妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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今回はこんな感じ


第53話 ドキュメント エルフの里〜遺跡へ

※勇気の泉の周りの空気が澄むまで1日待つことになった後のことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある日のこと、エルフの里、その中心でエルフ姉妹の姉のエルと妹リリィは今日も仲良く遊んでいました。

 

 日が暮れても、それに気づかないほどに楽しく駆けっこを楽しんでいた2人でしたが、突如里中に響く警笛に耳を塞ぐ。

 

妹リリィは警笛に怯え、姉エルも生まれてこの方聞いたことのない警笛の音を受け、不安に思いました…が、両親から聞いた聖者降臨の言い伝えを思い出すとすぐ勇気の泉の方を見て、

 

それから、エルフの女王様がいらっしゃる古城跡へと妹リリィの手を引いて向かいました。

 

 そして、大人のエルフ達に混じって、エルフの里の長の言葉を仰ぎます。

 

そうして幾ばくかの時間が過ぎ、皆が落ち着いた頃、長が言います…悪を祓う聖なる使い、聖女様が勇気の泉を通していらっしゃると…。

 

長の言葉を今か今かと待っていた大人達は、長のその言葉に、にわかに浮き足立ちます。

 

 無理もありません、長生きな種族故、何度目かの魔王の気配に怯えて暮らしていたら、それを祓う聖女様が此度も降臨するというのです。

 

そもそも魔王自体が何度も復活などせずに完全に消え去ってしまったらどんなにいいことでしょうか…。

 

 そんなことを誰かが呟く中、長が古城跡に足を踏み入れ、聖女が里へ入ること、入界の許しを得ようと女王像に語りかけます。

 

 女王の像はその答えとして、肯定を意味する白い光を長に授けます、とても小さな光ですが彼女なら気付くでしょう。

 

 案の定大きく頷いて勇気の泉の方へ視線を向けました。

 

 それにつられるように、集まっていたエルフの皆も顔を勇気の泉がある方向へと向けます。

 

最初は淡い光…少し弱い光…強い光…とても強い光と変遷を得て、女神のような御人が泉のほとりに降り立ちました。

 

 エルフ達がその光を視認すると、そのうちの何人かの女性エルフが何処からか白いカーペットを持ち出し、古城跡から勇気の泉の方へ敷き詰め始めました。

 

 数分経って………僅かな風が送られてきます、先ほどのエルフたちによるカーペットを敷き詰め終わった合図です。

 

すると静々と敷かれたカーペットを踏み締める僅かな音をエルフ達の優れた耳が捉えます。

 

 静々…静々…人間ならば、聞こえるか聞こえないかほどの足音を、足運びによりなるべく立てないようにして、聖女様がやってくるのが足音を介してエルフ達に伝わります。

 

その足音から元々とても高貴な人が聖女となられたのだろうと、エルフ姉妹の横に並んだ人間から見たらまだ10代前半に見えるおじさんエルフが呟きます。

 

 その言葉に高鳴っていた胸を更に高鳴らせて姉妹は白いカーペットの向こうを見つめ続けます。

 

白いカーペットの向こうを見つめ続けていたのは此度の聖女となられたグリフィン・リアン・クエスも同じで、彼女もエルフ達ほどではないにしても、浮き足立っていました。

 

 伝説上でしか語られることの無い種族、エルフを先程初めて目にしたのですから、彼女が少々わくわくしてしまうのも無理はありません。

 

彼女の着る服は女神が着られるように綺麗に整えられているように見え、胸部の部分は肩掛けで左片胸がほぼ出かけているようですが、彼女がそれを気にする様子はありません。

 

 彼女の着ている物の布はとても薄いようですが丈夫で、下半身は長いスカート様になっており、余った布が引き摺られないように先程のエルフの女性が2人残って持ち上げています。

 

 更に数分も経つと里の入り口に聖女が差し掛かります。

 

瞬間ワーッ!っと子供達の歓声が…聖女クエスがその歓声が聞こえた方向を見遣ると、里東端の古民家然とした家の端っこに固まっている小さなエルフ達の姿が…。

 

思わず小さく微笑みが出てしまうクエス、その微笑みを受けた子供達は男女問わず頬を赤らめさせ、家の裏に隠れてしまいました。

 

 子供達が隠れてしまうとクエスはまた前を見遣ります、すると…ワーッ!と今度は大の大人達が歓声を上げ始めました。

 

それに気恥ずかしさを感じたクエスの足は心なしか早くなったように見えますが、スピードはそんなに変わっていません。

 

 そこから変わらず静々と歩くこと十数分…クエスは漸く古城跡を目前にしました。

 

恭しくお辞儀を互いにしたエルフの長と聖女クエスは、女王像の目の前で契りを交わします、必ず魔を打ち倒すという契りを…

 

 長と女王像から純然たる聖なる力を受け取ったクエスは翻り、今度は勇気の泉へ向かってまたも静々と歩き始めます。

 

すると、エルフ達が老若男女問わず聖女クエスの後を着いてくるではないですか!

