妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
第1話 まさかの毒殺! 今世の両親は問題アリだが助けられるなら助けたい
サトー城から帰りの蒸気自動車の中
ここでドラマティッククエストの物語の始まりや大まかな設定を思い出してみよう。
まず聖教国、テルミナ帝国に魔物がよく現れるようになり、主人公が入学初っ端から魔王の最高幹部の魔族が英雄魔術学校に急襲。
アダマイト大陸1の実力者、300年も自身の純潔を守る無駄に美女なレイア校長と相討ち?し校長と共に消える。
アダマイト大陸とは、ドラマティッククエストの主な舞台となる大陸で北アメリカ大陸ぐらいの面積で、真ん中に大陸で1番大きな国テルミナ帝国が存在。
東に2番目に大きなカラパイト王国、南に小国が集まり西方からドワーフたちのドワーフの国、かつての王国と帝国のぐだぐだ戦争の際に【テルミナ王国】から独立した3つの国が合体した三兄弟共和国と獣人の国アルニマ王国。
西にかつて勇者が倒した魔女の住う城があった周りに魔女が集まってできた魔女国、魔女国は少ないが男性もおり一般的にこの世界では男性も魔術に秀でたものは魔女と言われる。
北に正確には国の体ではないが、国として扱う場合大陸1の領土を誇る聖教国がある。
アヤカシといわれるまったくの異界からやってきたという謎の存在も隣の大陸にはいる。
現実でいうとオーストラリアっぽい大きさ、形の隣のオーリア大陸も海を隔ててあるが、魔王復活が噂されるようになった15年前からタコっぽい化け物クラーケンととにかく大きい八つ目のオオサンショウウオといった感じのリヴァイアさん。
彼らが現れるようになり、隣の大陸との往来をできなくした。
隣の大陸には東の果てにヒノモトという和な感じの国があり、そこではあらゆる差別は存在しないため天国と呼ばれることもある。
アダマイト大陸では人間と魔女たちによるそれ以外の差別がまかり通っていた、隣のオーリア大陸では獣人たちによる獣人以外の差別が横行していた歴史がある設定。
このゲームは、自由度が非常に高いため主人公の行動1つで如何様にも世界が変わるため大まかなストーリーでさえ実質存在しないのだが流れとしては1章打倒魔王・魔族〜2章テルミナ帝国対カラパイト王国。
そして3章(というかアプリ版) オーリア大陸の勇者対わる〜いアヤカシたち。
となっていた記憶があるけども、あと小説版もあったっけ?早くも記憶があやふやになってきている。
小説版では魔王を倒す物語で友人の片方(確かリール)と百合結婚するEDだったはず。
そして、我がモリエール辺境伯(帝国では公爵家と同等の爵位)の領土はというとサトー城から東南に蒸気自動車(馬時速40Kmに対して80Km約2倍速で腰も痛くならない)で休憩を挟み2日の距離。
車を運転しているのは、サトー城のメイドさん。(確か女奴隷猫獣人でモリエール家皆殺しの犯人で気が気じゃない)
ーーー2日後朝ーーー
ラングの部屋(清掃されているが普段は菓子など食べ物が散らかる汚部屋)
ここはカラパイト王国との国境にあり、国防上大事な場所を任されている我が領土にあるモリエール辺境伯の家。
メイドさんも当主好みの美人さんが100人いてそれなりのデカさ。
今世の父モリエール・デブールは、カラパイトの大公を20年前の小競り合い時に隙をついて仕留めた功績で準男爵から大幅出世した1番はなれてはいるが一応他公爵家と同じく勇者の血筋の男。
今世の母はモリエール・ケイル、旧姓シャルル・ケイルで代々仕えるセバスチャンの孫娘でかなりの世間知らずな節がある。
ちなみにセバスチャンはこの世界での執事の役職名でメイドをメイドというのと同じ感覚である。
セバスチャン、本名ドゴール・ウェットは執事の格好をしているナイスミドルでマジックハンドといわれる魔道具の手袋をいつもつけていて、この手袋があれば強力な魔法も弾けるんだとか。
あとは妹モリエール・ラミィもいたが出発前の遊覧戦(非公式の王家観戦の中での模擬戦)でフェニックス家の末娘フェニックス・ドールに誤って(実は王家の指示で)殺害されている。
恐らくはあの場で、ドールの大魔法フェニックスフォースで全員始末するはずが、セバスチャンのおかげで助かったのだろう。
まぁそんなデブールもケイルもラングも、この後深夜にでもあの猫獣人のナイフによって片付けられるんだろうけど。
と考えているとメイド長アサリ(ラングのお気に入りで他所から引っ張ってきた)がお呼びだ。
コンコン
アサリ(名前はアサリだけである)「坊ちゃま、お加減はいかがですか?例の婚約破棄直後から体調が優れないとか…」
ラング「だ、大丈夫d、ば、ばぁか僕ちんが、俺がそうそう体調なんか崩すか、馬鹿は風邪ひかないっていうだろ?」
アサリ「それ、意味わかって仰ってます?」
ラング「あ、あぁうん、馬鹿は天才って意味だろ?(なるべく元のラングっぽく演じるか、あまりかけ離れると破棄の場面のように強制力的なものがあるかもしれないから)」
アサリ「そうです、そうです、さぁ朝食ですよ」
食堂
メイド「旦那様いかがされました?旦那様、旦那様!?」
デブール「ブワァ、ググッウグッガッ!」ばたっ
ケイト「どうしたの?不味いのかしら、こんなに美味しそうなのに、あー…」
その声にバンッ!!と扉を勢いよく開け放つ。
ラング「食べちゃ駄目だ!!母様!!」
ガチャーンッ
ケイト「何をするの!!」
ラング「くっ(まさか毒殺でくるとは…主人公といい何がどうなってる!?)」
食堂 壁裏
猫獣人「チッ…」
side らみ→ラミィ
鉄骨の次に天井そのものが落ちてきて、血の海に染まる視界。
そして暗転…
「うっ、一体何がどうなって…」
次の瞬間!
「焼け焦げた匂い、物凄い熱さ…」
一瞬見えた訓練場のような場所で少女は訳も分からず2度目の死を迎えた…
今回はここまでです。
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