妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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もう…終わってもいい、だから…ありったけを…とか言いませんよ?賢将トロールは…。


第59話 対 ルミア&魔王 幹部 賢将トロール

 マリオネット(超糸玉)撃破後

 

 

 ラミィの気配散らしのおかげで、ラングはこれ以上の辱めを受けることなく魔術堂を後にし、上空に向かうも…激しい光と爆発の中、終わった瞬間に立ち会っただけだった。

 

そんなラングの姿にボルテが気付き、ついでクエスが気付く。

 

 ラングが元々の貴族の服を着込んで上空に向かう間に全てを決めてしまった2人。

 

そんな2人を眩しく感じながら、褒め称え、自分は微力ながら別の本体を倒したことをラングが伝えると、意外にもクエスから投げキッスなんかを貰った。

 

 僅かに頬を赤くするラング、見る人がみたら既に惚れているような様子に取られるだろう。

 

さて、後は賢将トロールだけだと意気込むクエスにラングが連戦はキツいと待ったをかける。

 

ボルテ「奴の討伐にはガトーのやつがもう行ったぞ?」

 

 そんなボルテの言葉に若干血相を変えて、クエスがガトーが何処に行ったのかボルテに問い詰める。

 

ラングはそんな彼女の様子を見て、逆ハー連中に本当に惚れている…んだなと何故か残念そうにする。

 

 この彼の反応は別に彼女に惚れているからとかじゃなくて、其々クエスと結ばれない場合にくっつく相手がいるだろうことを頭に思い浮かべてしまった故のこの反応である。

 

ボルテ「地下に行ったけど?」

 

 ボルテのその言葉に返す言葉も無く、学校地下ダンジョンへ向かうクエス。

 

後を追うラング…と、ラミィ。

 

ラミィ「兄貴…さっきの投げキッス…照れてたね…」

 

 まずい、妹がメンヘラorヤンデレモードに入りそうだと思ったラングは正直なところを話す。

 

変に誤魔化すと後で更に悪化することがあるから。

 

 実際彼女ができたのにも関わらず誤魔化したりしてらみに伝えなかったところ、料理に洗剤などを入れられたことがあったりする。

 

ラング「うん、ごめん、ちょっと照れちゃった」

 

ラミィ「そ、しょうがないよ、兄貴も男の子だもん、でも私も見ててよね?」

 

ラング「それはもちろん妹だから、見るに決まってる!」

 

 なんとか兄妹仲の危機は去ったけど、ガトー皇子の危機は去っていない、さっさと向かわないと…と、思うラング。

 

 

 えいま学校地下ダンジョン

 

 気付くと隣にドールに似た、しかし見覚えの無い綺麗なお姉さまが〜と思いつつ、前方に気を張るガトー皇子。

 

ガトーの隣にいるお姉さまはララーである。

 

 実はこの2人、クエスがガトーと関わらず、尚且つギラン・ズールor片翼の天使が生き残るような選択をすると、最終的に結婚しちゃったりする2人だったりする。

 

そこに襲いくるアイアンアントの群れ、群れ、群れとトロール。

 

 即座に対応するような構えをそれぞれ取り、魔物たちを迎え撃つ。

 

それにしても数が多すぎて、対応しきれる気がしない。

 

 そこに強力な魔力を放つ魔族も加わる………ルミアだ。

 

ルミアはマリオネットによって賢将トロールの始末を頼まれていた、しかし取り逃して、今、ここにいた。

 

 ガトーは皇国最高峰の職人達が作った先端が二又の紅き槍、ロンギノスを握りしめルミアと対峙。

 

ララーは大量に押し寄せるアイアンアント、デザートキャタピラー、さらにはトロールに瞬身織り交ぜた攻撃で対処。

 

 魔物たちの方はみるみるうちに減っていくが、ルミアの方は全くと言っていいほど体力が減るような様子はない。

 