 

 そんな光景に心の中で爆笑に近い笑いを溢しつつ、カーペットの上を歩き、帰っていくクエス…と…魔王の気配が疼きだします。

 

こんな時に………!!とクエスは思いますが、溢れ出した邪悪な気配は止まることなく………いえ、急に止まりました。

 

???何が起こったのか、この場に分かる人はいません、しかしながらからくりはこう。

 

 実はクエスの後から入界し、隠れて泉のほとりから様子を見守っていたラングが魔王の邪悪な魔力を自らで捉え、それを辺りに付与し散らかしたのである。

 

事が終わったのを見てこっそりと泉から元の人界へ戻るラング。

 

 そしてそんなラングを見つけて早足で泉へ向かうクエス、着いてくるエルフ達の見送りを受け、満面の笑みを返し人界へ戻っていくクエス。

 

 エルフ達はあまりの美しさと可憐さに骨抜きだ!…中身が意外と残虐だと知ったらこのエルフ達はどんな顔をするのでしょう…

 

まぁそんなことを知る由もない彼、彼女らはまだ泉から漏れる光に目を輝かせ、見つめ続けている。

 

そこで泉に未だ隠れていた、ラングが顔を出す。

 

 しかし、エルフ達は彼に見向きもしないで元の生活に戻っていく…そんなエルフ達を尻目にラングはエルフの里中での活動を開始する。

 

【エリクサー】を手に入れるためだ、この男万が一のために余分にエリクサーを持っておきたいと考えているのだ。

 

 エリクサーは古城跡にあるエルフの女王像の足元にいつのまにやら置かれている事があるのをこの男、ラングは知っている。

 

故に自らの手でそれを手に入れようとしているのだが、見つかったら半殺しで済むかどうか………。

 

 まぁそれを知りつつも、そんなことを気にする男ではなく…堂々と古城跡へ向かっていく。

 

そんなラングに気付いた小さな影が1つ、先程出てきたエルフ姉妹の妹、勇者のような格好をしたリリィである。

 

リリィは勇敢に不法侵入者に立ち向かう…も、木剣を振るった瞬間簡単に受け止められてしまうと共に、何処かで聖獣精フェンリルの気配を感じた彼女はすごすごと退散するのだった。

 

 それに気を良くしたラングは脇目もふらず、古城跡へと向かう…と、今度は麻っぽい緑の服に茶色のコルセットをしたようなお姉さんエルフが出てくる。

 

 エルフ姉妹の姉の方、エルである。

 

エルが大きく構えて凄まじい風を風魔法で起こすも、意に介した様子もなく、古城跡に歩いていくラング。

 

 エルが不思議に思って何発も風魔法を放ちつつ、隠し持っていた弓で鋭い毒矢を放つとキン!という音とともに弾かれる。

 

そこで漸く彼がバリアを張っていることに気づく。

 

 長に連絡をつけ、エルは一旦引き下がることにした、その後は次から次へとエルフ達が集まりラングに攻撃を仕掛けるも、何故かすごすご引き下がる様子が続く。

 

流石にラングも不思議に思い始めて思案するも、考えをまとめるための材料が少なく、早々に考えるのを放棄する。

 

 そして古城跡に辿り着くと最後の砦とばかりに長と女王のホログラム状の姿が浮かび上がる。

 

一方(女王)はラングからして見知った顔だったので長を無視して像の足元に供えられたエリクサー100ml3本を、手に入れる。

 

 すると長が何やらフェ…なんとかとか、女王がまさかこんな男に…とか言い始めたので詳しく聞こうとすると、本来のラングに対する罵詈雑言が飛んできたので早々に退散を決めこむ。

 

 泉を越えて、エルフ達の反応の訳を思案するも…何も浮かんで来なかったので今頃ロルフとお楽しみ中であろう自らの半身に思いを馳せるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラングが思いを馳せた時、半身が待つ帝都別邸にはロルフがやってきていた!

