妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
第1話 宝剣 アウラウネ ②
ラング死亡から数時間後、モリエール夫人邸
アウラウネの部屋
本体は馬鹿すぎる!
私は死んでもただの剣に戻るだけ…だから全力で、死なない程度に本体を痛めつけて、本体がしようとしていた、その役割を…私が担うつもりだったのに…。
アイツ本気で殺しに来るんだもん…、それでいて、最後にはエリクサー置いていくとか…なんなのあの安本丹。
そう脳内で毒づくと、アウラウネは未だに引っ付いて離れないラミィを抱き寄せる。
大丈夫、俺はここにもいる…、ここにもいるよと言いながら、アウラウネはラミィを宥め続ける。
アウラウネも半身を失ったような喪失感は消えそうになく…執務に影響が出ることを心配して、ザック家に先程ヘルプを頼んだ。
すると若い、仕事のできるオレ様系セバスチャンがすぐにやって来たので、高給料を約束して、即採用する。
現時点から彼にはこの家を仕切ってもらう。
アウラウネはとてもじゃないが、そんなことができる精神状態に今はない。
すると、彼は即座に問題を見つけ、報告してくる。
曰く、多額の脱税の疑いがある資料が出てきたと。
それはあれだ、デブールが重税強いて巻き上げた金のうち隠し持っていたやつだろう。
勿論後任のアウラウネにも脱税の責任はかかってくるのだが、そこら辺の資料には食指が伸びなかった。
中身高校生だもん、難しいことは分からん、税理士呼んでこい!とアウラウネは思うも、当てになる人物がいるわけでもなし。
取り敢えず長期に渡る脱税のため、後任とはいえアウラウネも、脱税に関わった者として、逮捕されることからは逃れられないだろうことは想像できた。
独房もいいけど、その前にララー、シュタイナーをはじめとした者たちに、メイドらも加えて、皇国や王国の腐敗した連中を斬ってもらう指示をしなければとアウラウネは画策する。
まずは奴隷推進派のイマール、そして皇国内の奴隷商達。
ドレイモルは人材派遣会社に転職済みなので殺される心配は要らない。
大体彼らを締めれば、今後大きなゴタゴタが起こる事も少ないだろう。
あとは…隠れて魔王を崇拝している魔族どもも斬ってもらおう。
それと、アルバータの魔女国国王返り咲きの件も…、
と、魔女国のことも画策しようとするアウラウネだが、それは当人がどうにかするだろうと思い直してそこは任せることにする。
それから1週間後、無事魔女国の魔女王にアルバータが再臨したと報せが、それと共に憲兵への出頭要請。
そこに合わせるように、本体の側付き(未婚だが妻扱い)として帝都の葬儀場で葬儀を主催…既に本体の遺体は回収して地下の死体安置所に隠してはある。
葬儀には本体の装備品等を入れた覗き穴無しの棺だけを用意する。
喪主をやっている間はさすがに憲兵も出頭を強制しないため、そこを利用して、独房入りを先延ばしにしたい思惑もある。
葬儀には当然誰も来ない………とラミィが暴れるし、ケイトが不憫に思えたので頑張って、前々から幾らか召集をかけておいた。
ドラゴンバスターズのメイドらは当日すぐに来た。
3人娘も何故か来たが、リールだけ様子が何処かおかしかった。
ララー、シュタイナーは来て当然。
意外や意外、ど う し て か 悲しそうな様子のクエスも来た。
奴隷どもとイオも来た、こいつらは来て当然。
アルバータ………アルバータ魔女王?!?!?!
レイア校長…も当然か。
シャッテ…何故?シャッテ皇女様は本当にどうして来たのかわからない。
分からないといえばリオン王女も、シャッテの付き添いだろうか。
そしてエルフ様に………エルフ様?!?!?!
ドラゴン娘たちは………まぁ自由にしている。
そして憲兵に捕縛されているラビラビも来た。
そこまで呼んだ覚えはないのだが…覚えがない人達はもしかするとラミィやケイト母様が呼んだのかもしれない。
ハレルヤきゅん♡♡♡………も来た。
リルルルドワーフ姉弟も来たが、興味が無さそうだ。
ロルフ…♡も来た。
そうしたら……………今度はサトー皇帝のおでましか。
彼からしたら、戦争の時から弾頭みたいな扱いだった彼が死んで正直内心ホッとしているだろう。
ラインハルト、ヒューリッヒ、来た。
グラコス&ベントス先生も来た。
ベリアル、来た。
ルミア…も魔族の姿じゃない方でいつのまにやら居る。
ザック・リックとその付き添いか、姉のザック・バランが来た。
ドレイモルが来た。
いつぞやの……………魔物のリザードマンもこっそり儀場を覗いている。
結構色んな人が参列する葬儀となってこちらとしては一安心だ。
葬儀が終わった翌日、脱税に関わった疑いで即日逮捕、弁護人なしの理不尽裁判にかけられ島流しの刑を受けることになった。
絶対陰謀だ!と叫んだりしたいところだが、此方としては島流しは寧ろ願ったり叶ったり、さっさと樽なんか脱出して隣の大陸にでも渡ろうかと思う。
更に何日か後、大陸東端の港町モーゼに着くと、島流し用の樽じゃなくて幾らかグレードアップ?した樽でできた小さな船が私達を迎えた。
そう、『私達』である。
ここでイカれた?メンバーを紹介!
勿論くっついてくるだろうラミィに、それに捕まったラビラビ。
…と更に捕まったハレルヤきゅん♡♡♡
ハレルヤきゅんは分かるけど、何故ラビラビをチョイスしたのか…そういえば犬耳や猫耳よりうさ耳派だったかな、ラミィのやつ。
ラビラビはしきりに離せと叫ぼうとしているが、声が散らされ聞こえない。
力もラミィや私の方が強い、早々に諦めた方が身のためだぞ。
後からドラゴン娘達も棺を持ち出してついてくることだろう、そうしたらせめて…ヒノモトに本体の骨を埋めてやろう。
本体もあそこなら故郷を思い出して安らげるだろうからな。
つづく
魔王辺りのあれやこれやは後出しにしていくスタイル。
ここで永続的なキャラ投票のようなものをします(参考にするかもしれません)
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ザック・リック
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ハーマン・ルーン
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キャビアス・リール
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アウラウネ
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モリエール・ケイト夫人
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ドゴール・ウェット(正体は???)
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モリエール・ラミィ
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アサリ
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ティア
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ドレイモル
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グリフィン・リアン・クエス
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ハーピィ
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レオナルド
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アルニマ・ステラ
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イザヤ
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フェニックス・ララー
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ウィッチ・ド・アルバータ
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フェニックス・ドール
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ベリアル
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グラコス先生