大量の火の玉(ファイアボールⅣ)にガトーが攻めあぐねているからだ。

 

 そんなガトーを助けるべく、魔物を更に勢いよく片付け始めるララー、しかし集団に使えば無双!単身に使えば無敵!な瞬身殺だけはまだ使っていない。

 

そんな力をセーブした様子を察知したルミアはララーを強く警戒しつつ、ガトーを追い詰め始める。

 

 そして徐々に、ガトーの騎士服や肌が焼かれ始める。

 

そんな中…周りの総勢800体を超える魔物たちを倒し、或いは退けさせたララーは、ガトーと共闘体勢に入る。

 

 ルミアは次々繰り出される槍と剣に次第に追い詰められ、肩を切られたところで…、

 

魔族としての真の姿を現す!と、ブラックバーニングというルミアオリジナルの魔法で、見えにくい暗闇の炎を放つ魔法を唱える。

 

 そこからは、今度はララーたちが追い詰められる展開だった。

 

超高温の暗闇の炎に触れないようにしつつも、時たま飛んでくるファイアボールⅣを避け続け、更に相手に攻撃しないといけないという状況に2人は陥った。

 

 そこでガトーはサンダースピアとという遠距離投擲魔法を放ち始め、この状況からの打開を図る。

 

ララーも遠距離魔法サンダーボルトⅤを放つ。

 

 しかし涼しい顔をして、ルミアは放たれた魔法をすり抜ける。

 

どんなに遠距離魔法を放っても彼女に当たることは無く、ジリジリと追い詰め返される2人。

 

ルミア「くたばれ、ニンゲン」

 

ガトー「まずい………っ、誰だ?!」

 

 そこに………突如として、モリエール・ケイトとシュタイナーが加わる!!

 

 ケイトが放った十字の光が照らした先にシュタイナーが手裏剣を投げると暗闇の炎に当たり、血飛沫が舞う。

 

 ケイトが放ったのはグランドクロス、威力を絞れば隠れた相手を炙り出すことなんかもできる本来は超威力の光魔法である。

 

 幻のルミアは消え去り、暗闇の炎に化けたルミアが姿を現すと、指パッチンで魔物を呼び寄せる。

 

またも大量のアイアンアント、しかもAGIだけが異様に高いゴールデンなやつが押し寄せてくる。

 

 そこはシュタイナーとララーと、いつのまにか来ていたアサリ、イザヤ等が対処、ルミアにはケイトとガトーが対峙する。

 

ルミアは三日月型に大きくえぐられた両の肩を治すのに、大分魔力を使ってしまったようで、先程のようにファイアボールを連発して飛ばすこともできない様子。

 

 そこにトドメとばかりにケイトが全力でグランドクロスを放つ。

 

ルミア「っ、く、クソぉおおおっ!!!!」

 

辺りは眩い光に包まれる…。

 

 

・・・、

 

 

 更に地下、入り組んだダンジョン故、ガトーとは巡り会わないまま、クエスはダンジョンの階段を下っていた。

 

そこにルミア撃破の報せがラングから齎され、降りていく階段から遥か後方を見ると、いつのまにやら土埃だらけのルミアを背負っているラングの姿が…。

 

 まぁラングは吹き飛んできたルミアを偶然キャッチし、撃破されたらしいことを知っただけ。

 

しかしクエスはその様子に出来レースを疑い始めた。

 

ルミアは最初からこの状態だったのではないかと、それでもってラングとグルではないかと。

 

 やられたふりをして、両者結託して背後からクエスを襲うのではないかと…。

 

※この勘違いを起こしてしまった訳はラングが天啓を奪ったと彼女が勘違いしているところから始まっている。

 

 

 地下ダンジョン最奥部

 

 ここに佇むは、先程マリオネットを看取った?賢将トロール、その魔族である。

 

賢将トロールはトロールには珍しく、非常に賢く、非常に強力な魔法を使える。

 

 しかし、彼のその強さの真価は魔法で発揮されるものではない。

 

