妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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第4話 爵位と教会と主人公と…

モリエール邸

 

 

1階客間

 

セバスチャン「坊ちゃま、急に痩せて…」

 

ラング「父様とこれからのことを考えたらね…(実は脂肪をちょっとずつ周りの人間に【付与】した)」

 

セバスチャン「それにしても痩せすぎでは…」

 

ラング「僕ちん…はもうやめた、俺が気にするなといったら気にするなセバスチャンよ」

 

セバスチャン「は、はい………それと後継する爵位のことですが………」

 

ラング「あぁ、それ?要らないよ」

 

ドレイモル「よ、よろしいのですか?紳士(最低位の爵位)のわたしが烏滸がましいかもしれませんが、その…爵位を…後継者の立場を放棄して…」

 

ラング「別に〜?父様が築いた栄光なんて興味ないし、何より領地運営なんて面倒臭そうだし(というか元高校生の自分にはできそうにない)」

 

セバスチャン「坊ちゃま、お考え直しを…」

 

ラング「それでここの邸宅は売っぱらって、その資金を元手に別邸を英雄魔術学校周辺に買って、限られたメンバーと一緒に移ろうかと思ってる」

 

ドレイモル「またまた急な…」

 

ラング「急に父様が亡くなったんだもの、準備も何もなく領地運営なんてできる?」

 

アウラウネ「できない」

 

セバスチャン「先程から同席していらっしゃるこの方は?」

 

ラング「アウラウネ、俺の新しい専属メイドさ」

 

ドレイモル「アウラウネ、宝剣と同じ名前ですな」

 

ラング「あれ、知ってる?家の代々の宝剣なんだ、名を借りた」

 

アウラウネ「元貧民の身、私には名は無く、ラング様に与えられた名を使わせてもらっている」

 

セバスチャン「いつお知り合いになり、いつやってこられたのですか?」

 

ラング「そ、それはその、あれ、あれだよ…ほら、ねぇ?」

 

アウラウネ「そのような反応だと怪しまれますよ、私とは皇国のパーティの後移動の最中立ち寄った街で出会ったのです」

 

ラング「あぁ、そうなんだ、それで連れて行こうかと思ったんだけど、自分で行くから良いと…」

 

セバスチャン「彼女が訪ねてきた報はありませんが?」

 

ラング「ほ、ほら、見せたでしょう、あれ(手品)、あれで寄越してバレないようにいれた」

 

セバスチャン「………どうしてそのような」

 

ラング「だからさ、父様にバレたくなくて…ほら父様綺麗所に目が無いから…」

 

セバスチャン「なるほど、それで…」

 

ラング「それで彼女、教会に行ったことがなくてさ、一緒に行こうと思うんだけど、連れてってくれない?」

 

ドレイモル「はい、わたくしめがお送りしましょう」

 

ラング「ありがとうドレイモル」

 

 

教会

 

ドレイモル「着きましたよ」

 

ラング「あいたた、馬車だったから腰が…」

 

アウラウネ「ラング様、あれは……」

 

ラング「ん?ク、クエス(主人公だ!)」

 

ドレイモル「お知り合いで?」

 

ラング「まあ、そんなところ」

 

クエス「ん〜?あれは…何処かで見たような…いえ誰でしょう?」

 

ラング「忘れたのかい?ラングだよほら、リールに豚豚言われてた」

 

クエス「あ〜そういえば、いましたね〜パーティに、でもすぐに抜け出してしまったからあんまりお話もできませんでした…しかし、ちょっと見ない間に痩せすぎなのでは〜?」

 

ラング「急な心労が祟ってね…(元がモブだからやはりイケメンにはならずそこらにいそうなモブ顔になっただけというね)」

 

アウラウネ「測定に行かないのですか?」

 

ラング「測定には行くよ、クエス…さんはどうして教会に?」

 

クエス「…入学前に再度測定に来ただけです」

 

ラング「そうか、俺もそんなところ、まだ10日あるからね」

 

クエス「入学するつもりなの〜?」

 

ラング「うん、出来ればだけど…」

 

クエス「じゃあ色々頑張らないとね〜、あら余計な一言だったかしら〜」

 

ラング「だ、大丈夫だよ(ふわふわほわほわしてるけどデフォだと結構残虐、辛辣なところがある主人公クエスだからなぁ…う〜ん…この感じだと嫌われてるんだろうなぁ…)

 

測定所

 

神官「ではこの石板に両の手を」

 

鈍色の四角いバスマットくらいのサイズの石板に両手をつけるアウラウネ

 

アウラウネ

 

持っている属性

 

火、水、風、氷、土、木、光、闇、無の全属性

 

ステータス一覧

 

Lv.1

 

後同表記

 

神官「石板に表示されたステータスは表示されましたか?他人には見えないもので…」

 

アウラウネ「はい、ありがとうございました」

 

ラング「ついでに俺も」

 

神官「………ではラング様、お手をこちらに」

 

ラング

 

持っている属性同上

 

ステータス一覧

 

後同表記

 

神官「終わりましたか?さっ、お帰りくださいませ」

 

ラング(ねぇ、これ早く帰したがってない!?)

 

 

測定が終わった俺たちが外に出ると…

 

ドレイモル「終わりましたか、ではわたくしめはこれで」

 

ラング「え、帰りは…?」

 

ドレイモル「お知り合いがお送りするそうですよ?」

 

ラング「?」

 

ザック「やぁ、僕が送って行こう」

 

ラング「お前蒸気自動車運転できたのか…」

 

ザック「このリック・ザックに任せなさい、ふふっ」

 

ラング(なにこのメガネ、自分の蒸気自動車を自慢したいのか)




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