妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
と、突如、糸が周囲に飛んでくる!オレと父さんはそれらをなんなく避ける。
ついで遥か後方から叫び声、そっちを見ると、魔物の群れだ。
モンスターパレードに後方に退がった兵達が引きずられている。
それらに気を取られていると…前方からまたも凄まじい衝撃波!!周りの兵の殆どが、再び吹き飛ばされてしまう。
オレと父さんは凄まじい今までの衝撃波を何度も耐え抜き、今残っている残りの王国兵たちを数える…と、約半数も減っていた。
当然、いきなりこんなにも減ることを想定も出来ていない王国の指揮官らは罰を恐れて逃げ出す!
彼らは亡命のための準備をこれからして、後々皇国に降るかもしれない。
すると、父さんが大きな筒を担ぎ、不自然に北方に逃げる一団を発見、オレは追跡してみようと言い、追跡を始める。
もし彼らが敵にまわったら、オレたちだけではどうにもならないかもしれないが、そうなったらそうなったで、逃げればいい。
そう思っていると、父さんを筆頭に1万人ほどの精鋭の王国兵達が着いてくる…、持ち場を離れれば処刑は免れないというのに…彼らは着いてきてくれるようだ。
丁度、不審な動きを見せた一団も1万人ほど、何かあっても彼らと共に戦えばいい、よし、皆で追おう!
・・・、
戦場 前線
アウラウネ「くっ!!!!!不意に一発くるとは………ビックバンとは別の???」
ボンッ!!!
ラング(精神飛び中)「んぁがっ!!」
ラインハルト「何か壊れたけど大丈夫?!」
ヒューリッヒ「ラングのやつ、破片食ったぞ?」
アウラウネ「え(レールガンがっ?!?!?!)も、もう来ないでくれよ?」
・・・、
それから1日が経過。
途中、戦場に来ていたのか、剣闘士の少人数の集団も巻き込みながら、王国と皇国の国境付近を北方へ上がっていく不審な集団をばらけながら追う。
そうしていると、西側から角笛の音、剣闘士の1人が持っていたもので、何か有れば吹いて知らせると言っていたので、何かあったのかとそちらへ向かう。
すると、ペガサスの集団が飛び立つのが見えた。
あれは………聖教の神兵達だけが乗り物として使う聖馬………それに乗っているということは、彼らは聖教の神兵だったのか?
だとして、何の目的で………とオレが考えていると、誰かが山脈に隠されていた動く城を発見、5千人あまりの兵達と乗り込む。
剣闘士、残りの王国兵、オレもそれに続く。
………収容人数は6千人くらいか、残りは悪いけど、兵站が持つ限り、行軍してもらおう。
・・・、
更に何日か経った頃、聖教と皇国、王国の境が交わる場所にオレたちは動く城を動かした。
勿論、何があってもいいように、既に殆どが脱出済みのデコイだ。
すると出てくる出てくる、前に戦場で見た兵達の一団が………。
神父「こんなものをけしかけて、何奴だ!!」
ライル「それはこちらの台詞、なぜ神兵達を皇国、王国の戦場へ?あの筒はなんだ!!」
神父「不完全だが、魔導砲だよ…これを使って戦争をコントロールするためだよ」
神父「此度は王国側に勝たせたかったからな!」
ライナス「一体何のために?…普通に考えたら、聖教のあんた達が戦争に参加するメリットなどないでしょう!?」
神父「…神のためだ。信仰のためだ。私達のためだ。」
ライル「大陸の国々が戦争を続ける限り、神を必要とする人は増える…か?」
父さんがそこまで言うと、神兵達が攻撃する構えを取る。
それは父さんが構えたからで、父さんは言う、イオ様の件、彼女だけに贅沢三昧していた罪を被せて自分たちは関係無しか?!
神を必要とする人々の信仰からくるお布施で、お前達もかなり贅沢な暮らしをしているだろうに…と。
神父はそれに対し、まるで神は死んだとでもいうように、聖教が所有する教会の、シンボルレリーフ(女神)を破壊する。
そして神として民衆が崇めていたのは、これだ!と妖しい壺を何処からかとりだす。
そこまで見せるということは、オレたち全員をここで消すつもりなのだろう。
これには封印された強大な力を持つ妖(アヤカシ)が入っているという。
この状況下でそんなものを持ち出すか………彼ら聖教にとっても厄介な者に違いないのに………。
父さんは神父を止めに入る。
神父「まやかしでも何でもいい、神よ、我々に力を………」
この神父、勝たせるはずの王国側が魔王配下の邪魔が入ったとはいえ、大敗して焦っていた…。
故に無謀な賭けに出た。
瞬間、壺はひとりでに割れ、世界は暗転した…。
空が地に、地が空に………世界が崩壊したかのような錯覚に陥る。
ペガサスは地となった空に落ち、羽を畳み、黒く染まっては聖なる馬から邪悪なる馬に変貌を遂げる。
神父らは妖力に縛られ、最早自らの意思を失っているようだ。
神父らと黒馬は一斉に風の魔法を放って来る、これは全滅必至か…!?