 

彼がやってきたのはアウラウネが丁度義勇団のグループグループ其々に明日の仕事を割り振り終えたところだった。

 

 彼女は少しだけ、赤子が育つ部屋が疼きだすのを感じつつ、彼を迎え入れる。

 

既に彼の下半身はだらしない感じになってはいたが、そこには目を瞑り、ロルフの反応を彼女は見遣る。

 

 相当お喜びで、相当興奮しているところを見るにかなり溜まっているだろうことは容易に想像できたが、この状態の彼に純潔を渡そうとすればかなり痛いことになりそうなのでそれは今回見送る。

 

家に入れたロルフは、廊下に並んだ奴隷たちに気づくと少しだけげんなりした様子を見せる。

 

 それにアウラウネが反応して、彼女達のことは気にしないでいい、行為に混ざってくることもないと、彼を安心させる言葉を吐く。

 

ロルフはその言葉に露骨に安心した様子を見せつつ、一瞬ステラに目移りするのをアウラウネは見逃さず、その場ですかさず彼の唇を奪った。

 

 目移りなどするな、今夜は私と楽しもうと、そんな思いを込めながらの口づけだった。

 

そのまま彼女の寝室に移動すると、彼女はまずロルフの毛という毛をもふり始める。

 

 ロルフがたじろぐと焦らすのも悪いと思ったのかアウラウネはロルフのズボンと下着を一気に下ろす。

 

すると元気がいいものが顔を出すが、ロルフが待ったをかける。

 

 アウラウネが上目遣いでキョトンとした表情をすると、ロルフは体重を感じながらシたいと言う。

 

なるほどとアウラウネは全て脱ぎ捨て、彼の顔に跨る。

 

 ロルフはそれを退ける、アウラウネは困惑する、獣人は好きじゃないの?これと…

 

ロルフ曰くロルフ自身は下半身に然程興味はなく、上半身に興味がいく、獣人ではまず珍しいタイプの獣人だという。

 

 それに被せるようにアウラウネは問う、〝中身〟に興味はあるかと。

 

ロルフはそんな趣味はないとしつつ、獣人の中でも半々に割れると答える。

 

実は5日を過ぎているとアウラウネが気まずそうに告白すると、2度とあの体勢にはならないとロルフがきつく言う。

 

 空気が重くなってしまった…そんな空気を打ち消すようにアウラウネは彼の顔を胸が隠すように体勢を変え、彼を満足させた後、そのまま下へ下へずれ込む…

 

そうして辿り着いたモノを口に含むと…

 

※この先はR-18表現になってしまうため省略。

 

 

翌朝

 

あれから結局一晩中起きて、10回は彼の欲望を身体や口にぶちまけられたアウラウネは、さっさと出て行ったロルフに対し…好きな人でもいるのか…と勘ぐった。

 

 胸以外に股に挟んだ時が一番危うかった瞬間だったなと…勘ぐりをかなぐり捨てるように別の思考へ飛ぶ。

 

どうもまだ気分がピンクピンクしている…落ち着くために朝風呂でも入ろうと彼女は風呂場へ向かったのだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、大分時間を取られてしまったと嘆くグラコス先生に対し、カモン!妹と叫ぶラング、周りはクエスとハレルヤ以外?が浮かんだような顔。

 

 瞬間!世界の全てが早送りになり、時々それは落ち着いたりしながら、いつのまにかベル村北方の遺跡へと一行は辿り着いていたのだった。

 

一行の目の前には倒れ伏す女性の姿が…ラングの妹ラミィ、その人だった。

 

曰く、固有スキルを使い過ぎて酔ったという。

 

 ラングはそれをみて、仕方ないなーという顔をして彼女を介抱している。

 

一方グラコス先生を始めとしたクエス、ハレルヤ以外の人たちは目を白黒させるばかりで、事態を飲み込めていないようだった。

 

それを尻目にクエスは遺跡の方へと歩みを進めて…止めた、曰く天啓が消えたとかなんとか。

 

 代わりとばかりにラングのスキル欄に【天啓】が…それに対して、よく考えたらこれは要らない、天啓の声の主の元に行きたい!と、よく分からないことを宣うラングであった。




ラミィ酷使しないであげてー

キャラ投票続き

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