妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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ラングは能力故に?か結構他力本願ですが、戦場では1人で先頭に立たなければいけないという…


第39話 時を断つ者

 7月25日 夕方頃

 

 ラング一時解放、翌日夜から進軍することを勝手に決められた

 

 

帝都テルミナ

 

ベリアルの工廠

 

ラング「たのもー!頼みを聞いてくれないとここを今から全力でぶっ壊す!」

 

ベリアル「え?突然なになに?そ、それは困るけど、できるのかってね!」

 

カシュンカシュンと音を鳴らして白い甲冑をすぐさま着込むベリアル

 

ラング「カモン!妹」

 

ラミィ「全てを吹き飛ばす!シューッ!!」

 

ガラガラガラ………!!

 

 

 一気に崩れ行きそうな工廠

 

 

ベリアル「わわっ?!分かった!!……もう……横暴な奴らだなってね…!」

 

ラング「ラミィ(が元王家スパイの件と生存中)のことはクエスから聞いてるな?口止めされてなかったら最悪ドールが王家に拷問された末殺されるから助かる」

 

 ラミィがあの家で1番賢く伝令が王家の秘密について話してしまったことがあるから

 

あの場で念には念を入れてドールで全員消そうとしたっていうのがあの場面でのあらましかな

 

ベリアル「ドールが?…んー、クエスからの頼みだったからねって…それより頼みって…?」

 

ラング「ある装置の設計図を書いて来た、できるか?」

 

ベリアル「見せて、………フムフム………ま、やってみるよ、面白そうだしねって」

 

リル&ルル「「わたしたちも〜!」」ササッ

 

ラング「おい、どっから湧いて来た、そして姉の方、そのポンチョに今隠した設計図をよこせ!」

 

ベリアル「ん〜?あー、なんかこの間から入り浸っててね…」

 

ふにょん

 

リル「ピャアッ!!?」

 

ラング「あ…わざとじゃ…(ポンチョの下何も着てないのとくに意識してなかったから直に膨らみ触っちった☆)」

 

ルル「…コロスヨ???」

 

ラング「ど、どーどー、で、なんの設計図を………」

 

ポイっ

 

ラング「ファイアー」ボウッ

 

リル&ルル「「ア゛ーーーーーっ?!?!?!」」

 

ルル「設計図ないと作れないのに!!」

 

ラング「設計図を書いておかないと行き当たりばったりで、いつのまにか違うものが出来上がってしまう…それがドワーフの特徴…」

 

 だからってなんで魔工式の電磁砲らしきものが設計図に………最悪都市1つ滅ぶ無差別兵器に見えたよ?

 

 ドワーフ姉弟の難解な説明含めて…それも、魔工式の電磁砲だって理解できた俺も凄いけど、多分すぐ忘れるなあんな複雑なの

 

ラング「設計図を忘れる前に己自身をさっきの電磁砲に出来るか試そうかな…(大量虐殺になりそうなのが本当怖い…)」

 

 戦場に出る当日まで覚えていられたら最後の切り札として使おう、使う場面がなければ1番いいけどね

 

ルル「コロスコロス!!」

 

ベリアル「落ち着いてってね」

 

甲冑に付属された戦槌でルルを抑えつけるベリアル

 

ルル「ぷぎゃっ」

 

リル「ルルに酷いことしないで」

 

ベリアル「騒がなければ離すよってね」

 

ルル「分かった、騒がない」

 

ラング「で、出来そうか?できれば最遅でも明日までには…」

 

ベリアル「魔工式にちょっと変えてもいいかってね?」

 

ラング「いいよいいよ、早く終わるのなら」

 

ララー「何をしようとしている」

 

 この麗しき美女美女してる美女は誰か?ララーさんですはい………いや、ドールが童顔なのに対してシュッとした大人のお姉さんって感じの顔だ

 

年齢は多分24、5くらいかな

 

別邸にはオレンジのドレスがなくてベージュのドレス着てもらったけど何着ても似合うと思うね、このくらいの美貌だと

 

 夕暮れを思わせるようなノスタルジックで美しい長髪と目は輝きを取り戻し、豊かめな胸は整形でもしたのかってくらい美しく整っている

 

どんな傷も病気も治すエリクサー様々だ、うん

 

そのままの姿でいいのかって思うけど彼女くらい強かったら何かあってもそうそうやらせはしまい

 

ところで………

 

ラング「何故着いて来た?」

 

ララー「………お前たちの監視だ、一応、な」

 

ライド「そうかよ(ズールの部分を出してるのかな、だとすると王家に不利なことがあれば伝える?だとしたら後でなんとかして排除することも考えとかないと)」

 

 勝てるビジョンが浮かばないけどねー

 

ベリアル「うん、明日朝までには出来そうだ、その時に改めて来てくれってね」

 

ラング「暇じゃないだろうに、俺たちの我儘に付き合ってくれて悪いな」

 

ラミィ「あ、あたいも?!」

 

ベリアル「いいってことよってね」

 

 そういえば原作では皇国側で戦争するとき魔導砲とかいう大量破壊兵器作れたっけ、あれはこのドワーフたちが………?

