妹にやらされていた乙女ゲー世界に転生したら序盤で死亡するクズ貴族だった   作:泡沫幻想黒衣の人

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 間の章はまだ続きます。


第7話 彼女の〝目〟が映すもの ⑥ あの時の事、あの時の糸(意図)

 ラングの葬儀3日前…

 

 アウラウネら、モリエール夫人邸の者達が慌しく葬儀場をおさえ、準備をし始めた頃…3人娘の中で1番見た目が可愛らしいキャビアス・リールはというと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 憲兵に捕まり、独房に入れられたある獣人と接触していた。

 

リールは、マリオネットが現れたあの場にいながら何が起こったのか分からないままなのは個人的に我慢ならず、そこで起こったあらましを彼女に聞きに来たのだ。

 

 マリオネットの配下として捕まったラビラビに…。

 

 

 彼女…ラビラビは、今サトー城は交通塔(憲兵らの本拠地)地下独房にて、宮廷魔術師達の作った念波発生妨害ヘッドギアをはめられ、鎖に繋がれていた。

 

 そこに面会が来たと看守がいうので、牢の外に顔を向けると、魔術堂で見た顔が…何しに来たのだろうと思うラビラビ。

 

 

リールはラビラビと2人で話がしたいと言い、看守をさがらせ、独房の鍵を預かり、中に入る。

 

 公爵家だからこそできるこの行為、一般の人がやれば打ち首もあり得る。

 

 リールは牢に入るや否や、周囲に集音用の糸を張り巡らせる。

 

この糸は漏れたらいけない話か、漏らしてもいい話か判断がつかない時に彼女がよく使う糸である。

 

 今回は話の展開の予想がつかなかったため張った。

 

牢に入るなりリールは早速本題を切り出した。

 

 あの魔術堂で起きたことを出来る限り知りたい、だから教えて…と。

 

 ラビラビはそれに対して、所在なさげに語り始める。

 

すぐにやられたから、期待に添えるか分からないとしつつ、マリオネット襲撃からの様子を知る限り彼女に伝える。

 

 戦いが始まってすぐに、ラビラビの意識自体は闇に落ちたのだが、彼女の視野の広い目だけはしっかり開いていて、戦いを捉え続けていた…。

 

気絶している様子のリールの身体はマリオネットに操られ、ラングと戦わされていた。

 

 マリオネットの人形にはその妹がつき、彼女の糸を捌いていた。

 

そのうち、ラングの方が追い詰められ始めると、急に位置を妹と交代、人形を破壊すると、リール対妹の戦いになっていたところに助けに入る。

 

 そうして全ての糸を吹き飛ばした妹の生んだ隙に、ラングはリールの…にウィップを侵入させる。

 

と、そこまで話したところで、リールがあらぬ声を出す。

 

 思わずラビラビが話を中断して彼女の顔を見遣ると、リールの顔は真っ赤っ赤だ。

 

一応、話の流れもあるので、したくもないフォローをラングに対してするラビラビ。

 

 その行動の理由がリールの体内に潜り込んだマリオネットのもう1つの本体、大きな糸の塊にあることを告げると、取り敢えず彼女は落ち着いた。

 

…いや、落ち着いていなかった、リールは急にドレスの裾を巻き上げて下着を下ろし、何かを確認し始めた。

 

 そこで、同性の前で、さらに薄暗闇だからと、人が来るかもしれないここでむやみに出していいはずはないと、ラビラビは若干呼吸を荒くし、顔を赤くしつつその行為を嗜める。

 

すると彼女は着ているものを急いで元の状態に戻した。

 

ラビラビは話を続ける…、

 

既に奴はラングのウィップによって引き摺り出されている、子のみやとと共に………。

 

 と話したとこで、またもドレスの裾を巻き上げ下着を脱ぎ、先ほどより入念に何やら確認しているリール………。

 

そうしていると当然彼女からは、潤滑剤が少しずつ垂れ始める…と、それを見たラビラビは我慢ができずに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 取り乱してしまった2人は、一旦冷静になろう…と話に戻る。

 

ラビラビは自分の痴態を恥じ、リールに謝りつつ、続きを話す。

 

 リールの…が大変なことになったので、ラングが何か、薬をかけ始めると、瞬時にリールの…は元の状態に戻った。

 

そのあと、彼の妹が下着を戻して、そのまま3人娘と私(ラビラビ)を守護する体勢をとる。

 

…と、彼は着替えて外に行ってしまい、何やら衝撃が伝わったあと、私は確り覚醒し、それから数十分、妹に監視され…やってきた憲兵に引き渡された…。

 

 リールは話し終わったような雰囲気のラビラビを見て、それで全部?とここで問う。

 

 ラビラビは全部話したという。

 

 リールはまだ話していないことがあると指摘する、謎の薬のことだ。

 

 それに対してラビラビは、薬や薬の出所等については知らないと言う。

 

 …そこで、世が広くとも、一瞬でとんでもないことになった自身の秘所を治した薬など、リールは1つしか思い浮かばないとラビラビに言う。

 

 御伽噺なんかにはよく出てきて、実物を買おうとするとオリハルコン貨幣1〜2枚はするという【エリクサー】…謎の薬はそれであろうとラビラビに自身の知識を提供する。

 

そんな貴重なものを何処かで手に入れて、私に使ってくれた???

 

 そう思い至った瞬間、ラングに対する急な申し訳なさがリールを襲う。

 

 そういえば………、私にもかけてくれた…、とラビラビ。

 

 首が飛んだと思ったら縫合されていて…縫合されているからかけてくれなくても大丈夫だったのに…エリクサー無駄遣いして…馬鹿だ。

 

 とラビラビが言ったのも束の間、リールはマリオネット討伐直後に目覚め、マリオネットの糸が消えていく光景を見ているので、

 

もしラングがラビラビにエリクサーをかけていなかったら…、現場にラビラビの頭が転がっているというショッキングな場面を目撃することになったかもしれないと震え声で話す。

 

 そこで、ここに来て漸く彼の意図に気付くラビラビ。

 

彼は、縫合しているマリオネットの糸が討伐後、消えることを予見してエリクサーかけてくれていたのだ。

 

 或いは、マリオネットを倒せずとも、寄生糸を排除する目的でかけてくれた…?

 

 と、ぶつぶつラビラビが1人で呟くようにして喋っていると…、

 

どちらにしても、ラビラビは彼に感謝しないといけない立場だよ…私と一緒だね…と、リール。

 

 ラビラビはその言にゆっくり、しかし大きく頷く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼女…リールが帰ったあと、ラビラビは看守等に許可を得て手紙を出す、自身のラングの葬儀への参列の是非を問う手紙を、彼の妹向けに…。

 

どの面下げて…と彼女に言われる可能性は…高い…。

 

 それでも死後になってはしまったが、どうしても彼に礼だけでも言っておきたいと思うラビラビなのであった。




 ラビラビちゃん…








^〜

ここで永続的なキャラ投票のようなものをします(参考にするかもしれません)

  • ザック・リック
  • ハーマン・ルーン
  • キャビアス・リール
  • アウラウネ
  • モリエール・ケイト夫人
  • ドゴール・ウェット(正体は???)
  • モリエール・ラミィ
  • アサリ
  • ティア
  • ドレイモル
  • グリフィン・リアン・クエス
  • ハーピィ
  • レオナルド
  • アルニマ・ステラ
  • イザヤ
  • フェニックス・ララー
  • ウィッチ・ド・アルバータ
  • フェニックス・ドール
  • ベリアル
  • グラコス先生
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