「バリア!!」
と、思ったが、誰かが広範囲にバリアを広げて、我々を守ってくれた。
誰か分からないが助かった!!
バリアの中で力を溜め、複数の敵を相手にする覚悟を決めた後、黒馬と神官たちの中に飛び込む。
…瞬間、遅い来る魔法、魔法、魔法。
それらを闘気を纏い、両腕を牙に見立て突き出す、ウルフファングでいなしていく。
目指すは妖に取り憑かれたらしい神父!
神父に辿り着くと強力な風魔法をいくつも放ってくるが、適宜変形させたらしいバリアでオレは守られる。
おかげでほぼゼロ距離で何発もウルフファングを当てることができた。
神父はもう死に体だ。
そんな神父は急に逃げ出し、逆さまになった聖教の本拠地、大聖堂へと入っていく…。
それを追おうとしたら、武神官、エリザベータとドッゴラ。
エリザベータは筋骨隆々の女僧侶といった出で立ち。
ドッゴラは剣闘士の格好をした、これまた筋骨隆々の3mはある巨漢。
どうやら足止め役のようだ。
オレが2人と戦っているとそのうち、エリザベータには黒衣の男、ドッゴラには父さんが付く。
父さんはともかく、黒衣の男の正体が分からない。
…分からないが、此度参戦してくれるのは助かる。
・・・、
逆さ大聖堂内
神父(妖)の気配が大聖堂内部でも一際大きい懺悔室と祈祷室を合わせたような大きな部屋にあるのを感じて、そこを目指す。
「キャッキャッキャ………ここまでのパワーを得ることが出来るとは………誰だか知らないが、古の巫女に封印されたワタシを神として崇め奉ってくれたみたいだな」
………中に入ると、今まで見たことのない雰囲気のとびきり美しい娘が神父から飛び出してそこらを飛び回っていた。
ただ…その娘の背中からは二対のハエのような羽が生え、頭部に覗くは小さな一対の角。
衣服は、彼女の目の色と同じ、赤に染まったヒノモトのものらしき儀式用のもの(元々は白装束)を着ている。
そこから覗く四肢は、幼さを残しながらも、艶やかで、それは万人を魅了することだろう。
一見あどけなさがのこる美しい娘だが…、この場では倒すべきアヤカシ………容赦など一切するつもりはない。
「んーー???敵意を感じるぞ、そこのお前、ワタシを倒そうなどとは思っていないだろうなぁ?ワタシは天邪鬼…だがただの天邪鬼ではない…」
「通常の天邪鬼は言動が時々逆になる程度だが、ワタシはそれとは違って、自分の妖力で空間を支配し…」
「その空間の中で色々なものを逆さまにできる特別な天邪鬼…アマノジャック!!(たった今自ら名付けた)」
アマノジャック「この空間からは…最早脱出不可能よ!!お前らには全員ワタシの傀儡となるか、それとも死するか、それしか選択肢はない!!」
「もう勝ったつもりか、そういうのは弱者言う台詞だ。…我が呼びかけに応え、その身を顕せ…、近くにいるんだろう?一部観測網を乗っ取ったから分かる」
アマノジャック「何か喚びだそうとしてるな?邪魔してやる!」
黒衣の男が不出来な召喚紋を床に書いていく、そこにアマノジャックの邪魔が入り、紋は完成に至らない。
「…」
アマノジャック「こいつ、ワタシの攻撃がすり抜ける、霊体か?それならそれでやりようはある」
邪魔のために降りてきたアマノジャックに、オレはウルフファングをぶっ放す…も、何故か自分がダメージを負う結果になる。
黒衣の男の召喚は失敗した…が、書いたのは格好だけだったようで、何者かがこちらに向かってくる気配がしたかと思うと、アマノジャックに襲いかかり、大怪我を負った。
♯「どういうこと!?攻撃が反射される!!」
………でかい、現れた存在を見て、そんな感想が漏れる。
大きさこそ違えど、彼女?…は、フェンリルに違いない。
「時間切れか…」
と、突然黒衣の男の姿が消えた。
時間切れ?…その発言の訳は霊体だったことと何か関係があるのだろう。
取り敢えず、通常30cmと伝えられているところ、6mもあるフェンリルと共闘する姿勢を見せると、フェンリルもオレに応え、力を貸してくれるようだ。
攻撃が反射されるならば、回復はどうか…ここに回復役はいない。
だが諦めず攻撃の隙を窺う。
アマノジャック「無駄だ、無駄、それっ」
左右の感覚が逆転する。
アマノジャック「それっ」
前後の感覚が逆転する、と、背後から蹴りを喰らう。
厄介な…。
フェンリルは何かを考えているよう…。
フェンリル「………召喚門を使ってやつのもっと内側に飛び込もうかな」
このフェンリル、主も無く、勝手に召喚門を自由に開けるようだ。
奴に飛び込むその役…オレが引き受けよう。
フェンリルはオレの目を見ただけでその考えを読み取ったようだ、すぐに準備に入る。
アマノジャック「もう飽きたな…、さっさとひっくり返って死ね」
フェンリル「召喚紋記入!!」
フェンリルが後ろ向きのまま、尻尾で器用にアマノジャック自体に召喚紋を描き入れる。
アマノジャック「む?ワタシの体に召喚紋?!」
気取られる前に、やつに渾身のウルフファングを当てられれば、それで終わる!
