妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
アウラウネ「うん…内容は可もなく不可もなく…幼馴染み故の距離感がうまく描写されていて…うん、それだけかな」
ユーリン「そうですか…」
アウラウネ「ああ、私に敬語は要らない、普通に接してくれ」
ユーリン「わかり…わかった」
アウラウネ「それで…1つ疑問なんだけど、なんでこの幼馴染みたちが其々金持ちと結婚して互いの幸せを願い、別れる結末がハッピーエンド扱いなの?」
ユーリン「それは…2人の間に愛はあるけど、貧民同士の結婚だと貧しいままその後も苦労の連続だろうから、別れた方がハッピーだと思って」
アウラウネ「………そういう見方もあるか(私は気に入らないけど)」
ラング(そう?妥当な判断だと思うけど)
アウラウネ(お前はそっちに集中しろ、いずれ助けに…要らない?)
ラング(これは策略だ、下手に動けばどうなるかわからない、くれぐれも慎重にな、…特にイオのこと、頼んだ)
アウラウネ(わかった、まぁこっちはこっちでやってく)
ラング(隙があったら抜け出す、心配無用だ。……………暫く思考共有は断つ)
アウラウネ(辛そうね…まぁ頑張って)
イオ「アウラウネ様?」
アウラウネ「ん?あぁ、でも素人判断だからね、出版社に出せば意外と作品として受け入れてもらえるかも」
ユーリン「早速これ出しに行ってくる!」
昼
大街道から2つ目の角を曲がったところの丁度角に立つ出版社前
ユーリン「横は飲食店なんだね」
イオ「えぇ、今頃はティア様が働いているころかと」
ユーリン「えっ!?行きたい!」
イオ「後にしましょうか、まず小説を見てもらいましょう」
応接室
敏腕編集者「君たちねぇ…いきなり見てくれって言われても………こ、こ、こ、こ、これは〜っっ?!?!?!」
イオ「どうかなされました?」
敏腕編集者「君、自然な表現に光るものがあるね、是非うちで短い小説の連載してみない?お偉方の出す小説のオマケに載せたいから」
ユーリン「オマケ…ですか?」
敏腕編集者「まずは名を覚えてくれないと…お偉方のオマケとはいえ無名の方を小説に載せるなんてこと殆どないんですよ?私の経験ではこの100年の歴史を持つ出版社誕生以来3件だけですね」
ユーリン「ほ、本当ですか?本当に………そんな扱いをしてもらえるんですか!?お願いします!」ぺこっ
敏腕編集者「もちろん!何処の奴隷かはこの際聞かないさ、出来るだけ早く出版社に顔を出しておくれ」
ユーリン「あ、ありがとうございます!」ぺこり
イオ(背中の隷紋がお辞儀した時に…?他の事にも目敏いようですねこの方)
何処か日本っぽいお店 龍仙(ロンセンと読む)
ユーリン「猫ちゃんどこかな」
イオ「(猫ちゃん………!?)えぇ、何処でしょうね」
店の1番前の2人がけの席だけ丁度空いていたのでそこにユーリンちゃん…ユーリン様と座る
イオ(多分見た目より大人ですよね?この子…いえ、この人)
ユーリン「どうしたの?」
イオ「いえ、なんでもないですよ」
[ちなみにハレルヤ(15)とユーリン(15)は此方の世界の10歳(135〜140)くらいの身長です
この世界共通の法的にはまだ子供である15歳から結婚できるのでもし2人が結婚する時に何か問題があるとしたら互いの両親の許可だけです
成人は18歳からで18歳ならば両親の許可なしで結婚可能]
店のメニューに目を通しつつ周りを見渡しているとそこへ…
ティア「いらっしゃいませー♪ご注文はお決まりでしょうかー?」(営業スマイル)
イオ「えーと(どれも店秘伝の辛味噌のトッピングがついてきますね…)野菜炒めを…ってティア…様?!」
ティア「あれ、イオ?!っとと、集中集中…お決まりでしたら、もう一度注文を確認させていただきますね?」
ユーリン「猫ちゃん可愛い…」
確かに服も店の雰囲気になんとなく合っていて、可愛いとは思いますけど、そのようなことを言っては彼女の集中が乱れてしまうのでは…
ティア「ね、ねこちゃ…あ、ありがとうございます…えーっと」
ユーリン「ユーリンだよ、家ではあんまり部屋から出ないからお風呂くらいしか会わないよね、仲良くしてくれたら嬉しいな」
ティア「私はティア、よろしくって…注文注文!」
ユーリン「あ………私は〜………この魔物ドラゴンフルーツの辛味噌和えでお願い」
ティア「ご注文承りました、一緒に注文の確認をお願いします、野菜炒めに、魔物ドラゴンフルーツ(の辛味噌)和えでございますね?」
ユーリン「うん」
イオ「はい」
ティア「では店の調理師の方に伝えてきます、料理が届くまで少々お待ち下さいますよう、お願いしますね♪」
数分後
ティア「お待たせしましたー」
ユーリン「来たー!美味しそう!」
イオ「美味しそうね」
ティア「ではまた後ほど」
2人「いただきまーす!」
・・・、
完食!!
イオ「すいませーん、お会計を」
ティア「はいはい、あっいっけない、はいは一回だった…」
イオ「これでよろしいですか?」
金銭2つをポケットから取り出す
ティア「はい、いいですよー、ありがとうございましたー、またのお越しをー♪」
店外〜大街道
ユーリン「可愛かった…」
イオ「良かったですね(確かにあの様子は可愛いかも)」
ユーリン「あ!あれ!」
イオ「はい?あ(ステラ様がお1人で歌唱されています)」
ステラ「まだ、知〜らない♪知〜らない♪誰も知〜らないの〜♪その人のやさし〜さ〜♪」
ざわざわ………
歌い終わったかしら
イオ「(客が百人くらいに増えてますね………)ステラ様」
ステラ「あ、聴きに来てくれたの〜?」
ユーリン「はい!すっごく綺麗な歌声で聴き惚れちゃいました」
ステラ「ありがとう、貴女も歌ってみたらいいわ」
ユーリン「私は…大丈夫です」
イオ「ユーリン様、敬語は…他人行儀はいけません、同じ屋根の下で暮らしているじゃないですか」
ステラ&ユーリン「じゃあイオも」
イオ「えーーっ!!?私は駄目ですよ…叱られちゃいます…」
ステラ「ここにはアウラウネ様もラング様もいないから大丈夫よ」
イオ「それにこれは聖女時代からの癖で…でも、そうね、ちょっとだけならいいかなぁ」
アウラウネ(サングラス着用で、黒のウィンドブレーカー風の裾が膝くらいまである服を着ている。下は紅い質素な下着のみを着用)「駄目です」
イオ「い、いつの間に…」
ちょっと前…
Side アウラウネ
龍仙
アウラウネ「野菜炒めを…」
ティア「…はい、…あ!アウラウネ様…?」
アウラウネ「人違いよ、格好がまるで違う、それより注文」
ティア「は、はい…(様子を見に来てくれたのかな…)」
店から出て
ステラ「〜♪〜〜♪〜♪」
アウラウネ(雑事はセバスチャンとメイドに任せて来て良かった、結構良い歌だけどなーんかひっかかるような………それが魅力なのかなぁ)
イオ「でも、そうね、ちょっとだけなら…」
!?!?!?!?!?
以下略
雑事押し付け系主人
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