妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった 作:泡沫幻想黒衣の人
神話の時代から幾星霜、数十億年もの間運命を収束させてきたシステム…自身の母が言うには『ニンフ(ようせい)』というシステムが破壊されたので、彼女…
ハイエルフのエルフは初めて外に出ることにする。
………外に出るといっても彼女のやることは変わらない。
また以前のように地上の観測をするのみ、見るだけではなく聞こえ、時には感情さえ読み取れる〝目〟で…。
アルバータの小屋
彼女………クエスは今の状況に混乱していた。
記憶が突如途切れたと思ったら………
目の前には彼(ラング)の遺体とそれにすがるようにして泣く妹…、そして不服そうなアウラウネを乗せた飛竜に、側にはシャッテ。
天啓よ、この状況の説明を………と思うも勿論天啓など降りてこない。
取り敢えずラミィをラングの遺体からゆっくり引き剥がし、渾身の謝罪をする。
彼を犠牲にしてしまったと…。
すると、アウラウネが別にいい、彼の選んだ結末だ…というので首を傾げつつ、仔細を聞いてみる。
アウラウネ曰く、クエスが死んだのを見て、ラングが固有スキルで自身の命をクエスに与えたと…。
?????
彼女は更に混乱する。
それはそうだ、彼女からしたら自分が死んだ事実などなく、彼を身代わりにした記憶だけがあるのだから。
その記憶のことを話すと、ラミィからの発言があった。
これは私の推測だけど…と保険をかけつつ話された内容によると、彼はクエスになんらかの形で殺されるかもしれないことを、何処かで予感していた。
だからクエスが家にいた時、クエスと2人きりになることだけはなるべく避けていた…。
そしてそんな彼のクエスに殺されるかもしれないというイメージが、何処かでクエスに与えられて、それで誤った記憶を記憶しているんじゃ…?と。
他にも聞きたいことがあるクエスは聞く、あの今は消えた、渦(特異点)のことだ。
アルバータが全てを飲み込むそれを発見し、ラングが有効活用しようと、魔王復活に合わせてクエスをここに連れてきた…。
そして魔王が復活…直後特異点によって消滅する刹那、ラングへの最後の抵抗という名の嫌がらせとしてクエスの命を奪った…。
その魔王の行いに対して、ラングがクエスに自身の命を与えた…???
アウラウネが話を纏めつつそう言うも、いまいち信じられないクエス。
彼女の心の中では未だ固有スキル【奪う】魔王=ラング固有スキル【奪う】なところがある。
魔王は必死にそこを切り離して、先ずは自身にとっての脅威、ラングを邪悪なものとしてクエスに殺してほしいと願っていたが、それは叶わなかった。
彼女は今後今の話を時間をかけて…ゆっくり理解していくことになる。
そして最終的に彼女は今までの話から自身で、ラングの固有スキルは【与える】だったのでは…?という結論にまで辿り着く。
徐々に絶望と悲しみの色に心を染めながら………。
エルフは続けて見ていく。
シャッテは帰りもどう?とアウラウネにいうも、アウラウネはラミィによってさっさと回収され、いつのまにかその場にいたアルバータに見送られ、ラミィと棺と共にぶっ飛んで行く。
それを見て唖然とするシャッテとクエス。
先に我に帰ったシャッテは、地下で倒れていたクエスをあそこまで運んだのは私なのと、取り敢えず話し始める。
まだ、自分が死んでいたということに現実味が湧かないクエスにとっては、その話さえいまいち現実味がないように思える。
アウラウネのことは、英雄の立場を使い、彼女の飛竜を使わせて欲しいと嘆願書を出して、シャッテと共にここへ飛んできていたという。
棺はというと、これもアウラウネに頼み込まれ、シャッテが用意した英雄クラスの活躍をした者を入れるための、高価な木材でできた豪勢なものらしい。
それらを話し終えた後、じゃあ私は帰るからと、飛竜に乗って、最高速で飛んで行くシャッテ。
彼女もアルバータに見送りを受ける。
クエスは………足がないので取り敢えずそこに丁度飛んできたモモコを見つめる。
モモコ「?」
可愛く首を傾げる彼女に微笑が漏れる。
この後みかねたアルバータが、何処からか調達してきたコカトリスを餌に、モモコに彼女を運ぶよう頼みこむのだった。
・・・、
城の自分の部屋に帰ってきたシャッテは、同居人の迎えを受ける。
隣国の王族、リオン王女である。
彼女はあの後順調に生気を取り戻して、捕虜扱いではなく、シャッテの特別な御友人として、彼女の元で一緒に暮らしていた。
ラングにとってみたら、喜びそうな展開だ。
彼女が生気を取り戻したのはひとえに、リオンが死んだら天国のブリリアント兄様が悲しむ!(ラミィ)せめて幸せを掴みとれ!(ラング)という…何故か心に残っている不思議な言葉があったからだ。
幸せ…それは…多分…男(パートナー)のことだろうとあたりをつけ、シャッテとともに、恋活をしているのが現在の彼女だ。
シャッテは帰ってくるなり、英雄アウラウネのお相手さんの葬儀はいつかと、彼女に聞いといてとメイドに伝える。
リオンは何があったの?と問う。
すると聞いたことのある…今は憎悪が少し無くなってきている彼の名前が出る。
彼が…、ラングが死んだ………何故だかそう聞いても彼に抱いている憎悪の割には、喜びの感情など少しもリオンの中には湧いてこなかった。
それを不思議に思いつつも、葬儀に行くなら付き添う旨をシャッテに伝えるリオンであった。
エルフはそこまで観測して、ほんの少し休憩を入れると、また観測を続ける。
彼女としては、そこまで大規模に多くの情報を見れるわけではないので、今後自分が知りたい全てを見れるのか、この時点で不安になってきていた。
彼女の意識の外では既に彼女は瀑布のダンジョンから出て、モリエール夫人邸へと足を運んでいる、馬ぐらいのスピードで。
そして朝6時ごろ、最高速で飛んで行くモモコらを見送り、そのあと2時間…システム破壊のために残ったゴルディは、システムを破壊しきった今、彼女の隣にいる。
不老不死の彼女にお守りは基本必要ないのに、ラングがゴルディに命令ではなく、頼み込んだ結果こうなっている。
だけど嫌われていた当人はもう死んでいるという…。
ここで永続的なキャラ投票のようなものをします(参考にするかもしれません)
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ザック・リック
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ハーマン・ルーン
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キャビアス・リール
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アウラウネ
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モリエール・ケイト夫人
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ドゴール・ウェット(正体は???)
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モリエール・ラミィ
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アサリ
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ティア
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ドレイモル
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グリフィン・リアン・クエス
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ハーピィ
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レオナルド
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アルニマ・ステラ
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イザヤ
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フェニックス・ララー
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ウィッチ・ド・アルバータ
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フェニックス・ドール
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ベリアル
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グラコス先生