この短時間で自分のところにも敵が雪崩れ込んでくることを恐れた賢将トロールは、大量の魔物や罠を適当にダンジョン内に配置し、時間を稼ぎ、魔力を溜めに溜め始める。

 

 だが早々に彼が用意した魔物や罠を突破して、迫ってくる大量の気配を感じる。

 

賢将トロール「まさか、もう来たのか?!まだマリオネットが倒れて30分も経っておらんぞ?!ルミアは何をやっておる!上手く配置してやったというのに…」

 

アウラウネ「ふっ、やはりここにいたか…」

 

アサリ「で す ね。」

 

イザヤ「ビンゴ!」

 

他多数のメイド姿のものが最奥部に雪崩れ込んでくる。

 

 ここにくるまでに、ルミアが呼んだ大量の経験値等を落とすゴールデンアイアンアントを、シュタイナーらと共に大量に屠って来たアウラウネ達ドラゴンバスターズは、最早化け物集団と化していた。

 

そして先を行くラング、クエスを抜き去り、最初にここに辿り着いてみせた。

 

ここまでのことは先の展開を大体知っていた、アウラウネ(ラング)の計算通り。

 

実は実は…メイドらをグループ分けし、其々色んなタイプの魔物と戦わせ…、

 

 ルミアがここでどんな魔物のゴールデン個体を呼び出しても大量に経験値をせしめ、全員大幅Power upできるように既にレールを敷いていたのだ!

 

ゲームだと大半に逃げられるところを大勢で囲み袋叩きぃ!!

 

今回はまんま、ゴールデンアイアンアントだったのでグループ分けは必要なかったまである。

 

 そこにラミィの力を借り、一気にクエスの横を通り抜けて来たラングも到着、賢将トロールを皆で取り囲み危機感を煽りに煽る。

 

ラング「さぁ、もうあんたも終わりだ、マリオネットに続き速攻で倒してやる、なぁ?皆!」

 

 そうラングが言うと、普通ならば彼に対して返事もしないであろうメイドたちは「おぉー!!」と声を張り上げる。

 

アウラウネの旦那(仮)の言葉ということで無理にでも返事をしなければ、アウラウネに捨てられるとでもこの場に集ったメイド達は思っているのだ。

 

賢将トロール「さてと、どっこらしょ。魔力は急拵えとはいえ、今まで集めたものを併せて上々!」

 

 来たか…とラングとアウラウネは覚悟を決める。

 

賢将トロール「貴様らは大勢、しかも皆が手練れ………に対してわしは1人………ちといじめが過ぎんかのう?」

 

アウラウネ「御託はいい」

 

ラング「さっさと来い、なんだビビってんのか?」

 

賢将トロール「ふっふっふ……………わしを怒らせたいのならもっと言葉を選ぶんじゃな、しかし……………敢えて乗ってやろう、【転化】!賢さと魔力を犠牲に…………」

 

圧倒的なパワーを!!と言ったところでクエスが現着、後は皆を全力で退散させた後、クエスが彼を一方的に殴るだけ。

 

ラング「いや…正確にはクエスのゴーレムが…だけどね。」

 

クエス「ん?………あー、大体察したわ、サモン!ライドゴーレム!」

 

とラングがここに来たメイドらの避難の準備をしつつ、1人ごちるとクエスが大体を察してゴーレムを召喚する。

 

 残念ながらどこぞの小説とかだったら、この後の極大(50m級)トロールが暴れるも…、

 

全然打撃が効かないカリバーを持ったゴーレムに全く歯が立たずにやられる描写は全カットかも。

 

 …と、ラングはメイドたちと逃げつつそんなことを思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賢将トロール、クエス(ライドゴーレム)により撃破!!!




はい、賢将トロールとゴーレムの戦いはぐずぐずになるので全カットで、賢将トロール撃破です!

キャラ投票続き

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  • テル・ミナ・ボルテ
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