妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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ステータスが全てではないのですよ


第20話 元々はただの特殊なアイテムをくれるNPC

Side アウラウネ

 

魔女国 門前

 

モモコ「このくらいの距離ならひとっ飛びよ」

 

アウラウネ「(急に抱えられて飛んだときは死ぬかと…)翼もないのに飛べるのね」

 

モモコ「ヒノモト仕込みのレイリョクってやつのおかげ」

 

アウラウネ「ただ、着地の衝撃で門番さんが…」

 

門番1&2「」気絶

 

ゴルディ「?何か感じる」

 

にゅもん

 

アウラウネ「(うん、やっぱり以前のように本体との接続は切れるか)迎えられた、いくよ」

 

モモコ「お?」

 

大魔女の小屋

 

アルバータ「わしのとこはペット預かり所じゃないぞ!!?」

 

アウラウネ「知ってる、けど今いられると面倒だから預けにきた」

 

アルバータ「そんな理由で来 る な!!!わしをなんじゃと思っとるんじゃ…大魔女じゃぞ?」

 

モモコ「ここなら好きに遊べるぞ、同族」

 

ゴルディ「早速かー?こっちはなんだか長い眠りから覚めたばっかりのような気分がして本調子じゃないってのに」

 

アルバータ「や め ろ、わしの世界を壊す気か?まったく………」

 

アウラウネ「ところでMPステータス売るよ?」

 

アルバータ「あぁ、その理由もあったんじゃな?何処で知ったか知らんが、特にお前にやるもんはないぞ?わし特製のアーティファクトは勇者や聖女の器にしかやらん」

 

アウラウネ「それでもいい(恩を売るだけでも後で何かしら助けてくれるかもしれないし)」

 

アルバータ「それと売れるのは何もMPだけじゃなく、他ステータスも売れるぞ?」

 

アウラウネ「そうなの?ところで、何故ステータス値を欲するの?」

 

アルバータ「んー、もしかしたらこれも知っているかもしれんが、【ジョイント】という世界中好きな場所に跳べる魔法を魔王が現れるときに使う【ゲート】を参考に作ってみたんじゃが、大失敗してのぅ…」

 

アルバータ「あらゆるステータス値を吸う特異点を自分の内に作り出してしもうて、それとはなんとか偶然か奇跡か離れられてな?じゃがかつての全てのステータス、スキル他吸われてしもうた」

 

アルバータ「そのときに年齢も吸われたか、300百歳のよぼよぼから10〜14歳のときくらいのこーんな姿になってしまってのう」

 

アルバータ「それでその特異点は他の所に封印してあるが、あれは天文学的な数値のステータスを吸わせんと、閉じることもないでな、あれを閉じるのは半ば諦めておる」

 

アウラウネ「そうだったんだ(ただの特殊なNPCだった彼女にこの世界ではそんな背景が与えられたんだね)」

 

アルバータ「こい、地下じゃ」

 

と、床下から現れた階段を指差す彼女と共に階段を降りていった

 

モモコ「…………どうする?」

 

ゴルディ「まぁ、慣らしでドラゴンブレスをまだ吐けるかどうか試すくらいはするかな」

 

モモコ「おぉー!!じゃあどっちが派手なドラゴンブレス吐けるか勝負!!」

 

ゴルディ「そんなに勝負事をしたいのか?やれやれしょうがない、相手してやるか、表でるぞ」

 

モモコ「やったー♪」

 

 

夕方

 

どれだけ降りたかわからないけど、取り敢えず四方100メートルくらいの小さな銀河を形成しているような渦がある部屋に着いた

 

アウラウネ「これが、特異点…」

 

アルバータ「さよう、これはそうそう閉じるもんじゃないでの、ここに半ば放置じゃ、ときどきかつて作った失敗作のアーティファクトやステータス値を放り込むくらいでな」

 

アウラウネ「もしかして倍化のリングも?」

 

アルバータ「それは、ほれ」

 

アウラウネ「ちゃんと着けてるんだ」

 

アルバータ「ステータス値2〜3倍任意に変えられるわしには無意味のものじゃが、力を取り戻したあかつきには………無理か、これがある限り永遠にわしはこのままじゃ」

 

アウラウネ「………ステータス全部あげる」

 

ステータス

 

一律1に

 

アルバータ「お〜とっとっと!それ以上行くとお主自体が吸われるぞ、気をつけるのじゃ」

 

アウラウネ「んー、変化はない」

 

アルバータ「当たり前じゃ、天文学的…いや下手するとそれ以上必要かもしれん」

 

アウラウネ「こんなことになっていたなんて」

 

アルバータ「そんなに怖れる必要もないぞ?ちゃんとこの世界という封もしておるし(とはいえ、数千年もすればどうなるかは……)」

 

アウラウネ「そうだね」

 

アルバータ「このことは共有するのか?お前の分体、本体に」

 

アウラウネ「うん、するけど」

 

アルバータ「同時にこれのことは放っといてくれと伝えておいてくれ、あやつは多分これの問題に首を突っ込みかねんし…」

 

アルバータ「外からの醜聞だけ聞けばこれを自分でどうにかしようとしかねん、お主もやめとけ、これをどうにかしようとするのは」

 

アウラウネ「流石にこれは要らない」

 

アルバータ「そうか、それならばいいんじゃが………」

 

アウラウネ「帰る、また階段………」

 

アルバータ「すまんが、また長〜い階段を登るぞ」

 

 

そして深夜帰った2人が見たのは………焼け野原とだだっ広い荒野だった

 

アルバータ「なんじゃこれはーーーっ!!!?!?」

 

アウラウネ「なんか、本当にごめんなさい」




数千年後全てが無に還る

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