妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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 ステータス値について、今後は基本的に主人公のステータスのみ公表します。

 あとは、文章を書くコツ?みたいなのを掴んだり、慣れるために暫くこの体系でいきます。


第54話 聖女の聖力を溜める旅の続き

 聖女クエスが遺跡が埋まっている場所の上に立つと、地面が盛り上がり、遺跡の入り口が顔を覗かせる。

 

クエス「罠とかないかしら〜、天啓さん???」

 

 そう問うてももう、天啓は降りてこない。

 

代わりに降りてきたのはラング。

 

 天啓は警告とだけ伝える、ラングにはそれだけで十分と判断したのだ。

 

と、クエスが遺跡の穴に飛び込む、ラングもすかさず遺跡に入るとギプスを外し、妹にロープ代わりにと投げ渡し、クエスの腕を捕まえる。

 

 あなやっ!と聞き慣れない叫び声をあげたクエス…底の竹槍の罠に尻が刺さったらしい。

 

でも布が丈夫だから大したことは無い…と思いつつ引き上げるとツツツ…と流れ細くも流血が…!

 

 とにかく彼女が無事で良かったと思いながら先の空間に目をやると大岩。

 

急いでクエスを完全に引き上げ抱き抱えるとウォーターボム2発分を大岩にぶち当て、大岩は爆発四散した。

 

 ぱしんっ、と頬に衝撃、本気ではないところを見るに、恐らくは反射的なものだろう。

 

クエスは抱き抱えられた状態から脱して、土魔法の土壁を床にして先を行く。

 

 ラング達もそれに続くと、早速門番が立ち塞がる。

 

門番は6〜7m級の魔物、ブルドック。灰色の煉瓦でできた犬で、ゴルディのダンジョンの10F中ボスでもあったりする。

 

 クエスはウィップバインドを選択、ラングもウィップで合わせ、リールは糸で合わせる。

 

そうしてガチガチに拘束したところをルーンの武器召喚、ドールのフェニックスフォース、グラコス先生の身体強化魔法で削っていく。

 

ブルドック「くぅ〜〜ん」

 

 急に可愛こぶるブルドックに攻撃者達の攻撃、魔攻が鈍るも、奴が倒れるのは時間の問題だった。

 

ブルドック「」

 

 ドシンッとブルドックが倒れると、中から小さなゴーレムが出てきて、遺跡奥へと進む。

 

そのゴーレムを攻撃しようとした3人娘をクエスとラングが止めて、ゴーレムを追って遺跡の中を進む。

 

ラインハルトとヒューリッヒは万が一のためラングが外に残す。

 

 

・・・、

 

 

何度角を曲がっただろうか、ラングが体感1時間を超え始めたところで最奥の棺の前に辿り着くと、ゴーレムは中に入り、棺の中の光を授かると変形を始める。

 

………数十秒程立つと金色の輝きを放ちながら、大層な大剣カリバーに姿を変えた。

 

クエスは迷いなくそれを引っ掴むと、片手にしていた小さな聖女の聖杖と組み合わせる、すると聖杖が剣の柄となり持ちやすくなった。

 

クエス「天啓が前もって教えてくれたのはここまで」

 

 クエスが寂しそうに、しかしどこか清々しい感じでそう言う。

 

そこでラングは1人ごちる、

 

ラング「天から見放されたか………(まぁ中身が中身だし…)」

 

と………。

 

 

・・・、

 

 

 遺跡から出て、一行が暫く休むとまだ行っていない場所があるとラングが言う。

 

ここで怪奇な表情を浮かべたのがクエス。

 

クエス「貴方…もしかして【天啓】を…(奪って〜)!!」

 

何やら勘違い?でもしているのか怒るクエスを尻目に、3人娘やグラコス先生は何がどうなっているのか分からない様子。

 

 まぁ3人娘達の反応は当たり前だ、固有スキルである天啓が人に移ったなんて事、誰が信じるだろうか。

 

クエスは口を噤むしかなかった。

 

ラング「妹?」

 

ラミィ「無理。」

 

 硬い表情で断りを入れるラングの妹、ラミィ。

 

そう言うことは最初から分かっていたラングは勝手に聖剣カリバーを引っ掴むとクエスの腕を掴み…

 

クエス「!?」

 

ラング「聖剣カリバーは制天の剣となりて空をゆかん…」

 

そう唱える、すると2人はその場から消えた。

 

 

・・・、

 

 

 遥か上空、6000m付近まで、急上昇した感覚に襲われつつ到達したクエスとラング。

 

クエス「貴方、やっぱり天啓を…?!」

 

 再度急上昇する感覚、その感覚を齎す源は聖剣だ。

 

そして……………天空の都へと無事辿り着いた!

 

レイア「ラング!!クエス!!よく来た!!寂しくて先生死んじゃうところだったんだ!!いやー、本当によく来たな、どうやって来たんだ?」

 

 そう色々詰めてくるポンコツ喪女をかわしつつ、クエスに聖なる力を高める儀式の続きを促す。

 

クエス「私、ここからどうするなんて教えてもらってないわよ〜?」

 

ラング「何、最後は聖剣を使って思いっきり闘うことで聖気を集めるのさ」

 

 その言葉を受け、瞬間クエスはレイア校長………ではなくラングに切っ先を向ける。

 

ラング「なんで?」

 

クエス「貴方が【奪う】からよ〜…」

 

何故だか殺気マシマシで襲ってくる。

 

それを余裕で受け止める…と見せかけてふっつう〜に、胸にぶっ刺さる大剣。

 

 叫び声をあげるラングとレイア校長…だったがそれはまやかしに過ぎず、クエスの背後から超威力ウィンドが襲う。

 

ラング「残像拳!!なんて…おりゃ、隙ありだぞ!」

 

クエスは吹っ飛びながら体勢を整え反撃に移ると、ウィップ、ウィップバインド、サンダー、ファイヤー、アイスウェーブを順々に放つ。

 

 アイスウェーブ、この大陸の人の特徴として、ビームのことをウェーブという文化があって、これは他ではアイスビームだなぁと呑気に思うラング。

 

勿論?全部食らった。

 

一気に瀕死になってしまったラングは最後の手段としてマインドブレイクを狙う。

 

 あの精神世界の闇に沈む感覚を受けた自分なら、出来るはずと咄嗟に思いついた凶悪な精神攻撃、それは相手の精神を一時的に闇に閉ざすことだ。

 

ラング「マインドブレイクッ!!」

 

しかし、光の化身?聖女クエスには全くといっていいほど効かなかった!

 

ラング「ちょっ、待っ」

 

聖剣カリバーが深々と自身に刺さる場面を見たような気がしたとき、ラングはレイア校長に抱かれる夢を見た…

 

レイア「大丈夫か、生徒同士の殺し合いなど、見てられん!」

 

ラング「夢じゃ無い…現実ぅ〜!!(某カリスマヘアアーティスト風)」

 

レイア「今度は私とヤれ、クエス。」

 

クエス「あら〜、光栄ですわ〜」

 

 今度は女2人の対決が始まる!!




うーん、書き方、こんな感じかな?

キャラ投票続き

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