フェンリル「開くぞ!」
シュイイイン…
アマノジャック「ん、ま、まさか?!」
気付くのが遅いっ!!オレは既に召喚門に飛び込み、溜めに溜めていた闘気を纏った渾身のウルフファングを、感覚的にゼロ距離より近い距離でやつに叩き込むっ!!!
ライナス「ウルフファングッ!!!!!」
ズガッッッッ!!!!!
アマノジャック「ぎぃやあああああ!!!?」
フェンリル「空間支配が解かれた!トドメは念入りに、グランドクロス!」
アマノジャック「」消失
ライナス「やったな、うん?」
フェンリル「行くところがある、さらばっ!」
ライナス「行ってしまった…」
彼女は大怪我をしたにも関わらず、平然とした様子で、この戦いが終わったとみるやいなや、何処かへ駆けていった。
さっきの黒衣の男の元に行ったのだろうか?
とにかく、ここは終わったが、まだ外で戦いが続いているかもしれない、加勢しなければ…。
俺が外に出たとき、大聖堂以外のすべては動く城…父さんによると城ゴーレムというゴーレムに吹き飛ばされていた。
………父さんが言うには、賢将トロールが、ベリアルの叔父が国防のために作りあげたこのゴーレムになんらかの仕掛けを施していて…、
それが発動したからこの結果になったのだろうとのこと。
父さんたちは敵であった神官たちと今、城ゴーレムを止めるため手を取り合う。
………流石に無理があったのか次々と倒れ伏す皆………。
と、そこに………
ラミィ「何か感じたから、途中で降りて、こっちまで来たけど…」
アウラウネ「聖教と城ゴーレムか…(何かしらこのエピのフラグ立てたっけ、まさか本体が…?)」
棺「」
アウラウネ「…まぁいい、ラミィ?」
ラミィ「吹っ飛べ!!!シューッ!!!」
城ゴーレムには効果が無いようだ…。
そうだ、近くにはあれがあったはず…!
それを彼女らに伝えると、すぐさま戦場でも会った紅髪の女がまだ残っていたものたちも使って魔導砲を持ってきた。
アウラウネ「ラミィ?」
ラミィ「これを?うん、やってみよう、スイッチ入れて………エネルギー充填120%!!シューッ!!!」
彼女の掛け声でエネルギーが溜まった魔導砲そのものが城ゴーレムへ放られるようにして飛んでいく。
城ゴーレムは地上で生き残っている兵たちに気を取られ、魔導砲に対処が遅れたのか、ガードすることもできずに、人間でいえば右肩にあたる場所に魔導砲がぶつかる。
直後…
ズッガアアアアアンッッッッ!!!!!!
物凄い音と衝撃の後、城ゴーレムの体は崩壊していった。
そしてその後、神父が倒れているのが見つかったのか、神官達が降伏。
城ゴーレムとの戦いで、元々着いて来ていた王国兵らには2百人前後の犠牲が出たが…、最終的には我々は聖教に勝利した!
アウラウネ「帰るぞ」
ラミィ「うん…」
やったぜ☆
ここで永続的なキャラ投票のようなものをします(参考にするかもしれません)
-
ザック・リック
-
ハーマン・ルーン
-
キャビアス・リール
-
アウラウネ
-
モリエール・ケイト夫人
-
ドゴール・ウェット(正体は???)
-
モリエール・ラミィ
-
アサリ
-
ティア
-
ドレイモル
-
グリフィン・リアン・クエス
-
ハーピィ
-
レオナルド
-
アルニマ・ステラ
-
イザヤ
-
フェニックス・ララー
-
ウィッチ・ド・アルバータ
-
フェニックス・ドール
-
ベリアル
-
グラコス先生