 

 

翌朝

 

ベリアルの工廠

 

ラング「おはよう!諸君(工廠の人達)、依頼の件どうなっている?」

 

ベリアル「はい、できましたよってね…動かすよってね」

 

ジジジジジジジジ………

 

ラング「これが魔工式ヴァンデグラフか(科学式のそれと見た目変わんないな)」

 

ベリアル「これをどうする?ってね」

 

ラング「己に帯電する、あと2、3時間あれば電気が発生するはず」

 

ベリアル「多分あと2時間と15分くらいだね、僕の計算だとってね」

 

ラング「そこから【付与】でどれだけ連続して帯電できるかが勝負だな………」

 

ララー「自ら感電死でもする気か?」

 

ラング「何かの拍子に電気の流れを作ってしまったらそうなるね、でも帯電したままに、それでいて内向けでなく外向けに放電されるのを意識して自らに付与帯電させ続ける」

 

 さて、何処まで溜められるかな、雷ぐらい溜まれば人死にが出るから出来るだけ抑えて………っていっても半端じゃ逆にマズいか

 

 この作戦は対王子対策だ、………でも相手があの王子かは分からないな………

 

真っ先に俺を狙ってくるかも分からない、何もなければ逃げればいい、まぉ逃げられればだけども

 

 ステータス値を育てればいいんだろうけど、そうなると不都合が………

 

 そも原作からすると

 

此度の戦争において王国側の中心人物となる例の王子さえ抑えれば後は勝てる戦争だろうから王子がもし出陣し俺に仕掛けてきたらこの戦争は以外と早く終わる…かもしれない

 

 彼に関しては王国側についた時、出来過ぎなくらいザ・主人公って感じの王子なんだよね

 

ただ…王子がさ、防衛戦に徹していればいいものを皇国の罪もない人達の住処を踏み荒らすような真似をするとこだけはどうしても受け入れられなかったんだよね

 

………こっちの王子がそんなことするか分からないけど、500MP全消費身体強化Vした上でさらに時止めてこっちの領土内に突っ込んできたりしないでねブリリアント王子………

 

 その時点で王子がモリエール領地に踏み込み、貧民街(ハレルヤくんたちの故郷)を危険に晒すことと心得たり!全力で倒すつもりじゃないといらん被害が起こる………

 

と自分に言い聞かせつつブリリアント王子の固有スキルについて記憶を引っ張り出す

 

あの王子の固有スキルはありきたり?な時止めで、分かりやすくいうと1コマ1コマの中の1コマを切り取ってその中を動くスキルだった

 

…ということは通常近づけば毛が逆立って気付ける超帯電にもワンチャン気付かないはず

 

 部隊と部隊の距離はゲームを参考にすると2〜3km、となると身体強化VにMP全部使うと丁度時止めの時間10秒ぴったりよりかは0.2秒くらい早くこっちの首に手が届くスピード…かな?

 

ゲームと現実じゃ前提条件やそのほか諸々違うから上手く計算できないけど、多分王子の全力だと10秒もかからずこっちの首に届くはず

 

皇国からもらった装備はボロボロだというだけで選んだんだろうけど即死攻撃を1回無効化する堅牢な鎧

 

時止めての一瞬のうちの攻撃は即死攻撃判定食らってダメージは一回だけ無視できる、変にステータス上げても痛い思いをする可能性が増えるだけっていう

 

ステ上げずに超帯電作戦で行こう!うん

 

この超帯電作戦がもし上手くいったら、あんた黒こげだからね………?そうならなかったらヤケクソで最後の切り札を放つか?………うーん、激しい葛藤が

 

 まぁ戦争だし?って言い訳もできるんだけど、最後の切り札だけはやっぱり切りたくないカードなんだよね………

 

とにもかくにも相手の出方次第だよね戦争は何事も




もしレールガンぶっぱしても精神的なショックはラング要素がちょっとだけクッションに、でもやはり元高校生、大量虐殺には抵抗がある

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