妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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第零話  短話 世界の端(橋)の崩壊 ※52話読了後閲覧推奨

 ある日、世界は崩壊した、しかしそれを認識出来るものは少なすぎた、それは見逃された、それは無視された。

 

何度繰り返しても、特別変わった事が起こる訳もないこの世界で、真にその崩壊による綻びに気付いたのは♯♯♯♯♯だけだ!

 

 世界の端を、バグに抗うようにして進む、超常的な光に向かってただひた走る。

 

途中、途中、他の平行世界が混じって、絡まって、分離して…そんな中を#(省略済み)は行くのだ。

 

 痛い痛い痛い、痛い痛いイダイッ!気を失う事さえ許されないほどの頭痛に♯は襲われる。

 

それでも足を前に進めると、漸く宇宙の外側へ出たようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

製作

【デ ザ イ ン ア ゲ イ ン ス ト】

【ドラマティッククエスト】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2つの訳が分からない文字列を越えて超常的な光に包まれた世界の端に…いや、橋?に到達した。

 

先程よりも酷いと思えるような頭痛に苛まれながら宇宙間を行く覚悟を決めると、足を早めに早め、それはここ(橋上)でだけだと思うが、亜光速にまで達させてくれた。

 

そして足が勝手に走る走る、走る、走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年後

 

大体頭痛以外の事に慣れて来た、橋は色んな世界のツギハギで出来ていて、合間合間に遭遇する生物や機械のような何か…は他宇宙から溢れた情報の欠片だろうか?

 

何はともあれ先を急ぎ、走る走る、ひた走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10年後

 

 まだ酷すぎる頭痛には慣れないが、なんとか足は動かせている、途中、ヨウセイと名乗るバラバラに砕けた欠片が呼びかけてくる、ただただ

 

『救って…』『違う運命を…』『同じ運命を…!』

 

どうやらダブスタ?とかいうやつに陥っているらしい、♯はその声を無視し、走り続ける、ただ…ひた走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 100年後

 

 はぁっ…はぁっ…流石に疲れが出て来たが、酷い頭痛が疲れを忘れさせてくれる、まだ、頑張れる…悠久に続く繰り返しに戻るのは嫌だ!

 

ドラゴン………突然そんなイメージが頭を過り、同時に襲ってくる牙の気配を避ける、避け続ける。

 

頭痛に続いて対処しないといけない問題が増えた…けど、負けていられない、あの繰り返しから逃れるためにも…♯は…負けられない!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1000年〜1万年後

 

 ドラゴンの牙の気配を避け続け、酷すぎる頭痛にも慣れて来たかなと思い始めた頃、今度はヨウセイの声が形を伴って障害と化す。

 

なんの、これしき…!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10万年後

 

 もう時間の感覚もあやふやになり始めてきて、橋もこころなしか縮んできたように思う、油断しているとドラゴンの攻撃やヨウセイ達の声で他宇宙に投げ出されてしまいそうだ。

 

ここに来てこの橋が何処に繋がっているか?なんてはたと思い至ったが、走り始めてしまった足は最早止まらない、やっぱりただただひた走るのみ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 100万年後

 

 世界達の輪郭が崩れ始めると同時に縮み始めていた橋も、崩れてきたように思える。

 

今後は隙間隙間に気をつけて走らなければいけないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1000万年後

 

 最早ここまで橋の崩壊が進むと、橋として機能しているかも怪しい、そんな中を走り幅跳びのように抜けていく。

 

『助けて…』

 

!!!!!やばっ、ミスッたーーー!!???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1億年後

 

 もう時間感覚なんて無いも同然…あの時橋から弾き出されたにも関わらず奇跡的に橋の端っこがここまで落ちてきて♯を拾い上げるかのように、橋の欠片漂う場所に戻してくれた。

 

また………走れる。まだ………走れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10億年後

 

 いっそうきつくなってきたドラゴンの気配とヨウセイの声に押しつぶされそうになりながらも、最早橋の原型を留めていない枕木のないレールを渡るようにして向こう側を目指す。

 

向こう側の世界がどんなか、分からない…けれどもそれを希望にしなきゃ、この頭痛にも負ける。

 

いや、もうこの頭痛にも慣れたかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 100億年後

 

 ♯とは違う何かが横を通りすぎた気がする、とっくに橋の向こう側に着いたと思ったんだけど、最後の最後、橋は壊れて、♯の目の前には大きな宇宙を覆う宇宙膜だけが佇んでいる。

 

ここに来て頭痛が効いてきたのか、意識が………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♯は意識を失った!




!!!

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