妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
地下倉庫内
そろそろでようかと扉を少し開けてセバスチャンの様子を見ると…
セバスチャン「何用で?」
猫獣人「いえ、ラング坊ちゃんはどこかなと、個人的にお耳に入れたいことがありまして」
セバスチャン「それなら私からお伝えしましょうか?」
猫獣人「いえ、結構です、伝えるのはいつでもよいことなので」
セバスチャン「そうですか」
ラング(こわいよこわいよ、1回死んでる身だけども、痛いのは嫌だからヤるならサクッとたのむよ………いややっぱり、折角だから主人公や推し見てから死のうかな)
少なくとも自分は1回死んでる影響か、結構生命には執着してないもんでさっさとおさらばしたいと思ったけど、折角の転生なんだから、推し見てから死にたい。
自分の推しのうち1人はヒノモトの剣客少女、染谷 桜華(そめたにおうか)で、短髪白銀髪碧眼、二刀流で緑の衣と何処かで見たような可愛い子なんだよね。
妹は、ダウンロードコンテンツ第1段のハレルヤくんをハレルヤきゅんっていって半ば崇拝してたっけ。
ラング「まぁそれはいいや、ちょっと試したいことが」
アウラウネ「うん、いいよ」
ラング「じゃ早速」
アウラウネの居場所を【付与】
セバスチャン「む?なぜ私がここに?……坊ちゃま?」
ラング「ちょっとした手品だよ(無理がある言い訳)、まだ誰にも言わないでよ、驚かしたいからさ〜」
セバスチャン「ふむ……承知致しました、口は堅い方ですから安心なさってください、ただくれぐれも悪戯は程々に…」
ラング「わかってるわかってる〜」
セバスチャン(これはわかっていませんね…やれやれ)
ラング「あ、そうだったセバスチャン、ドレイモルを呼んどいてくれる?できるだけ早く、新しい玩具、猫の獣人を手に入れたいからね」
セバスチャン「まさか皇国からのあのメイドを?………承知致しました」
ラング「ん」
倉庫のとは別にもう一方の扉、重そうな鉄扉を見やると、かなり年季が入ってサビが所々に付いている。
ラング(ここは敵国捕虜とかをいれる地下牢だ、デブールが皇国に断りもせず私的利用しているんだっけ)
無駄に頑丈な牢で貫通系スキルや魔法も封じられる普通はほぼ脱出不可能な檻が左右に5、合わせて10ある。
ギィイ……
ラング「暗いしジメジメしてるし、この先に行くのはなんか怖いな、牢の鍵と表がある、読んでみよう
左から人と魔物ハーピィの間の子のハーピィ(♀)、犬獣人(♂)レオナルド、狼獣人(♀)ステラ、4番目に街娘(予定)?
………ふーん、今はラングのお気に入り(奴隷)が入ってるんだ、丁度いいから4番目のところに彼女を追加しよう」
深夜ラングの部屋
ラング(そろそろくるかな、入ってきたら視覚共有してるアウラウネとチェンジだ!)
・・・、
突然音もなく扉が開く。
猫獣人「モリエール・ラング、死んでもらうっ!!」
ラング「っ!!!(今だっ!!!)」
地下牢
猫獣人「っ!!!……………?????えっ!?!?!?なんで檻に……………は、図られた!?!?!?あの愚鈍なラングに!?!?!?」
ラングの部屋
アウラウネ「……………」
ラング「ナイフ、アサシンダガーはそのままなのね………後1mmくらいで俺の命は無かった…」
アウラウネ「……………」
今アウラウネはアサシンダガー(クリティカル率を100回に1回から75回に1回にする魔道具)を持ってラングに対して馬乗りになっている
ラング「何か(視界共有中で)変な気分になるから早く降りて」
アウラウネ「(馬乗りにされて変な気分に………?………ハッ!!?)はいっ!」バッ
ラング「共有切るね(共有切ってもそれまでに指示したことは聞いてくれるんだからありがたい、もしかしたら精霊とか付喪神とか憑いてるのかも)」
アウラウネ「じゃあ元に戻る」
というと元の剣に戻った。
ラング「元に戻れるのも感覚共有でわかってたけど、本当に戻れるとは、人の姿と自由自在に変えれるのはいいね!しかし対象に気づかれるだろうにヤる前に叫ぶかな普通………さて………」
地下牢へ行く時なんか怖かったので、なるべく他の檻を見ないように気をつけながら彼女の姿を探す。
ラング「確か両側に5個あるうちの左の4番め、………よう!気分はどうだい?子猫ちゃん、ククク」
ティア「わたしにはティアって名前が!はうっ!?」
ラング「バカ猫め!自分の名を語る暗殺者が何処にいる!そこで大人しくしてるんだな、明日にでも奴隷商に隷紋つけてもらうからな、いや〜新しいオモチャが手に入って僕ちん……はもうやめようかな、俺は機嫌がいい
隷紋もつけてないし、初日から何かするのはやめておこう、明日を楽しみにな、おバカなティアちゃん(今更だけどラングのキャラはこれで合っているだろうか)」
ティア「ぐ〜!!!絶対抜け出して死なす〜っ!!!」
あんまり転生者だってバレることは避けた方が良いかも、下手をするとまったくの異世界からやってきたアヤカシたちと同類とみなされるかも
あと強制力が……
ラング「と思ってラングを演じてきてみたはいいものの、ボロは出ていないだろうか………」
そういえば!このティアちゃんもとある黒猫と似た容姿なんだよね、多分製作陣にファンがいる、とは言われてたなぁ。
朝方
アサリ「ラング様、奴隷商人ドレイモルの馬車が来ました」
ラング「うん、セバスチャンに手配してもらったんだ(ドレイモルはデブールと同じく醜く肥え太ったオジサンだけど、まだ人は良いんだよね)」
ドレイモルに関してはあの地下牢を見て思い出した設定だ。
ラングの記憶が少しでも残ってくれていたら態々思い出す必要もないんだけど………
ドレイモル「これはこれはラング坊ちゃん………」
ラング「ドレイモル、今日は挨拶はいい、早くしてくれ、俺は早く新しい玩具で遊びたいんだ」
ドレイモル「分かりました、では捕らえたという獣人は何処に?」
ラング「いつもの地下牢だよ、早く、早くしてくれ」
ドレイモル「はいはい、すぐに行きますよ」
こうして俺ことラングは新しい奴隷を手に入れた!
奴隷………どうにも好きになれない言葉ですね
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