバータ「強情なやつじゃのう…嫌われるぞお主」
ラング「………既に嫌われているんだが?」
アルバータ「……………そうか、可哀想なやつなんじゃな、それはそれとして、それならば教えることは何もn」
ラング「折角倍化のリングを妹の墓から持ってきたのになぁ…」
アルバータ「おお、お主今なんと!?」
ラング「妹の墓から…」
アルバータ「その少し前じゃあ!!!」
ラング「折角倍化のリングを…」
アルバータ「それじゃ!!よし、あいわかった、このアルバータお前の師匠になってやろう!!」
ラング「あ、それは全然大丈夫、一時先生をしてくれるだけで助かる」
アルバータ「……………可愛くない、可愛くないぞこの弟子」
ラング「だから弟子は結構!」
アルバータ(やっぱり教えるのやめよかのぅ…)
ほほう、こういう展開になるのね、なるほどなるほど?
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